読み込み中...

ギュルヴィたぶらかし

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(ギュルヴィと3人の神々。18世紀アイスランド写本SÁM 66』より。)

ギュルヴィたぶらかし古ノルド語アイスランド語Gylfaginning)とは、スノッリの『エッダ』を構成する作品の一つで、『エッダ』の第1部(正確にはこの前に『序章』が入るが)にあたる作品である。約20,000語から成る。

『ギュルヴィたぶらかし』では、北欧神話における世界の創造から滅亡、再生までの物語が、エッダ詩スカルド詩からの豊富な引用とともに語られている。現在一般によく知られている形の「北欧神話」は、その大部分をこの『ギュルヴィたぶらかし』に依拠している。

内容

初めの部分にはゲフィオンによる国引き神話が挿入されている。この事件ののち、アースの神々の力を知りたいと思ったスウェーデンギュルヴィは、ガングレリと名乗ってアースガルズルを訪れようとしたが、その事を察知した神々はギュルヴィ王に幻術をかけた。

ガングレリ(ギュルヴィ王)がヴァルハラの館に着くと、3人の男の前に通された。3人の男の名はそれぞれハール、ヤヴンハール、スリジといった。ガングレリは「この中に物識りはいないか」と尋ね、そしてガングレリと3人の男との間で問答が始められた。

ガングレリはまず「最も偉い神は誰であるか」と問いかけ、ハールは「それはアルファズル(オーディン)である」と答える。その後もガングレリは次々と質問を投げかけ、ハールらはその全てに答える。その内容は天地の創造、人間の創造、ユグドラシルについて、アース神とアース女神、フェンリルの捕縛、フレイゲルズの結婚、ヴァルハラについて、アースガルズの城壁建設、トールロキのウートガルズルへの旅、バルドルの死、ロキの捕縛、ラグナロクなど、多岐に渡ったものであった。

ラグナロクの後の世界再生の様子まで語り終えると、ハールは「これより先のことは誰も知らない。ここまでで満足せよ」と告げた。気が付くと、そこには館も人々もなく、ガングレリ(ギュルヴィ王)は何もない草原の上に一人立っていた。その後ギュルヴィ王は国に戻り、自身が見聞きしてきたことを人々に語ったとされている。

研究

スノッリはこの『ギュルヴィたぶらかし』の中で、古エッダに残る神話だけでなく、北欧の伝承からも範を取っている。たとえばナグルファルの材料となる死者の爪を切っておかなければならない、という部分などがその一例として挙げられる。

参考文献

関連項目

外部リンク

 読み込み中...

ブログレシピコミュニティお小遣いふくびき壁紙写真

Copyright(C)2008 GMO Media, Inc. All Rights Reserved.