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ケイマン諸島

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ケイマン諸島(ケイマンしょとう、Cayman Islands)とは西インド諸島を構成する諸島の一つ。イギリスの海外領土であり、グランドケイマン島ケイマンブラック島リトルケイマン島の3つのからなる。人口は41,934人(2002年)で、首都ジョージタウンである。

歴史

1503年5月10日、クリストファー・コロンブスの4度目の航海中に発見された。無人島であり、岩と間違えるほど沢山の海亀がいた事からスペイン語で海亀を意味するラス・トルトゥガス(Las Tortugas)と命名された。しかし発見当時アメリカワニも多く生息していた事から、カリブ・インディオの言葉でワニを意味するケイマナス(Caymanas)と言う名で呼ばれるようになり、それが現在の「ケイマン」の名の語源になっている。1655年にオリバー・クロムウェル率いるイギリス海軍がスペイン領だったジャマイカを奪い、1670年、マドリード条約でジャマイカとともにイギリス領となった。ケイマン諸島の最初の住民はクロムウェルの海兵や難破船の船員と言われている。その後、海賊がケイマン諸島に侵入し、ケイマンブラック島にある洞窟に財宝を隠したと言われ、ロバート・ルイス・スティーブンソンが書いた宝島のモデルにもなったと言われている。1961年に西インド連邦が結成され、1962年にジャマイカが独立するまでは、ジャマイカとケイマン諸島は一つの植民地として統治されていた。2004年、ハリケーン・アイバンにより被害を受けた。

政治

ケイマン諸島は自治権を持っており、18歳以上の者に対して選挙権がある。議会は4年ごとに改選される。総督は、スチュワート・ジャック(Stuart Jack)である。社会政策は全くと言っていいほど充実しておらず、福祉国家以前の夜警国家であるなどと言われることもある。

地理

Wikipedia画像へのリンク(西からグランドケイマン島、リトルケイマン島、ケイマンブラック島)

ケイマン諸島はジャマイカから北西約30Kmに位置し、グランドケイマン島(195.85Km2)、ケイマンブラック島(36.26Km2)、リトルケイマン島(25.9Km2)の3つのサンゴ礁の島からなる。

経済

記事ケイマン諸島の経済も参照のこと
ケイマン諸島は西インド諸島の中では生活水準が高い。主要産業は観光で、古くからスキューバダイビングの名所として知られる。タックス・ヘイヴンであるためオフショアバンキングも盛んで、ここに資産運用会社や特別目的会社(SPC)を置く海外の金融業も多い。しかし課税回避やマネーロンダリングにケイマン法人が使用される事も多いため、OECDはケイマン政府に対し、透明性と実効ある情報交換を2005年までに実現するよう要求している。 ちなみに、マネーロンダリングを題材にしたジョン・グリシャムの小説『ザ・ファーム 法律事務所(:en:The Firm (film) )』ISBN 489407169X に、同諸島がタックス・ヘイヴンとして登場している。

交通

空港はグランドケイマン島のオーエン・ロバーツ国際空港がある。ケイマンブラック島にもジェラルド・スミス空港という空港がある。リトルケイマン島は一般の道路が滑走路代わりに使われており、小型機でしか着陸できない。

住民

多くは、イギリスの白人とアフリカ系黒人との混血ムラートで、50%を占めている。後は、黒人が30%、白人が20%である。宗教はキリスト教プロテスタントが85%を占める。公用語英語

関連項目

外部リンク

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