読み込み中...ジェイ・アール北海道バス(ジェイ・アールほっかいどうバス)は、北海道札幌市に本社を置くバス事業者で北海道旅客鉄道(JR北海道)の100%子会社。
札幌市を中心に路線バスや都市間バスを運行するほか、貸切バス事業も行っている。国鉄時代から札幌市手稲・厚別地区などを中心に住宅地と都心部を結ぶ生活輸送を事業の中心に据えており、現在でも一般路線車の所属台数はJRバスグループの中で最も多い。さらに2004年に廃止された札幌市営バスより琴似自動車営業所を譲受し、札幌市内のバス路線網では北海道中央バスに次ぐ高い割合を占めている。その一方で鉄道の補完路線として開設された地方バス路線は、業績の低迷から現地の事業者へ相次いで譲渡された。
国内4メーカーから導入しているが、中でも日野自動車・いすゞ自動車(自社発注は富士重工製)が多い。1990年代以降は、本州からの譲受車を積極的に導入している。現在は車両譲渡を極力認めていない都営バスからの移籍車も在籍する。その中でも527-2303・2304(1992年式・日野U-HT2MLAA、2005年登録)は、同期に退役した車両が譲渡取り止めに伴う解体処分やスリランカ共和国の津波災害による救済措置としての譲渡が多かったなか、他社への譲渡が認められた希少な例となっている。。また、北海道のバス事業者としては比較的早い時期から低床化に取り組んでおり、ワンステップバスやノンステップバスが段階的に導入されている。2003年の札幌市営バス琴似営業所の路線移譲に際して、元市営バス車両が大量に移籍したが、移籍車の中にはCNGバスも含まれており、JRバスでは初のCNGバス導入となった。札幌市営バスからの譲渡に伴い、日産ディーゼルの導入も開始した。
2006年4月1日の札幌地区における系統番号の付番方式変更を前に、札幌地区の車両の方向幕がすべてLED表示器に変更された。
深名線用の車両には主にスタンダードデッカー車(9m車、小型車)を使用、一部にトイレ付車両も在籍する。高速あさひかわ号、高速流氷もんべつ号、ポテトライナー、高速えりも号、高速ひろおサンタ号といった長距離路線の車両にはトイレやマルチステレオ搭載のハイデッカー車を使用。近距離都市間路線の高速おたる号にはLCD車内モニターを搭載したハイデッカーを使用、停留所案内など文字情報を提供している。
プロ野球北海道日本ハムファイターズ・Jリーグコンサドーレ札幌の選手輸送用の車両もあり、それぞれに語呂合わせの希望ナンバーを取得している。
国鉄バスの附番法則をそのまま使用している。国鉄バス#車両称号を参照。
2007年7月12日に屋外広告のクリスチャネル・ジャパンと共同で北海道内初の広告付きバス停留所上屋を札幌市内に7基設置した。2008年度中に50基に増設する計画で、上屋は高さ2880mm、横4960mm、奥行1760mm、スチール製の骨組をガラスで囲い、ベンチも配置する。広告は、片側側面の内外それぞれ1面を提供し、電気代など維持管理は広告費でまかなわれる。
JR北海道のバス部門だった1992年より、大型ツアー企画として「日本一周バスの旅」(1996年以降は「全国一周バスの旅」)の運行を行なっている。当初はJR北海道発足5周年を記念して企画されたもので、全国の観光地をJR北海道バスの観光バスで巡り、行程は実に30泊31日に及ぶ。88万8千円(2000年までの価格)〜130万円(2004年の2名1室の価格)という高額商品ながらも人気を呼び、毎年運行されている。1ヶ月にも及ぶ長期行程のため、途中数カ所でツアー参加者全員の健康診断を行うほか、車庫滞泊やバスガイド貸し出しなど、運行支援にJRバス各社も協力する。
社名の「ジェイ・アール」は、他のJR北海道グループ各社の社名と同様に「・」(中黒)がつく。
トレードマークは旧国鉄バスの伝統を受け継いだツバメが使用されている。また、現在車体に表示されているロゴマークは略称の「JHB」をデザインしたものである。分社前は鉄道と同様に「JR」のロゴマークが使用されていた。