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ジェイ・アール北海道バス

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ジェイ・アール北海道バス(ジェイ・アールほっかいどうバス)は、北海道札幌市に本社を置くバス事業者北海道旅客鉄道(JR北海道)の100%子会社。

概要

札幌市を中心に路線バス都市間バスを運行するほか、貸切バス事業も行っている。国鉄時代から札幌市手稲・厚別地区などを中心に住宅地と都心部を結ぶ生活輸送を事業の中心に据えており、現在でも一般路線車の所属台数はJRバスグループの中で最も多い。さらに2004年に廃止された札幌市営バスより琴似自動車営業所を譲受し、札幌市内のバス路線網では北海道中央バスに次ぐ高い割合を占めている。その一方で鉄道の補完路線として開設された地方バス路線は、業績の低迷から現地の事業者へ相次いで譲渡された。

沿革

Wikipedia画像へのリンク(JR北海道バス 521-4956(撮影当時はJR北海道直営))

事業所

  • 本社
  • * 北海道札幌市中央区大通西1丁目14番地2 第2有楽ビル9階
  • * 営業本部、GS事業部を併設。
  • 小樽営業所
  • * 北海道小樽市稲穂2丁目22番1号
  • 手稲営業所
    • 北海道札幌市手稲区稲穂3条4丁目5番5号
  • 琴似営業所
    • 北海道札幌市西区二十四軒2条7丁目1番21号
  • 札幌営業所
    • 北海道札幌市中央区北4条東5丁目1番地1
  • 厚別営業所
    • 北海道札幌市厚別区厚別南4丁目30番1号
  • 整備センター
    • 北海道札幌市手稲区稲穂3条4丁目5番3号

路線

都市間バス

一般路線

車両

路線車

国内4メーカーから導入しているが、中でも日野自動車いすゞ自動車(自社発注は富士重工製)が多い。1990年代以降は、本州からの譲受車を積極的に導入している。現在は車両譲渡を極力認めていない都営バスからの移籍車も在籍する。その中でも527-2303・2304(1992年式・日野U-HT2MLAA、2005年登録)は、同期に退役した車両が譲渡取り止めに伴う解体処分やスリランカ共和国の津波災害による救済措置としての譲渡が多かったなか、他社への譲渡が認められた希少な例となっている。。また、北海道のバス事業者としては比較的早い時期から低床化に取り組んでおり、ワンステップバスノンステップバスが段階的に導入されている。2003年の札幌市営バス琴似営業所の路線移譲に際して、元市営バス車両が大量に移籍したが、移籍車の中にはCNGバスも含まれており、JRバスでは初のCNGバス導入となった。札幌市営バスからの譲渡に伴い、日産ディーゼルの導入も開始した。

2006年4月1日の札幌地区における系統番号の付番方式変更を前に、札幌地区の車両の方向幕がすべてLED表示器に変更された。

高速車・深名線用の車両

深名線用の車両には主にスタンダードデッカー車(9m車、小型車)を使用、一部にトイレ付車両も在籍する。高速あさひかわ号、高速流氷もんべつ号、ポテトライナー、高速えりも号、高速ひろおサンタ号といった長距離路線の車両にはトイレやマルチステレオ搭載のハイデッカー車を使用。近距離都市間路線の高速おたる号にはLCD車内モニターを搭載したハイデッカーを使用、停留所案内など文字情報を提供している。

貸切車

プロ野球北海道日本ハムファイターズ・Jリーグコンサドーレ札幌の選手輸送用の車両もあり、それぞれに語呂合わせの希望ナンバーを取得している。

車両称号

国鉄バスの附番法則をそのまま使用している。国鉄バス#車両称号を参照。

画像:JR Hokkaido Bus at Teine.jpg|路線バス向け車両の例(手稲営業所にて) 524-4964 画像:524-3693-JR-Hokkaido-P-MP118N.jpg|路線バス譲受車の例(帯広営業所にて1994年に撮影) 524-3693 Image:JRhokkaidobus 524-0904.JPG|路線バス向け車両の例(江別駅前にて) 524-0904 画像:JRhokkaidobus monbetsu.JPG|ジェイ・アール北海道バスの高速バス向け車両の例(高速流氷もんべつ号) 647-9913 画像:JHB s200ka31.jpg|観光貸切車両の例(美瑛駅前にて)644-1954

停留所上屋

2007年7月12日に屋外広告のクリスチャネル・ジャパンと共同で北海道内初の広告付きバス停留所上屋を札幌市内に7基設置した。2008年度中に50基に増設する計画で、上屋は高さ2880mm、横4960mm、奥行1760mm、スチール製の骨組をガラスで囲い、ベンチも配置する。広告は、片側側面の内外それぞれ1面を提供し、電気代など維持管理は広告費でまかなわれる。

乗車カード

  • ジェイ・アールバスカード/とくとくバスカード
    • 当該項目を参照。
  • おでかけパス
    • 65歳以上の利用者が、1ヶ月〜6ヶ月の間で利用月数を指定し、臨時便を含む一般路線バスがすべて乗車できる。ただし、都市間路線バスは利用できない。
  • 1ヶ月乗り放題 のり乗りパス
    • 利用者の指定した月に、高速おたる号を除く、札幌市内特殊運賃区間が乗り放題。
  • 1日乗りほーだいきっぷ
    • 一部を除く札幌圏内路線が1日乗り放題。都市間バスや催事等の臨時バスは使用できない。大人800円、こども400円。
この他、他社と共通利用しているカードとして以下のカードがある。

日本一周バスの旅

Wikipedia画像へのリンク(「日本一周バスの旅」(1995.03.25 伊東線来宮駅前にて) 744-2956)

JR北海道のバス部門だった1992年より、大型ツアー企画として「日本一周バスの旅」(1996年以降は「全国一周バスの旅」)の運行を行なっている。当初はJR北海道発足5周年を記念して企画されたもので、全国の観光地をJR北海道バスの観光バスで巡り、行程は実に30泊31日に及ぶ。88万8千円(2000年までの価格)〜130万円(2004年の2名1室の価格)という高額商品ながらも人気を呼び、毎年運行されている。1ヶ月にも及ぶ長期行程のため、途中数カ所でツアー参加者全員の健康診断を行うほか、車庫滞泊やバスガイド貸し出しなど、運行支援にJRバス各社も協力する。

付記

社名の「ジェイ・アール」は、他のJR北海道グループ各社の社名と同様に「・」(中黒)がつく。

トレードマークは旧国鉄バスの伝統を受け継いだツバメが使用されている。また、現在車体に表示されているロゴマークは略称の「JHB」をデザインしたものである。分社前は鉄道と同様に「JR」のロゴマークが使用されていた。

関連項目

脚注

外部リンク

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