ケンタッキーフライドチキン(
英語 : Kentucky Fried Chicken)は、
フライドチキンを主力商品とした
ファストフードの
チェーン店の名称、及びその
ブランド名。
日本法人は日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社。
概要
世界規模で展開し、世界で初めてフランチャイズビジネスを創始した。現在はペプシコーラからスピンオフしたヤム・ブランズの傘下。
日本法人は、1970年に米国法人と三菱商事の合弁で設立された。2007年に米国法人が日本法人株の大部分を三菱商事に売却したため、三菱商事の連結子会社となった。日本法人は、ヤム・ブランズからのライセンスによりピザハットも展開している。
カーネル・サンダース(本名: ハーランド・サンダース、1890年生 - 1980年没)によって1939年に考案されたフライドチキンの調理法があり、使用される調合スパイスの種類(一部公開)と調合率はごく一部の人にしか知られていない。この調理法はカーネルサンダース考案の頃から全く変わっておらず、60年以上同じ味を維持し続けている[カーネル・サンダースが直筆で書いたレシピは過去68年間本社から動かされることがなかったが、セキュリティの近代化に伴い、そのレシピも新たな場所へと移動された(カーネル・サンダースもびっくり、超厳重なケンタッキー・フライドチキンのレシピの移動 ライブドアニュース 2008年9月11日 より)。]。
1991年、米国法人の正式名称が「ケンタッキーフライドチキン」から「KFC」に変更された。これはイメージ戦略の一環であり、主力商品のフライドチキンからの多角化を計り、消費者の健康志向に応えて「Fried」(揚げ物)の持つ不健康なイメージを払拭し、名称を短縮して若年層の感性にアピールするという3つの狙いがあった。なお、カナダのケベック州ではフランス語の名称の頭文字を取って「PFK」(Poulet Frit Kentuckey)と称する。フランス国内では「KFC」と称している。また、日本国内では「ケンタッキー」という略称も用いられている。
鶏肉を揚げる際、圧力釜を使用するが、これは特製であり、家庭用の圧力鍋で代用することはできない。なぜなら、日本国内で販売されているどの家庭用圧力鍋でも、それをフライに使用する行為は、その製品に付属の取扱説明書で禁止されているためである(理由の詳細は圧力釜の項を参照)。
立像
KFC店舗前に据えられているカーネル・サンダースの等身大人形を立像という。フライドチキンそのものに馴染みのなかった日本において、ケンタッキーの店舗をアピールする目的で発案され、現在ほとんどの店舗前に置かれている。日本国外のケンタッキーフライドチキンでは一部アジア地域に存在する。そのため本国のアメリカではサンダース立像はあまり知られておらず、日本を訪れたアメリカ人には興味深いディスプレイとなっている。かけている眼鏡は福井県鯖江市で製造されており、度が入っている。カーネル・サンダース像も参照のこと。
日本ケンタッキー・フライド・チキン
沿革
地域性
沖縄県
ケンタッキーフライドチキンの都道府県別の県民1人あたり消費量は沖縄県が大変高い。これはアメリカ軍による占領の歴史やその後の基地の存在、これによるアメリカ人の顧客の存在(米軍基地内にKFCの店舗は存在しない)や、他都道府県と違い、贈答品や結婚式の引出物として使われたりするなど独特な商品の活用方法があるなどの理由が考えられているが、そもそも何故そのように活用されるようになったかは社内でもよくわかっていないと渡辺社長(2006年5月現在)はテレビ番組で言及している。またすでに閉店しているが、奥武山店ではバイキングも実施していた。
大分県
沖縄とは対照的に、大分県北部地方(中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市・杵築市)にはケンタッキーフライドチキンの店舗がほとんど無く、消費量が少ない。これはこの地方の人々が鶏の唐揚げ好きで、「中津風」(にんにく入りの調味液に漬け込んだ濃い目の味)の唐揚げが人気があり、唐揚げ屋が多数存在することや、店の間での競争が激しく、価格面でケンタッキーに他店との対抗の余地が無いことが理由に挙げられる。またとり天(鶏肉に天ぷら衣をつけて揚げた大分県の郷土料理、カボスポン酢をつけて食べるスタイルが一般的)が弁当のおかずなどとして非常にポピュラーであることも考えられる。以前中津市内に出店したことがあったが、業績不振で一時撤退を余儀なくされた。しかしケンタッキーは2007年に再度、中津市内のゆめタウン中津に出店した。現在でも全国で1,100店以上を展開している中で、大分県内のKFCの店舗数はわずか8店(2008年7月現在)に留まっている。
略称
主要メニュー
レギュラー
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オリジナルチキン
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カーネルクリスピー(骨なし)
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チキンナゲット
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ボンレスチキン
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サンド
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* チキンフィレサンド
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* 和風チキンカツサンド(当初は「クリスピーチキンフィレサンド」の名前で発売)
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* ツイスター(カーネルクリスピーをレタスやソースと一緒に小麦粉のトルティーヤでくるんだもの。期間限定で様々な味のバリエーションがある)
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サラダ
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* コールスロー
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* コーンサラダ
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フライドポテト
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ビスケット(形状や風味がスコーンに類似している)
期間限定
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アジアンスパイシーチキン
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ケイジャンホットチキン
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胡山醤チキン
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五香醤チキン
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香り揚げ醤油チキン
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金黒ごまの鶏竜田
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レッドホットチキン(かつて「辛口チキン」の名でレギュラーだった。一時期ハバネロパウダーを添付していたことがある)
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レッドホットキング(レッドホットチキンのレッグVer. これには必ずハバネロパウダーがついてくる)2007.6.14〜
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ガーリックペッパーチキン
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ゆず辛チキン
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フリフリポテト(さまざまな味が期間限定で発売される)
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チキンポットパイ(季節限定)
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チキンサラダボール
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デザート(マンゴープリンフラッペもその場で存続)
他にクリスマスシーズンに予約限定のメニューがある。
サンド・ハンバーガー類の単品の値段が高く、子供向けのスマイルセット以外にセットが500円以下になるものは1つもない(500円以下のセットがあった時期もあった)。
地域・店舗限定
その他
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キャッチフレーズは「It's finger lickin' good.」。1970年代のテレビCMでは「指まで舐めちゃうおいしさです」と訳されていた。
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毎年6月にニワトリの供養(ブロイラー感謝祭)を行っている(2006年7月5日放送フジテレビ系トリビアの泉より)。
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KFC日本進出当初は、アメリカ産のチキンを使用していたが、この時にアメリカで人気のないダークミート(下半身の肉、サイ、ドラム)を日本に送って使用していた。これが日本人の好みに合い、店舗数を急増させたとも言われている。なお、現在は日本国産チキンを使用しているため、仕入れ段階での部位の偏りはない。
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KFCでは、揚げ油に保存性の良いショートニングを使用してきた。ショートニングに多く含まれるトランス脂肪酸は人体に有害であるという世論の高まりから、KFC社は米国などで消費者団体から提訴されており、2006年10月30日、米国本社は2007年4月までに北米でのショートニングの使用を取りやめると発表した
[KFCもトランス脂肪排除へ 海外健康食品情報速報(情報源:ヘルスビジネスマガジン社) 2006年11月1日、朝日新聞 2006年11月2日]。米国本社でさまざまな代替品を検討した結果、遺伝子組み換えの低リノール酸大豆油が本来の味覚にもっとも近いということで採用される見通しである。なお、日本KFCでも独自に昨年からトランス脂肪酸の少ない食用油への切り替えを進めている。今後日本において米国と同じになるかどうかは不明である(日本においては、ショートニングよりも、遺伝子組み換え大豆への抵抗が大きいため、同等品が採用される見込みは低い)。
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アメリカにはKFCの食べ放題を展開している店舗がある。店舗により多少違いはあるが値段は7ドル程度である。オーストラリアでも一部に10ドル程度で実施している店舗がある。日本でも一時期実験的に数店舗で行われていた時期があるが、現在では大阪府箕面市の小野原店のみが行っている。その小野原店でも店内改装とともにバイキングの規模が縮小され、コールスロー、ビスケットの食べ放題を廃止している。なお小野原店でのみパスタや米飯なども用意されている。
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一時、味付けの秘密は、11種類のハーブとスパイスによるものとCMなどで説明されていた。これに対してジャーナリストのウィリアム・パウンドストーンは調査を行い、自署「BIG SECRETS」の中でその時点においてはハーブは含まれておらず、調味料は塩と黒コショウとグルタミン酸ソーダだけであったとの結論を導いている。
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2007年3月、中国北京市内の店で販売されていたチキンから発癌性の疑いが強いスーダンレッドが検出され、一部商品の製造販売が中止された。これは、スーダンレッドがチキンの味付けに用いられていたチリペッパーの着色料として使われていたことに原因があり、中国国内の店舗網だけの問題であった(ケンタッキーだけを狙い撃ちした措置ではなく、同じ製造元の唐辛子を利用していた数十社の業者にも製造中止等の措置が行われている)。
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2007年5月31日 東京都内と茨城県内の2店舗でコールスローにガラス片が混入し、客が負傷していたことが判明。この日より該当228店舗で関連商品の販売を数日間取り止めた。
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2007年12月5日、元アルバイト店員の少年が、自身のmixi日記上で「店内でゴキブリを揚げた」と書いたことが発覚し、インターネットで騒動になった。発端の日記は吉野家店員による「テラ豚丼」動画騒動の関係者が処分された報道を受け書かれたものと考えられたが、同様の記述がそれ以前にもあった。同日にITmedia、産経新聞等のメディアで上記のゴキブリ事件が取り上げられ、Yahoo!ニュースTOPページにも掲載された。同月6日、日本KFCは「5日夜に本人が保護者、学校関係者同伴で『いたずらで嘘を書いた』と謝罪に来たので、よって事実無根」と発表した
[ネット投稿に対する当社の対応について 日本ケンタッキー・フライド・チキン公式]。しかし日本KFCでは、「それに対する検証や衛生検査は一切行わない」と発表していることから消費者からは疑問の声が上がった。騒動の原因となった元アルバイト店員の少年は、社会的責任を取り高校を自主退学している。
脚注
関連項目
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クリスマス時期になると店内で音楽が流れる。夏場のCMで山下達郎の『さよなら夏の日』が使用されたことも。以前はクリスマスバーレルパックの景品CDとして付いてきたことがあった。山下達郎は同業他社であるミスタードーナツのCMソングを手がけ、現在も店内有線にて流されている。
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年2回販売される限定商品「レッドホットチキン」のCMキャラクター。
外部リンク