ルキウス・アンナエウス・セネカ(, 紀元前4年? - 紀元65年)は、古代ローマの政治家、思想家、詩人である。父親の大セネカと区別するため小セネカとも呼ばれる。皇帝ネロの治世初期にそのブレーンを勤めた。またストア哲学の徒としても著名で、劇作も行っており、ラテン文学の白銀期を代表する著述家とされる。
略歴
ローマ市民としてコルドバに生まれた。皇帝ネロの家庭教師を務めた。ネロが皇帝に即位した後はその政策の助言を行うが、のちにその立場から退き、最後はネロ暗殺の陰謀に加担したとしてネロから死を命じられ自殺する。
著作
セネカの書いた悲劇はイギリス・ルネサンスの時代に英語に翻訳され、エリザベス朝の演劇に大きな影響を与えた。
セネカの悲劇は10篇が今日に伝わっているが、このうち『オクタウィア』は偽作とされ『オエタ山上のヘルクレス』についても偽作の論争がある。
悲劇
随筆・書簡
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『怒りについて』(De Ira)
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『寛容について』(De Clementia)
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『賢者の不動心について』(De Constantia Sapientiis)
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『心の平静について』(De Tranquillitate Animi)
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『人生の短さについて』(De Brevitate Vitae)
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『幸福な人生について』(De Vita Beata)
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『神慮について』(De Providentia)
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『善行について』(De Beneficiis)
日本語訳
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『人生の短さについて・心の平静について・幸福な人生について』 茂手木元蔵訳、岩波文庫。のち同ワイド版も
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* 『怒りについて・神慮について』 茂手木元蔵訳、岩波文庫 もある。1982年
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*『怒りについて 他二篇』 兼利琢也訳/新訳 岩波文庫、2008年
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『道徳論集』 茂手木元蔵訳、東海大学出版会、1989年
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* 『道徳書簡集 倫理の手紙集』 東海大学出版会、1992年
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* 『自然研究 自然現象と道徳生活』 東海大学出版会、1993年
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『セネカ哲学全集』全6巻、岩波書店、2005-6年
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* 1・2巻は『倫理論集』、3・4巻は『自然論集』、5・6巻は『倫理書簡集』
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『セネカ 悲劇集』1・2、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、1997年
関連文献
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角田幸彦 『セネカ 人と思想』 清水書院〈新書CenturyBooks〉、2006年。
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*『ローマ帝政の哲人セネカの世界 哲学・政治・悲劇』 文化書房博文社、2007年。
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中野孝次 『セネカ現代人への手紙』『ローマの哲人セネカの言葉』 岩波書店、2003-4年。
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ピエール・グリマル 『セネカ』 白水社〈文庫クセジュ〉、2001年。
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ペトロニウス 『サテュリコン 古代ローマの諷刺小説』 岩波文庫、1991年。
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茂手木元蔵 『セネカ入門 セネカと私』 東海大学出版会、1994年。
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谷沢永一 『ローマの賢者セネカの智恵 「人生の使い方」の教訓』 講談社、2003年。
関連項目
外部リンク