読み込み中...スイス国民党はスイスの中道右派・保守政党。ドイツ語圏住民を主な支持基盤とし、外国人の受け入れには消極的である。長く主要4党の一つとして連立与党の座を占めて来たが、内閣選挙(スイスの閣僚ポストは議会で政党ごとの枠に応じて指名される)で党の意に沿わない人物が閣僚に選出されたことを不服として、2007年12月に野党となった。
スイスの連邦内閣は「連邦参事会(連邦評議会とも)」と呼ばれ、連邦議会から選出された7人の閣僚(大臣)によって構成される。7閣僚はそれぞれ一つの省を担当し、その中の1人が1年ごとの交替制で大統領職を兼任している。
連邦参事会を構成する7閣僚(交代制大統領職を含む)は1959年以来、議会を構成する上位4政党、すなわち急進民主党、社会民主党、キリスト教民主党、国民党から2:2:2:1の割合で7閣僚ポストを配分し、その配分率はマジック・フォーミュラー(魔法の法則)と呼ばれてきた。しかし国民党は、2003年10月の総選挙で4位から第1党に躍進し、2003年12月10日に連邦議会で実施された閣僚選出選挙により、国民党2名、社民党2名、急進民主党2名、キリスト教民主党1名の割合に変わった。
2007年10月21日投開票の総選挙では、外国人犯罪者の強制送還を訴え、白い(自国民を示す)羊の群れから黒い(外国人を示す)羊が追い出される意匠のポスターを掲げた(http://graphics8.nytimes.com/images/2007/10/08/world/08swiss2.650.jpg)。この公約は人種差別やナチスを連想させる内容であると激しい反発を受け、他党の選挙運動も過激化していった。しかし、結果は7議席増の62議席と、さらに議席を伸ばした。
ところが、2007年年末の内閣選挙で、党内右派のクリストフ・ブロッハー司法・警察大臣が不信任を受け、党内左派のエヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフが後任に指名された。この人選を不服とした国民党は、閣僚を拝命したシュルンプフを党の議員会議から締めだし、下野を宣言。さらに2008年6月1日には、シュルンプフや彼女を支持するグラウビュンデン州(シュルンプフの地元)の党員を除名した。また、6月2日、サムエル・シュミット国防・スポーツ大臣が離党を宣言し、国民党は完全に野党になった。
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