読み込み中...シムシティ (SimCity) はシムシティシリーズ(シムシリーズ)の第1作目のシミュレーションゲーム。
Macintoshで発売されたシリーズ最初の作品であり、のちにAmiga、IBM PC (MS-DOS)、FM TOWNS、X68000、PC-9800シリーズでも発売された。後代と比較するとかなりシンプルな作りになっている。当時はそのゲーム自体の容量がフロッピー1枚分であった。ゲーム画面は街を真上から見たトップビューで、陸地と水域の違いを除いて標高の概念は存在しない。
後のシリーズと異なり、住宅・商業・工業地区には低密度・高密度などの区別がなく、サイズは3×3マスの固定である。インフラは電力関連に限られ、教育・医療・水道・ゴミなどの概念は登場しない。一応教会(スーパーファミコン版では学校)と病院は登場するが、この作品では都市に何の効果も与えない。
この作品における鉄道は、建設費と維持費、公害の影響以外、道路とほぼ同様の効果を持っている。そのため、大規模な都市をめざすために交通渋滞や公害の対策として、しばしば道路を鉄道に置き換えていくプレイ方法が用いられる(特に、最初から道路を一切敷かず鉄道のみで開発するロードレスと呼ばれるプレイ方法もある)。シムシティ2000以降は、駅の導入などで道路とのより一層の差別化が図られている。
何の建造物の無い土地に一から自分の好きなように都市づくりを行うモードのほか、災害や問題の起きた都市を期限内に復興させる8つの「シナリオ」が用意されている。この中で特にDullsvilleは高難易度であり、「シムシティ ハンドブック」(株式会社BNN)にも「自分を含め、知人は誰もクリアできなかった」と書かれている。内部のシステムを理解していないとクリアは難しい(バグではない)。また、Tokyoに怪獣が襲来というシナリオでは、その外見から、この怪獣はユーザーから専ら「ゴジラ」と呼ばれた。
地形を自由に変更できるテレインエディタも発売された(PC-98,X68K版)。また、このテレインエディタを駆使して、最高の人口を競うハイスコア競争も行われた(マイコンBASICマガジン1991年11月号電波新聞社刊)。優勝者の人口は175万1140人であった。テレインエディタを使用しなくても100万人を出すことは可能であるが、住宅地を設置して土地を削るなど、裏技に近いテクニックが必要である。
人口が100万人を超えたあたりから、町の不満がほとんどなくなり支持率が90%を超えるほどになるバグがある。
登場する建物 道路、電線、線路、公園、住宅地、商業地、工業地、警察署、消防署、スタジアム、火力(石炭)発電所、原子力発電所、港、空港 シナリオPC-98版は各機種ごとの人口などの詳細が把握できるルーペ機能、TOWNS版はゲーム内時間が経過することで建物が近代化する(道路が未舗装→舗装→空中ハイウェイと変わる、鉄道にリニアモーターカーが走る)などの機種ごとにオリジナルの要素がある。
任天堂から発売されたスーパーファミコン版は、他機種の作品にはない大きな変更点がある。主に次の機能が追加・用意された。これらは以降の作品でも採用・昇華されていくことになる。
ただし、スーパーファミコン版にのみ、街の規模が大きくなると中断しづらくなる特有の欠陥があった。理由は、ハード性能の限界からロードすると都市が大停電になり、人口が減少してしまうためである。ロード直後しばらくはゲーム内時間を止めて影響を最小限にするしかない。さらに街が大規模化するとセーブに数十秒要したり、容量オーバーしてセーブできなくなってしまうことがある。このことは説明書にも明記されている。
また、ハード性能の問題により、街の規模が大きくなるにつれてゲームスピードが遅くなっていくという欠点もある。災害がオフにできないため、電源を付けたまま放置したら街が壊滅していたというアクシデントに見舞われたプレーヤーも少なくない。
説明書には「はっきり言って50万人都市を作るのは並大抵なことではない」と書かれており、終盤になると人口が増えづらくなる上、無計画な都市作りをすると途中で行き詰ってしまう。このようにシムシティシリーズでは随一、難易度が高い。
ちなみに、2006年12月26日からWiiのバーチャルコンソールでも、スーパーファミコン版が配信されている。BGMの作曲は岡素世。
2002年5月24日には、携帯電話のアプリケーションとしても登場、ハドソンから配信されている。Webブラウザ上で遊べるSimCity Classicも公開されている。いずれもPC版が元になっている。
2008年1月10日、OLPCへ搭載するために初代シムシティのソースコードがGPLv3で公開された。オリジナル版と比べて、飛行機事故のイベントが削除されているという違いがある。またエレクトロニック・アーツは商標を放棄していないため、ソースコードはMicropolisという名前で公開されている。