読み込み中...

グローバル・レスリング連盟

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

グローバル・レスリング連盟(-れんめい Global Professional Wrestling Alliance 略称:GPWA)は、プロレス団体の統一連盟のことである。

経緯

2000年代のプロレス界は、低迷するプロレス人気に反比例してプロレス団体が乱立しており、そのため興行が同一エリア・同一日時でバッティングすることも多く、決して健全とは言えない状態となっていた。そのためプロ野球に於いての日本野球機構(NPB)の様な、プロレス界全体を取りまとめる協会的な組織の必要性が長らく叫ばれていた。

また、かつては日本プロレス協会が存在していたのだが、そこから全日本プロレス新日本プロレスに分裂して以降、ジャイアント馬場アントニオ猪木の意向の違いなどから、両団体の交流は殆ど行われてこなかった(第三の団体・国際プロレスは両団体と交流していたが、1981年に崩壊している)。

このことから2006年8月、ZERO1-MAXを運営するファースト・オン・ステージ中村祥之社長(当時)が、友好関係にあるプロレスリング・ノア仲田龍取締役渉外部長に相談。対してノア側は、「海外戦略などは独自に行おうと思っていたが、プランとして重複する部分があるので、一緒にやろうと思った」とコメントし、統一機構設立への機運が一気に高まった(尚、プランを考案した中村は「不要な争いを排除し、協力できる部分は協力していきたい。それがプロレスの発展になる。3月から各団体と交渉してきた」と述べている)。

こうして2006年9月12日にグローバル・レスリング連盟(GPWA)は正式に発足した。初代会長には三沢光晴・ノア代表取締役社長が就き、事務局長はFOS代表の中村が務めることとなった。また理事は各加盟団体の所属選手の持ち回りとなり、活動資金は加盟団体から出資するわけではなく、GPWA独自で興行などを開き、その利益をプールする形となった。同時に正式な本部の場所が決まるまでの間、FOS事務所を仮の本部とすることも発表された(ちなみに連盟オフィシャルサイトは、大阪プロレスプロレスリング・エルドラド健介オフィスのサイトを手がけたライブドアが制作している)。

GPWAはその設立意義からも、将来的にはプロレス界のコミッションとして活動することが目標となっており、プロレス界念願であった統一機構をGPWAが担うことになるのでは、という意見も多い。

また、かつては「日本プロスポーツ協会(JPSA)」(プロ野球大相撲Jリーグなど日本を代表するプロスポーツ連盟・協会が加盟している)に加盟していたプロレス界であったが、1990年代に全日本・新日本両団体が脱退してからは加盟団体が無く、プロレス界は孤立してしまっている。このことを憂い、プロレス界を総括する連盟の必要性を訴えてきた元プロレスラーで衆議院議員馳浩は、GPWAの設立を歓迎しており、三沢会長や仲田・中村の両首脳らと話し合い、陰ながら支援していくことを表明している(ちなみにJPSAの会長は森喜朗であり、馳は森の流れを汲む町村派に属している)。

共同興行第一弾が、2006年11月14日に後楽園ホールに於いて行われた。中継権を得た日本テレビが当日、CSチャンネル日テレG+にて生中継した。地上波でも通常のノア中継とは枠を変更して深夜放送された。大会は主に各団体の提供試合をはじめ、各団体が推している若手選手を中心にしたカードが2〜3組まれており、次世代プロレスラーをプッシュすることが大きな要素となっている。

2007年5月5日から二日間、ディファ有明に於いて「ディファフェスタ」を行い、その中で第3回となるディファカップが敢行された。

以降、連盟としての活動は一切発表・開催されてはいない。

各団体・選手がGPWAの加盟・非加盟に囚われない交流を進めている事からその機能は形骸化している。

主な事業プラン

  • 各団体の興行日程(日時バッティングを避ける。例として、A団体が日本武道館で興行を行う際、B団体が両国国技館で興行を行い、ビッグマッチがバッティングすることがあるため、そのようなことを避ける)の調整
  • プロレスラーとしてのライセンス発行
  • プロレス団体としてのルールの統一(現在、各団体によって、リングアウトカウントやタッグマッチのタッチ制の有無など、多種多様に行われている)
  • 選手の現役引退後の活動支援
  • 新人選手の合同トライアウト(入団テスト)
  • 独自に道場を持たない団体への、共同道場の設立
  • 大会の共同開催

参加表明団体(2007年5月12日現在)

日本(カッコ内は名義人)
個人参加(日本)
海外

備考

  • 国内の参加団体は全て首都圏を拠点とする団体で、現在のところ地方を拠点とする団体は加盟していない。連盟の事業プランのひとつである「興行日程の調整」が必要とされる会場が首都圏に殆ど限定されている事、「ライセンスの発行」がネックとなっている事などが原因とされている。
  • 新日本プロレスは、自力再建中を理由に参加見送りを表明している。但し、「新日主導でなら入ってもいい」とも話したことがあること、関係断絶中のノアが主導する組織であることから加盟は難しいとの見方が大勢であるが、サイモン猪木が社長職を辞任した事により、アントニオ猪木の新日における影響力が薄くなれば状況は変わる可能性はある。
  • 全日本プロレスは、『(2006)年内のスケジュールは埋まってしまっていて、年内の参加は無い』と発言していたが、2007年春現在も未加盟であり、恩讐は薄まったとは言えノアとの分裂の経緯や武藤敬司社長が乗り気でないことから加盟は難しいと考えられる。しかし2007年夏にはGPWAを支持する馳浩がPWF3代目会長に就任したことから、今後の動向が注目される。
  • 事務局長の中村祥之が運営参加し、ZERO1-MAXも協賛している「ハッスル」は未加盟であるが、運営母体がDSEからハッスルエンターテインメントへと変わっており、今後動向が注目される。
  • 無我では代表取締役の藤波辰爾が参加に前向きであるものの、西村修田中秀和の「大のインディー嫌い」が災いし、数多くのインディーが参加しているGPWA自体への参加を嫌がっていることや、同団体を推しているプロレスライターの安田拡了がノア主導の連盟加盟に大反対していることもあり、団体としての参加は見送っている。ただし、所属選手の竹村豪氏が第3回ディファカップに出場、吉江豊がZERO1-MAXに、長井満也がDDTに参戦するなどしており、また藤波&西村組のノア参戦(2007年9月9日日本武道館)も決定するなど、個人レベルでの活動や加盟団体個々との交流に制約は設けていない模様。尚、西村が無我を離脱した事により状況が変わる可能性もあり、今後の動向が注目される。
  • 参加を見送った大日本プロレスみちのくプロレス大阪プロレス等からは公式の声明はないが、この先も各団体への呼びかけを行う予定であると中村は述べている。
  • アパッチプロレス軍は、前身のWEW→冬木軍プロモーションの創設者である冬木弘道とノア社長・三沢光晴との深い繋がりからファンの間では参加濃厚と思われていたが、代表である金村キンタローが参加否定の声明を出している。こちらも全日同様、関係の深まった新日への配慮という説もあるが、金村はインディー魂を理由に挙げている。
  • DRAGON GATEもGPWAへの公式声明は無いが、犬猿の仲であるプロレスリング・エルドラドが加盟していることから団体加盟は100%参加はあり得ないと言える。しかし、加盟団体であるノアやROHとは比較的友好的であり、個人として2006年末、DDTやKAIENTAI-DOJOなどが実施したインディーサミットに所属選手の望月成晃が出場しており、限定的に関連の興行への参加は有り得ると考えられる。

関連項目

外部リンク

 読み込み中...

ブログレシピコミュニティお小遣いふくびき壁紙写真

Copyright(C)2009 GMO Media, Inc. All Rights Reserved.