読み込み中...ケルト神話(けるとしんわ)とは、アイルランド、ウェールズのケルト人に伝わる神話群。いくつかある神話群の集合体であり、時期や主人公が相異する。
エリン島(アイルランド)に訪れたいくつかの種族の物語である。物語の中心となるのは女神ダヌ(Danu)を母神とするトゥアハ・デ・ダナーン(Tuatha De Danann)ことダーナ神族。日本で一般にケルト神話と呼ばれるのはこの物語である。
また、多くの神話が、このダヌの子達とフォモール族の女神ダヌムの子達の戦いを描いている。
モリガンは古代ケルト-アイルランドの三位一体の戦いの女神である。彼女の集合体はモリガンとして知られている。しかし、彼女の神性も以下の3柱と関係する。NemhainとMachaとバドゥヴ(Badb)、(他の中では、共通の名前は省かれる)。
それぞれ3柱は戦闘で違う面を見せる。彼女はTrain Bo Cualingeの中ではほとんど共通の関係だと知られている。この中で彼女は主人公クー・フーリンを助けたり、邪魔したりする。そして、「Cath Maige Tureadh」 の中では、詩人で魔法使いで権力者という役割を演じ、ダーナ神族に勝利をもたらす。彼女(達)はほぼ毎回カラスもしくはオオガラスとして描かれる(その場合はバイブ・カハ(Badhbh Cath)と呼ばれる)。しかし、多くの形に変形もできる。例えばウシ、オオカミ、ウナギなど。
イルダーナ(Il-Dana)やドルドナ(Dordona)など、「全知全能」を意味する名で呼ばれる場合もある。
女神ブリギッド(Brigid)、ダグザ(Dagda)の娘、Tailtiuやマッハ(Macha)のような自然神、馬の女神エポナ(Epona)、男神を含み鍛冶の神で不滅のビール醸造者のゴヴニュ(Goibniu)。
ミレシア一族がダーナ神族を破り、アイルランドを制覇した後の物語である。英雄クー・フーリン (Cu Chulainn)の物語が主。他に、災いをもたらす女デアドラの物語など。アーサー王物語もこれに区分される。
アルスター伝説から3世紀ほど後のもので、フィン・マックール(Fin mac cumhail)から三代続く、フィアナ騎士団の物語群である。フィン・マックールとは、クールの息子フィンという意味で、フィンには美しい、の意がある(フィンは肌が白く金髪の人をあらわす。英語のフェア fair という単語の元になった)。
フィン・マックールはヌァザの孫娘ムィルナとフィアナ騎士団の団長クール(Cumhail)との間に生まれ、ディムナと名付けられるが、父は彼の生まれる前にライバルのゴール・マック・モーン(Goll mac Morn)に殺される。ムィルナはフィン・マックールを信頼できる二人の女性に預け、フィン・マックールは森の中で英才教育を受けて育つ。
フィン・マックールはボイン川近くで出会ったフィネガスの弟子となる。7年経ち、もうすぐ成人しようというとき、フィネガスに命じられ、食べたものにあらゆる知識を与えるという知恵の鮭・フィンタンの調理を行う。鮭を調理してもってきたフィンをみたフィネガスは、彼の顔つきが変わったのを見咎めて、鮭を食べたのかと質問すると、フィンは食べてはいないが調理中に鮭の脂が跳ねて親指を火傷したので口に含んだと答える。その後、彼は困ったときに親指を口に含むとたちまち名案が浮かぶようになった。彼は後にゴールへ復讐を果たした、また一説によればゴールを許し、配下に迎えたという。
ウェールズの吟遊詩人の口承に基づく物語群。アーサー王の物語として日本でも広く知られている物語を含む。文字による記録は、現存する最古のものでも13世紀頃のもので、そのままを古代からの伝承と受け取る事はできないが、「魔力を持つ切り落とされた首」などの点で、アルスター伝説との共通性、更には大陸のケルト人が残した彫刻から推測される「首への強い執着」との関連性等が認められる。
主な資料となっているのはマビノギオンであり、これは中世ウェールズ語の写本が原典となっている。シャーロット・ゲストが19世紀に初めての完訳を行った際にタイトルにしたものが定着したのであるが、この根拠となった写本に1カ所だけ存在する「マビノギオン」という言葉は写本の誤写によるものと現在は考えられている。(他ではマビノギと記述されている)(マビノギオン、マビノギ四枝を参照)なお、この物語群をベースとした世界観を持つオンラインRPG「マビノギ」がある。
アリアンロッド(Arianrhod)、ケルトの主神ダヌ(ウェールズの地母神、ドンとも呼ばれる)の娘。月の女神で銀の車輪という意味の名を持つ。時のシンボルでもあり出産にも関与する。ウェールズ人が崇拝した北かんむり座の守護神。
プゥイール(Pwyll)、ウェールズ南西にある、ダベッドの君主でウェールズの英雄とも言える存在。知恵という意味の名を持つ。アンヌン(地下にある妖精の国)の王であるアラウンを助けてアラウンの宿敵ハフガンを討つ。後にリーアノンと出会い結婚する。彼女との間にプリュデリという子供がいる。
リーアノン(リヒアンノン、フリアンノン、Rhiannon)、月と馬の女神で偉大なる女王という意味の名を持つ。金髪で美しい女性、忠実な白い雌馬に乗り死者の魂を地球から死後の世界へと導く。プゥイールの妻となり彼が死ぬまで幸せに暮らす。その後マナウィダンと結婚する。
マナウィダン(Manawydan)海神フリール(Llyr)の息子。マナナーン・マクリール (Manannan mac Lir)とも呼ばれる魔術師。
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