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ケシ科

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ケシ科(けしか、Papaveraceae)は双子葉植物に属する科でケシヒナゲシハナビシソウなどを含む。大部分草本で一部は低木。は複葉または切れ込みのある単葉。は放射相称、がくは2または4枚、花弁は4・6・8枚、またさらに多数のもの、あるいは全くないもの(タケニグサ)もある。雄蘂は多数がらせん状に付くものが多い。子房は2ないし多数の心皮からなり、放射状の柱頭が直接子房に乗る。果実は蒴果。多くは乳液(白〜赤色)を含む。麻薬原料のケシを初めとして各種アルカロイドを含み、有毒の種も多い。23属200種ほどからなる。日本にはタケニグサクサノオウヤマブキソウリシリヒナゲシなどが自生し、ナガミヒナゲシアツミゲシなどが帰化している。

近縁な群としてケマンソウ科コマクサムラサキケマンなど)があり、これをケマンソウ(キケマン)亜科として含める場合もある(新エングラー体系など)。クロンキスト体系ではこの広義ケシ科をケシ目としている。

花の形態が、キンポウゲ科に類似する(子房が多数の心皮からなり雄蘂も多数ある)ものと、フウチョウソウ科アブラナ科に類似する(雄蘂が少数で子房が2心皮からなる)ものがあるため、ケシ科はこれら2つの群を進化的に結ぶものと考えられてきた(そのため新エングラー体系ではアブラナ科などもケシ目に入れている)。しかし近年の分子系統学的研究から、アブラナ目とは直接は関係ないことが明らかになり、APG植物分類体系ではケシ科をキンポウゲ目に入れている。

Wikipedia画像へのリンク(ハナビシソウの一種、Eschscholzia glyptosperma)
Wikipedia画像へのリンク(ヒマラヤの「青いケシ」
Meconopsis betonicifolia)

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