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ゲームギア

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ゲームギアGAME GEAR)とは、セガ・エンタープライゼス(現:セガ)が1990年10月6日に発売した携帯型ゲーム機。発売時の価格は19,800円。

概要

ゲーム機としてのハードウェア性能は、解像度が低い事と発色数が多い事以外は同社のセガ・マークIIIと概ね同等。そのため、ラスタンサーガミッキーマウスのキャッスルイリュージョン等、海外MASTER SYSTEM用のものをそのまま発売したソフトもある。

オプションのTVチューナーパックを使用して携帯テレビとして使用可能なこともセールスポイントだった。

仕様

  • CPU…Z80A(3.58MHz)
  • RAM…8KB
  • VRAM…16KB
  • * スプライト…8 × 8ドット、最大64個
  • 液晶…バックライト付き 3.2インチ STNカラー液晶
  • * 画面解像度…160 × 144ドット
  • * 同時表示色数…4096色中32色(ゲーム時)/ 4096色(テレビ時)
  • サウンド機能…PSG 3ch + ノイズ 1ch
  • 拡張端子…1個 対戦ケーブル取り付け可
  • ROMカートリッジスロット…1個
  • 使用電源…単3アルカリ乾電池(6本)、ACアダプタ、充電式電池等
  • * 連続使用時間…約3〜4時間(アルカリ乾電池使用時)
  • 外形寸法…幅 210mm × 高さ 113mm × 厚さ 39mm

その他

発売当時、市場で先行していた任天堂ゲームボーイに対抗してカラー液晶を採用。テレビCMではイッセー尾形が「君のは白黒?」と語る間接的な比較広告が話題となった。

本機のカラー液晶は、
  • 消費電力の大きいバックライトが必須だったため、電池の持ちが悪く、連続稼働時間が短い。アルカリ乾電池6本で約3時間程度しか持たなかった。
  • 電池を大量に搭載するため本体のサイズが大きい。
  • 液晶自体のコストが高く、本体価格も高価。
  • 透過型液晶のため、明るい場所では見づらい。
  • STN液晶のため発色は今一つで、かつ残像が酷くリアルタイムゲームはプレイしづらかった。

といったデメリットがあった。当初『コラムス』などが発売されたが、これらの理由により幅広い支持は得られなかった。

市場が沈みかけた矢先に、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』や『ぷよぷよ』の移植などで持ち直す。また、希望小売価格を下げ、ソフト1本をセットにした「ゲームギア・プラス1」等を発売、カラーの携帯型ゲーム機としては手頃な価格になったことから一定の支持を得た。結果、普及台数の割には長期間といえる1996年12月まで、新作ゲームの供給は続けられた。1996年3月以降はHE事業部からトイ事業部に移管し、機器名称をキッズギア (KID'S GEAR)に変更。アニメ版バーチャファイターのキャラクターを配した本体や、『ドラえもん』、『怪盗セイント・テール』などのキャラクターゲームを発売するなど低年齢層に焦点を当てた販売戦略を取った。

しかし当時、携帯ゲーム機業界自体が低迷していたこともあり、ゲームギア自身の後継機は登場しなかった。海外ではNomadという名で携帯機版メガドライブが出ているが、日本では発売されなかった。

ポケットモンスター』の爆発的人気により携帯ゲーム業界が息を吹き返すのは、ゲームギアが市場から殆んど消え去っていた、1997年以降のことである。

なお、正規の利用法ではないがファミコン用のACアダプタが同規格なのでそのまま流用できる。電池の持ちが良くないことからこれを利用したユーザもいたようだ。

オプション

名称備考
TVチューナーパックアンテナ、ビデオ入力端子付き。発売時期により二種類あり、後期型はオートチューナー。
ビッグウインドー拡大鏡。IIは画面の周囲を覆うため、屋外でのプレイ時に反射防止用としても役立った。
補助電源アクセサリーそれぞれゲームギアに電源を供給する。
対戦ケーブル二台のゲームギア本体の拡張端子同士を接続して、通信対戦を可能にする。

ゲーム

関連項目

外部リンク

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