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スピード (映画)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

スピード』 (Speed) は1994年公開のアメリカ映画である。

概要

テロリストSWATによる、手に汗握る攻防を描いたノンストップ・アクションの傑作で、時速50マイル(約80km/h)以下になるとバスが爆発するという斬新な設定と、次から次へと起こる危機を頭脳的かつゲーム感覚で解決していく展開が広く映画ファンに受け入れられ、約1億2000万ドルの興行収入を記録した。『ダイ・ハード』以降低迷が続いていたアクション映画業界に大きな革命をもたらした結果、1995年アカデミー賞で2部門を受賞するなど世界的な規模で高い評価を受けた。同作がデビュー作となったヤン・デ・ボンや主演のキアヌ・リーブスサンドラ・ブロックが一躍有名となった作品でもある。

1997年に続編『スピード2』が公開された。ただし、続編にはキアヌ・リーブスは出演しておらず、サンドラ・ブロック演じるヒロインとは別れた設定になっている。

脚本を書いたグラハム・ヨストは、映画『暴走機関車』の原案である黒澤明が書いたオリジナル脚本を読んで思いついたと公表している。

一方で、1975年東映が製作した日本映画新幹線大爆破』のストーリーに影響を受けているとの説を唱える日本人もいる。同作品において新幹線ひかり』109号に、時速80km以下になったと同時に爆発する爆弾が仕掛けられていたことが最大の理由であるとの見解がなされている。また犯人の目を欺くために嘘の映像を流すところも引用されている(新幹線ではテレビ、本作ではモニター画面)。また世界最大の映画データベースIMDBにも『新幹線大爆破』のリメーク作品である、という表示がなされている。

だが、『新幹線大爆破』は『暴走機関車』のオリジナル脚本の影響を強く受けた作品であり事情は複雑である。実は、『スピード』と『新幹線大爆破』は同じ親から生まれた兄弟のような作品という見方もできる。

なお、「速度が一定以下になると爆発する自動車」というストーリーは、1974年日活製作の特撮テレビドラマ、「電撃!! ストラダ5」の第2話「恐怖の爆弾自動車」という先例がある(『暴走機関車』や『新幹線大爆発』以前の作品である)。この作品との関連は不明である。

またこの作品は低予算映画で無駄のない撮影を行ったため、未公開シーンが他の映画と比べ少ない。撮影した映像はほぼ全て本編で使用されている。

あらすじ

ロサンゼルスのオフィスビルにあるエレベーターに爆弾が仕掛けられ、乗客達が閉じ込められる事件が発生。ロサンゼルス市警察SWAT隊員であるジャック・トラヴェンはマクマホン分隊長や同僚のハリー達と共に爆弾を排除、乗客達を救出。さらに身代金を要求してきた犯人のハワード・ペインを追い詰めるがもう一息のところで逃げられる。ペインは元爆発物処理班員で、処理中の爆発事故により左手親指を失う障害を負って退職せざるを得なくなったが“市当局は記念の金時計障害年金を寄越しただけで、他に何も補償してくれない”と逆恨み、警察に挑戦を始めたのだ。

逃げおおせたペインは路線バスに爆弾を仕掛け、ジャックに対応させるよう仕向ける。信管は速度測定系に連動、バスの速度が一度でも時速50マイルを越えると安全装置が解除され、50マイルを下回ると爆発する。それを阻止するため走行中のバスに飛び乗ったジャックだったが、不法滞在している自分を追ってきたと思い込んだ乗客の一人が誤って発砲し、運転手が負傷。スピード違反で免停中のためバス通勤していた若い女性、アニーがハンドルを任された。ジャックと乗客たちの運命は……!?

DVD

通常版
特典映像:オリジナル劇場予告編
アルティメット・エディション
特典映像:オリジナル劇場予告編、メイキング映像、未公開シーン集、キャストへのインタビュー集
備考
通常版のオリジナル音声は、劇場の音響に近づけるため5.0chで収録されているが、アルティメット・エディションでは5.1chで収録されている。

日本語吹替

外部リンク

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