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サロベツ原野

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(パンケ沼と利尻富士。サロベツ原野の湖沼は泥炭地から滲出した鉄分を含み、赤く濁っている)
Wikipedia画像へのリンク(サロベツ原野)

サロベツ原野(サロベツげんや)は北海道留萌支庁天塩郡豊富町幌延町の海岸線沿いに広がる湿原である。

概要

独特の植生が豊富に見られることから、一部の区域は特にサロベツ原生花園と呼ばれることもある。湿原の規模は200平方kmにも及ぶ広大なものである。2005年11月8日にはラムサール条約に登録された。

サロベツとはアイヌ語の「サルオペツ」(アシの生える川)の転化である。泥炭性の低湿地であり、海岸砂丘とその背後にある宗谷丘陵によって阻まれた潟湖が、泥炭によって埋もれた形成された。上サロベツ原野と下サロベツ原野に分かれ、後者は利尻礼文サロベツ国立公園の特別保護地区であり、ペンケ沼、パンケ沼といった沼地が点在する。

また、国指定サロベツ鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積2,560ha、全域が特別保護地区)。

植生・植物相

エゾカンゾウツルコケモモヒメシャクナゲエゾリンドウワタスゲエゾノリュウキンカトキソウなどが初夏〜初秋にかけて見られ、その種類は100種以上にも及ぶ。

動物

エゾリスキタキツネオオルリオオヒシクイなどが見られる。

乾燥化の進行

酪農の発展に伴う農地整備に伴い、乾燥化が進行し、クマザサなど乾燥性の植物が外部から侵入してきている。また、農地化に伴う泥炭地の排水事業などに伴って、湿原の水位も低下してきている。

自然再生事業も盛んに取り組まれているが、泥炭の形成は1年間に1?という非常にゆっくりとしたものであり、湿原の再生には長期間を要する。

サロベツ原野にゆかりのある楽曲

交通アクセ ス

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