キッコーマン株式会社(KIKKOMAN Corporation)は、食品メーカーの会社(日本企業)である。主に醤油・ウスターソース他の醸造調味料を主力製品としている。現社名は、前身各社の合同による野田醤油会社創立に際し醤油統一商標とした、前身の一つ、茂木佐平次家の用いた商標「亀甲萬」にちなむ[マナボウドットコム『キッコーマン中興の祖]。
概要
古くから世界展開を積極的に行い、世界100ヶ国以上で醤油を販売している。また、主力の醤油のシェアは高く、日本シェア30%、世界シェア50%である。特にアメリカ合衆国でのシェアは55%と高い。アメリカでは「Kikkoman」は日本の醤油(Japanese soy sauce)のブランド名として広く定着している。
日本拠点の半分以上が創業地である千葉県野田市周辺に集中おり、本社・主力工場は、千葉県野田市野田110のほか、日本に4か所(兵庫県高砂市荒井町新浜1-1-1,北海道千歳市泉沢1007-53)の工場を持つ。
醤油以外にも様々な事業展開を行っており、調味料、健康食品、バイオ事業、外食・中食事業、食料品卸売事業、コカコーラ事業と幅広く展開している。
2008年6月にコーポレート・ブランドを刷新。制定から20年以上使われてきたコーポレート・マークはこれまでの大文字(KIKKOMAN)から小文字(kikkoman)に変更し、ブランドカラーは赤からオレンジに、マークの右上には伝統の六角形のマーク(六角形の中に「萬」)が添えられている。製品に記載のコーポレート・マークは刷新後、これまで記載されていなかったパッケージ正面にも記載されるようになった。(製品によっては六角形のマークを用いない場合や従来のブランドカラーである赤を用いる場合もある。)
コーポレート・スローガンは2005年に食育スローガンとして制定されていた「おいしい記憶をつくりたい。」。このスローガンは日本国内向けで、海外では「seasoning your life」を用いる。
沿革
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1917年(大正6年) - 野田醤油株式会社並びに万上味醂株式会社設立。翌年に営業を開始。
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1925年(大正15年) - 野田醤油醸造株式会社、万上味醂株式会社、日本醤油株式会社を合併。しょうゆ2L瓶の発売を開始。
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1940年(昭和15年) - 全国における商標をキッコーマンに統一。(東京市場では1927年(昭和2年)に商標を統一。)
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1949年(昭和24年) - 東京証券取引所上場。
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1961年(昭和36年) - 良幸食品工業株式会社(現・日本ベルモンテ株式会社)、盛進製薬株式会社を設立。しょうゆ卓上びんを発売。
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1962年(昭和37年) - 利根飲料株式会社(現・利根コカ・コーラボトリング株式会社)、勝沼洋酒株式会社(現・マンズワイン株式会社)を設立。
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1963年(昭和38年) - 「デルモンテ」ブランドのトマトケチャップ、トマトジュースを発売。
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1964年(昭和39年) - マンズワイン発売。10月19日、キッコーマン醤油株式会社に社名変更。
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1970年(昭和45年) - 太平洋貿易株式会社に経営参加。
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1974年(昭和49年) - キッコーマン・レストラン株式会社を設立。
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1975年(昭和50年) - 当社1社提供テレビ番組「くいしん坊!万才」放送開始。(以降30年以上続く長寿番組となっている)
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1977年(昭和52年) - しょうゆ容器をペットボトル化(500ml。1Lは翌年より)
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1980年(昭和55年) - キッコーマン株式会社に社名変更。
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1981年(昭和56年) - 富士ゼロックス株式会社との共同出資により、千葉ゼロックス販売株式会社(現在は富士ゼロックスの100%子会社で、富士ゼロックス千葉株式会社)を設立。
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1983年(昭和58年) - 東京ディズニーランド内「ポリネシアンテラス」・「プラザレストラン」に企業参加する。「ガンバレ玄さん」発売(現在は生産終了)。
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1987年(昭和62年) - CIを導入。新スローガン「食の、あたらしい風」制定。
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1993年(平成5年) - 盛進製薬株式会社を吸収合併し、バイオケミカル事業本部発足。株式会社盛進を設立。
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1994年(平成6年) - 物流部門子会社の総武通運株式会社と野田物流サービス株式会社を統合し、総武物流株式会社を設立。
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1995年(平成7年) - 「本つゆ」発売。
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1997年(平成9年)
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* 10月31日 - 惣菜の販売を行うデリカスイトとの合弁により、キッコーマン・デリカスイト株式会社(現・キッコーマンデリカ株式会社)設立。
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2003年(平成15年)
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* 2月13日 - 「うちのごはん」シリーズ全国発売(関東地区では2002年2月より、関東地区以外の東日本(北海道を除く)エリアは2002年8月より発売開始)。
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* 6月 - しょうゆ原料を「非遺伝子組み換え大豆」に移行。
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2004年(平成16年) - ヒゲタ醤油株式会社、紀文食品グループ(紀文食品)と資本提携。
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2005年(平成17年)
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* 宝醤油を連結子会社化。
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* 5月 - 食育宣言を公表。食育スローガン「おいしい記憶をつくりたい。」制定。
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* 9月20日 - 家庭用容器(2Lびん)発売80周年を記念し、伝統製法と最新技術を融合した数量限定製品「キッコーマン本醸造しょうゆ 復刻版」を発売。
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2006年(平成18年)
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* 2月14日 - 「デルモンテ 植物性乳酸菌発酵野菜入り ラクベジ」を発売。
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* 4月1日 - 焼酎事業(『トライアングル』ブランドを含む)をサッポロビールへ譲渡。
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* 6月 - 株式会社紀文フードケミファを連結子会社化。
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* みりん部門を流山キッコーマン株式会社に分社化。
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2008年(平成20年)
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* 6月 - 新スローガン「おいしい記憶をつくりたい。(seasoning your life)」を制定し、コーポレート・マークを刷新。
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* 理研ビタミン株式会社と資本業務提携
主要商品
キッコーマン
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ブランドスローガンは「おいしいの、まんなかに。」。醤油をはじめとした調味料が中心。
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キッコーマンしょうゆ
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特選丸大豆しょうゆ
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丸大豆GABAしょうゆ
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本つゆ(濃縮つゆ)
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わが家は焼肉屋さん(焼肉のたれ)
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うちのごはん(和風料理の素)
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スープごはん(レンジ調理食品)
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デリシャスソース(ブラウンソース)
マンジョウ
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ブランドスローガンは「ひとつ上の、まごころ。」。みりんが中心
デルモンテ
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ブランドスローガンは「太陽を、おいしさに。」。トマトを使った調味料やジュース類が中心。
デルモンテ・紀文
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デルモンテと紀文が共同開発したコラボレーションブランド。
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Soytime(豆菜飲料)
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豆菜食房(豆菜スープ)
マンズワイン
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ブランドスローガンは「日本がおいしくなるワイン。」。国産ワインを扱う。
ヒゲタ醤油
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ヒゲタ醤油が製造し、当社で受託販売するブランド。
関連企業
主要グループ会社
| 国 | 企業 | 事業 | 設立 |
| 日本 | 北海道キッコーマン | 醤油、めんみなど | 2005年 |
| 平成食品工業 | つゆ類、たれ類など | 2001年 |
| 流山キッコーマン | 本みりん、みりん風調味料など | 2006年 |
| 日本デルモンテ | デルモンテ製品、ソース、トマト製品など | 1961年 |
| マンズワイン | ワイン、ブランデーなど | 1962年 |
| キッコーマン・レストラン | 直営レストラン | 1974年 |
| キッコーマンデリカ | 惣菜や弁当の製造・販売 | 1997年 |
| キッコーマン・マーケティングセンター | 店頭プロモーション・販売活動など | 1973年 |
| 太平洋貿易 | 食品の輸出入 | 1928年 |
| 利根コカ・コーラボトリング | 飲料の製造・販売 | 1962年 |
| 総武物流 | 物流事業 | 1994年 |
| 紀文フードケミファ | 豆乳飲料や食材などの製造・販売 | 1939年 |
| 宝醤油 | 醤油・調味料などの製造・販売 | 1941年 |
| アメリカ | KIKKOMAN FOODS, INC. | キッコーマンしょうゆ | 1972年 |
| JAPAN FOOD (HAWAII), INC. |
| JFC INTERNATIONAL INC. | 1958年 |
| KIKKOMAN INTERNATIONAL INC. | キッコーマンしょうゆ、テリヤキソースなど | 1957年 |
| KIKKOMAN MARKETING AND PLANNING, INC | 市場調査 | 1984年 |
| ドイツ | JFC RESTAURANT GmbH | 料理・飲食 | 1997年 |
| | rowspan="3"|キッコーマンしょうゆ | 1979年 |
| JFC INTERNATIONAL (EUROPE) GmbH | 1998年 |
| JFC Deutschland GmbH | 2004年 |
| シンガポール | KIKKOMAN (S) PTE. LTD. | キッコーマンしょうゆ、テリヤキソースなど | 1983年 |
| DEL MONTE ASIA PTE. LTD. | デルモンテ製品 | 2001年 |
| | rowspan="8"|キッコーマンしょうゆ | 2001年 |
| イギリス | JFC (UK) LTD. | 1992年 |
| フランス | JFC FRANCE S.A.R.L | 1996年 |
| カナダ | JAPAN FOOD CANADA INC. | 1973年 |
| オーストラリア | JAPAN FOOD CORP. (AUST) PTY.LTD. | 1986年 |
| KIKKOMAN AUSTRALIA PTY. LTD | 1992年 |
| メキシコ | JFC DE MEXICO S.A. DE C.V. | 1997年 |
| ニュージーランド | JFC NEW ZEALAND LIMITED | 2004年 |
| KIKKOMAN FOODS EUROPE B.V. | キッコーマンしょうゆ、テリヤキソースなど | 1996年 |
| 台湾 >| 統蔓股份有限公司 | キッコーマン及び統一ブランドのしょうゆ | 1990年 |
| 中国 | 昆山統万微生物科技有限公司 | 2000年 |
| | rowspan="2"|キッコーマンしょうゆ | 1995年 |
| 香港 | JFC HONG KONG LTD. | 1984年 |
提携会社
大株主
関連項目
豆知識
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アメリカ合衆国の大陸各州等では醤油(Soy Sauce ソイ・ソース(=豆ソース))のことを『キッコーマン』と言う場合もあるほど、代名詞的存在となっている。
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*但し、日系人の歴史が古く、また比率の高いハワイ州では、"Shoyu"(醤油)という名詞が一般的に通用するため、"Shoyu"の一ブランドとして有名ではあるが、醤油そのものの代名詞として『キッコーマン』と呼ぶ事はない。
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*アメリカ合衆国における食文化向上の貢献を称え、また同社の米国事業50周年を記念してアメリカ合衆国議会から感謝決議案が採択されている。
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卓上醤油注しのデザインはGKデザイングループ社長の榮久庵憲司によるもの。
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キッコーマン野田工場は工場見学が出来る。工場には現在の醤油作りの様子が見学できたり、醤油作りに使われていた道具を見ることが出来る。
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山陽電気鉄道本線の荒井駅〜伊保駅間には「キッコーマン踏切」があり、キッコーマン高砂工場は踏切のすぐそばにある。
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過去
脚注
外部リンク