読み込み中...セルフサービス(Self service)とは、顧客が直接商品を手にとって選び、低価格(low price)・短時間(short time shopping)の買い物ができるようにした販売方法である。
店員の手間を省くだけのノーサービスとは区別される。
セルフサービスは、小売店などで顧客が包装された商品のパッケージを直接触れ、これを選んで購入する方法であるが、その一方でレストランなど飲食店では料理がすでに出来上がっており、これを客が選び取って配膳する方法と解される。
古く小売業では客が商店主や接客対応の係員とやり取りして購入する商品を決定、選ばれた商品を代金と引換に手渡す方法がとられていたが、商品の種類が増えるに従って選択の幅が広がり、商店側の者を介して商品を品定めすることに時間が掛かるようになり、その過程で発生した。
これにより商品を選ぶ際の時間短縮に繋がったほか、人件費を軽減させることでより安く商品を提供できるというメリットが小売店業側にも顧客側にもあったため、産業革命に伴う大量生産で物品が市場に溢れるようになった時代より次第に普及していったと考えられる。
21世紀初頭の現在では先進国を中心にスーパーマーケットやコンビニエンスストアまたはディスカウントストアや量販店でもこういった業態が大衆向け小売店の一般的な形態となっており、店頭では大量の商品が顧客の手に取られるのを待ちつづけている。
顧客自身が直接商品を手にとって選び、買い物かごやショッピングカートに入れ、それをレジで一括会計し代金を決済する。
2000年代に入り、日本でもセルフスキャンニングレジスターが使用されるようになった。
セルフサービスは安価な商品を大量販売する場合に於いて極めて有利な販売手法で、いわゆる薄利多売商法では非常に効率的である。反面、扱う商品の価値が高く余り頻繁に売れる訳ではない場合は、人件費分の値下げ幅も全体の価格からみて比率的に小さくなってしまうほか、防犯面でも問題があり高額商品目あての万引きを誘発させやすくなる危険性を含む。
また百貨店のような各々専門化した商店が集まった所や専門的な商品を扱う所では、セルフサービスした場合に、店員の説明が無いと商品の価値(機能や品質)が判り難くなる面もあり、商品比較がしにくいため顧客の側も買物し辛いといった問題も出る。
防犯面では家電量販店のようにICタグを使って商品管理と盗難に備えることで高額商品を扱うことを可能にした業態が見られる。また商品の説明では商品パッケージに詳しい説明を掲載したり、また商品陳列を工夫してPOP広告を出し、比較に際して重視される情報を積極的に提供するなどの打開策が見られる。