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セントピーター・セントポール群島

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(セントピーター・セントポール岩礁の科学研究ステーション。画像はブラジル連邦政府海洋資源庁による)

セントピーター・セントポール群島Saint Peter and Saint Poul Archipelago)。大西洋赤道海域の中心部にあるブラジル領の小さな岩礁群である。ポルトガル語の正式名称はArquipélago de São Pedro e São Paulo (アルキペラゴ・デ・サンペドロ・イ・サンパウロ)。東北ブラジルのナタウ(Natal)市の東北東1010km、北緯00度55.1分、西経29度20.7分にあり、五つの島と無数の岩礁からなる。最大のベウモンチ(Belmonte)島でも長さ180m、幅50mしかない。総面積は13.000 平方メートル、最高点はノルデスチ島(Nordeste)の18 mである。岩石が露出し、森林も飲料水もない。大西洋中央海嶺を横切るセントポールトランスフォーム断層(Saint Paul Transform Fault)上に位置するメガムリオン(megamullionMCC、メガマリオン、海洋コアコンプレックス)の頂上で、深海底マントルを構成する蛇紋岩化した超塩基性岩が海面上に露出する世界唯一の地点である。超塩基性岩は幅2cmから10cmの石灰質の細脈が多数貫入している。このメガマリオンは長さ70km幅20km高さ4000mあり、首を東に向けたブラキオサウルスの背中に似た海底地形を示す。このメガマリオンが極端に高いのは、形成後に起こった構造運動によって変形したためである。超塩基性岩には、数cm間隔の平行な割れ目が発達している。岩礁は現在も上昇を続けているが、その構造運動のメカニズムはまだ解明されていない。1998年にブラジルの科学研究ステーションが建設され、四人の生物学者地質学者などの研究者が交代制で常駐している。全島が環境保全地帯に指定されている。島は鳥類の繁殖の場となっている。マグロ回遊経路にあたり、周辺では漁業が盛ん。

Wikipedia画像へのリンク(セントポール群島(ASPSP)の位置、、Sichel et al. (2008)による。)
Wikipedia画像へのリンク(セントポール群島の地図、Sichel et al. (2008)による。)

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