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オオツノシカ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

オオツノシカMegaloceros giganteus/大角鹿)は、200万年前〜1万2000年前(新生代第三紀鮮新世後期〜第四紀更新世末)のユーラシア大陸北部に生息していた大型のシカマンモス毛サイと並んで氷河期を代表する動物として知られる。和名はこの属の特徴である巨大なの後枝から。学名も同様に「巨大な枝角」を意味する。なお、日本で発掘されるヤベオオツノシカSinomegaceros yabei)は別属別種であり、単にオオツノシカと呼ぶ場合は大陸産の本種を指す。

概要

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最大のものでは肩高約2.3m、体長3.1mに達した大型のシカ。その名の通り巨大な角を持つ。角の差し渡しは最大3.6m以上、重量は50kgを超えるといわれる。この角を支えるため、首筋から肩にかけての筋肉が発達していた。この角は発情期において性的ディスプレイ及び闘争の手段として使われたと思われる。それによって傷を負い、動けなくなって餓死したと思われる個体の化石も発見されている。現生のヘラジカも大型の角を持つが、両者の類縁は遠い。

旧石器時代の壁画にかれらの姿が描かれている。おそらく人類の狩の対象になったと思われる。

分布

ヨーロッパからアジアの中北部に生息。特にアイルランドの泥炭地帯から多数化石が発見されている。そのため、かつてはアイルランドオオツノシカなどとも呼ばれた。氷河周辺の草地や疎林などで暮らしていたと思われる。

参考文献

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