読み込み中...コクチバス(小口バス : スモールマウスバスとも)、学名 Micropterus dolomieu は、スズキ目・サンフィッシュ科に分類される魚の一種。オオクチバス(ラージマウスバス) M. salmonides などと共に、通称「ブラックバス」と呼ばれることが多い。
成魚は全長30-50cmほど。オオクチバスと比較して口が小さく、目より後ろには達しない。またコクチバスの方が体高が高く鱗が細かい。側線上部鱗数はオオクチバスが8なのに対し、コクチバスは11-13である。
オオクチバスと同様に北アメリカ南東部の固有種だったが、日本に移入された外来種である。1925年に赤星鉄馬によりオオクチバスとともに芦ノ湖に放流されたとも言われるが、詳細は不明。少なくともその時は定着しなかったようである。しかし1991年に突如長野県の野尻湖で発見され、その後日本各地で生息が確認されるようになった。分布が拡大した時期には、日本全国に移植放流されているアユやゲンゴロウブナの生産地からは発見されていなかったため、これらに混じった放流による拡散ではなく、コクチバスそのものの移植を目的とした密放流が強く疑われている。
オオクチバスよりも低水温を好み、流れの速い河川でも生息できるという性質から、オオクチバスが侵入できないような渓流域や流水域にも侵入し、在来生物へ影響を与えることが危惧されている。2005年千曲川での繁殖が確認されている。
外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)による特定外来生物に指定されており、無許可の生きたままの飼養・保管・運搬・輸入が一切禁止されている。外来生物法では捕獲した魚を直ちにその場で放す再放流も禁止され、各都道府県の条例等でも規制されている場合があるので注意が必要である。
野尻湖や桧原湖は密放流が問題となっているが、コクチバスをバスフィッシングの対象魚として観光資源にもしている(詳細はブラックバスを参照)。
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