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ゲルマン民族

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ゲルマン民族の大移動(げるまんみんぞくのだいいどう)とは、4世紀から5世紀にかけてヨーロッパ北アフリカで起きたゲルマン人厳密には民族と呼べるか疑問がもたれている。詳細はゲルマン人の項を参照。の大移動のこと。この大移動をもって、ヨーロッパの古代中世の画期とされる。

375年フン族に押されてゲルマン人の一派であるゴート族が南下し、ローマ帝国領を脅かしたことが始まりとされる。その後、多数のゲルマニア出身の民族が南下をくり返しローマ帝国領に侵入した。移動は侵略的であったり平和的に行われることもあったが、原因として他民族の圧迫や気候の変化、それらに伴う経済構造の変化があげられている。

この後すぐに西ローマ帝国は滅亡してしまったため、古代ローマ帝国崩壊との関連性が考えられている。しかしフン族の侵攻を食い止めたのは、ローマの支配を受け入れて傭兵となったゲルマン人であり、今日におけるヨーロッパ世界の成立における意義は大きいと思われる。

ゴート人などの東ゲルマン人は、ローマ人などに同化されたが、後発の西ゲルマン人は、ドイツイギリスなどの国家の根幹を築いた。なお北ゲルマン人の一つであるノルマン人は、大移動に参加しなかった。

この後も、ヨーロッパにはスラヴ人マジャール人(ハンガリー人)といった民族が押し寄せ、現在のヨーロッパの諸民族が形成されていくことになる。

脚注

関連項目

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