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クランベリー

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

クランベリー (英語:Cranberry) とはツツジ科スノキ属Oxycoccos亜属に属する常緑低木の総称。北半球寒帯酸性沼地に見られる。

名前

ツル (crane) のベリー (berry) の意味。17世紀、イギリス系のアメリカ移民が名づけた。

ツルの好物であることからだが、花が開く前、花弁がツルのくちばしに似ているからだという説もある。

ニシン体積を測る単位クラン (cran、37.5ガロン) とは無関係である。

特徴

果実は非常に酸味が強く、生食には向かないが、菓子やジャム、クランベリージュースの原料となる。七面鳥の丸焼きに添える甘いクランベリーソースは、アメリカ合衆国カナダ感謝祭には欠かせない。

高さ10cm程度の矮小な低木で、枝は細く小さな常緑のをつける。はダークピンクで反り返った花弁をもつ。果実は小さく、中が数室に分かれた空洞になっており、熟すとピンク色から深紅に色づく。加工用など傷が付いてもさほど支障のない場合、クランベリー畑に木が完全に沈むほどまで水をはり、水中で木を揺すると果実が外れて水面に浮かぶので、大型機械で果実をすくい取って収穫する。なお、畑にはった水はクランベリーの木を冷害から守る効果もあるため、春まで水を抜かずにそのまま越冬させる。

クランベリーやクランベリージュースは頻尿に効果があるとされる。

種類

クランベリーには以下の4種類がある。

Oxycoccus

ツルコケモモ (Vaccinium oxycoccus) (Common Cranberry, Northern Cranberry)
北ヨーロッパ、北アジア、北アメリカ北部など、北半球の寒い地域に分布。葉は5-10 mm 。花は細く毛深い茎の先につき、ダークピンクで紫色の穂がある。果実は小さく薄いピンク色。
ヒメツルコケモモ (Vaccinium microcarpum) (Small Cranberry)
北ヨーロッパ、北アジアに分布。葉はツルコケモモより三角で花茎に毛はない。
オオミノツルコケモモ、ベアベリー (Vaccinium macrocarpon) (Large cranberry, American Cranberry, Bearberry)
北アメリカ北東部に分布。ツルコケモモより葉は長く10-20 mm ある。

Oxycoccoides

Vaccinium erythrocarpum (Southern Mountain Cranberry)
北米アパラチア山脈南部の高地と東アジアに自生する。

その他

同属のコケモモが英語でマウンテンクランベリー(mountain cranberry)と呼ばれることがあるが、リンゴンベリー(lingonberry)の方がより一般的である。

画像

Image:Colander.jpg|果実 Image:Vaccinum oxycoccos 120604.jpg|ツルコケモモの花 Image:Cranberrys beim Ernten.jpeg|クランベリーの収穫(ニュージャージー州) Image:Jonathan eastman johnson cranberry harvest.jpg|『ナンタケット島のクランベリーの収穫』、イーストマン・ジョンソン

関連項目

外部リンク

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