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コイワカガミ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(コイワカガミ(富良野岳・2006年7月撮影))
Wikipedia画像へのリンク(コイワカガミ(白馬大池・2006年8月撮影))

イワカガミ(岩鏡)は、イワウメ科イワカガミ属多年草学名Schizocodon soldanelloides高山植物

九州から北海道の高山帯から亜高山帯に分布し、草地や岩場に群生する。

葉は丸く、光沢がある。花期は春から夏。花は淡紅色で、花弁は5つに分かれ、その先端はさらに細かく裂けている。花茎は10〜15cmで、5〜10輪の花を横向きにつける。

和名の岩鏡は、岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来する。

近種にコイワカガミオオイワカガミヤマイワカガミがある。

コイワカガミは、イワカガミに比べ、花の数が少なく小ぶりである。 オオイワカガミは、鮮やかなピンクの花をつける。

ヤマイワカガミは、ほかのものと違い、白い花をつける。

おおまかにイワカガミ、コイワカガミ、オオイワカガミと鋸歯の少ないヒメイワカガミ、ヤマイワカガミの2つに分けると、前者は地上性、後者は主に岩場に見られやすい。 またイワカガミ類は同じような生態のトクワカソウ、イワウチワと混生することも多い。

多雪地では鋸歯も多く葉も大振りのオオイワカガミが見られやすくなり、湿原ではイワカガミをそのまま小振りにしたコイワカガミが見られやすくなるが、この3つについては変化がやや連続的であり、水分環境の差などによる生態的な適応として区別しない場合もある。

顕著に鋸歯が少なくイワカガミとは葉型の印象も異なるヤマイワカガミとヒメイワカガミは分布をわけ、太平洋側の寡雪気候区に属するところでヤマイワカガミ。 日本海側の多雪気候の影響の大きいところでヒメイワカガミと区別される。

これら5種は便宜的に分けられるが、ただ一種の生態的適応に基づく形態のバリエーションの可能性も示唆されている。

イワウチワについては多雪地域ではトクワカソウに交代し、他シシガシラが一部ミヤマシシガシラに。

また、イワカガミや〜シシガシラがもっぱら地上に生えるのに対しオサシダとヒメイワカガミなどがセットで岩場に群生するのを見ることも多い。

多雪地域ではイワカガミ、オオイワカガミと似た生態のものにイワナシなどがある。

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