読み込み中...SX4(エスエックスフォー)はスズキとフィアットが共同開発した乗用車である。フィアットからも姉妹車のフィアット・セディチ ( Fiat Sedici ) が販売されるが、両者の外観上の違いはフロントグリルとバッジである。なお、デザインはイタルデザインが担当している。
フィアットとの共同開発ではあるが、スズキの生産拠点で製造が行われ、エンジン(ディーゼルを除く)およびプラットフォームもスズキのものが使用されるなど、非常にスズキ色の強い車である。車両コンセプトは異なるが、日本国内ではエリオ販売終了後の受け皿となる。
他にはない全高1585mmという独自のボディスタイルで、「ハッチバック」とも「トールワゴン」ともつかぬ独自のポジションを往く。但し「X○」系のグレードには「SUV」的要素が取り入れられており、カテゴリ的には「クロスオーバーSUV」に当て嵌める事ができる。 また、全幅が1730〜1755mmのため、日本国内では全車3ナンバーとなる。
また、WRCへの参戦も視野に入れたボディは、同社スイフト比でねじり剛性で10%以上、曲げ剛性では20%以上強化された。リヤサスペンションの取付剛性も190%以上(スイフト比)とするなど、走りを重視したスズキのDNAが息づいたものとなっている。
2007年3月にジュネーヴモーターショーでセダンモデルが発表された。http://www.carview.co.jp/gms/2007/take_car/suzuki_sx4/default.asp日本では2007年7月に発売(ちなみに中国とインドでは日本より一足早く同年3月に発売され、両国では5ドアモデルは未発売となる)。これによってエリオセダンは2007年3月に販売終了となった。
4WD車はデフロック機能も備わっており、本格的なSUV程ではないものの、悪路走破性にもそこそこ長けている。
量産車はクロスカントリーカー色の強い「アウトドアライン」と、より都会的なイメージの「アーバンライン」の2タイプが用意される。また、2007年からのWRC参戦も発表され、競技用車両(SX4 WRCコンセプト)が参考出品車として出展されている。
製造はハンガリーのマジャールスズキで行われ、年間6万台(うち3分の2がスズキ向け、残りがフィアット向け)の生産を見込んでいる。エンジンはガソリン2種類 (1600cc・2000cc) と、フィアット製の1900ccディーゼルターボが用意される。
エンジンは2000ccガソリン1種類のみ。製造は日本の湖西工場で行われる。
エンジンはガソリン2種類 (1500cc・2000cc) を用意。北米仕様と同じく湖西工場で製造される。全車にFFとパートタイム4WDが設定される。トランスミッションは現在のところ4速ATのみだが、国交省には既にMT仕様の形式指定がされているため、後に追加される可能性がある。
前述の通り、2006年3月のジュネーブモーターショーで2007年8月からのWRCへのフル参戦が発表され、WRカーのコンセプトカーが参考出品車された。その後、2006年7月4日の日本での新車発表会の場においてプロトタイプが展示され、テスト走行の動画も公開された。2006年7月現在、一部の自動車雑誌などにこのプロトタイプの走行写真が掲載されている。実際のマシンの開発やレースでのチーム運営は田嶋伸博率いるスズキスポーツが担当する。
なお、WRCは2007年シーズンを全9戦の開催とし、2008年シーズンを2007年8月から開催するウインターリーグ制の導入を検討していたため、スズキはこれにあわせて2007年8月からのフル参戦を予定していた。しかし、2006年7月5日に国際自動車連盟 (FIA) はウインターリーグ案を白紙撤回、2007年はこれまでどおり全16戦で行われることになった。そのため、当初の予定より半年早く参戦するか、逆に半年遅らせるかの選択を迫られた。
2006年7月20日、スズキは当初より半年遅らせ2008年からのフル参戦を発表した。そのため、2007年はテストを目的としたスポット参戦になる見方が強くなっている。
2007年はフランス(コルシカ)10月12〜14日とGB(イギリス)11月30日〜12月2日にテスト参戦した。
そしてフル参戦となった2008年は、シーズン初戦であるラリー・モンテカルロにて、SX4 WRCを駆るパー・ガンナー・アンダーソンがポイントを獲得するという快挙を成し遂げた。その後はエンジンやサスペンション等、至る所にトラブルが発生し、前半戦はどちらか1台が走りきるのがやっとで、2台ともリタイアというイベントもあった(スーパーラリー規定で復帰は可能)。そこでフィンランドからは、それまで発生していたトラブル抑止と軽量化(車重は1230kgで変わらず)を狙った改良版を投入した。地元の日本(北海道)で10月31日から開催されたラリージャパンでは2台とも完走している。
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