読み込み中...美深町の所有する旧美幸線の線路や鉄橋を始めとする付帯施設をNPO法人トロッコ王国美深が無償で借り受け、車両や線路の製造・メンテナンス全般を行い、運営されている。
起点である旧仁宇布駅敷地内には、枕木で組み上げた古いローカル線の駅舎を模した建物があり、新しい駅名である「コタンコロ・カムイ駅」の看板が掛かっている。中は乗車券の発売などを行う事務所兼旧美幸線資料展示室になっており、壁には「トロッコ王国憲章」なるものが掛かっている。それによれば、王国の国王は松山湿原の奥深くに棲むフクロウであるとされ、下界の者どもの動きを視ているそうである。
トロッコは、自動車運転免許証さえ持っていれば誰でも運転できる。駅舎前の起点でトロッコの操作方法と運転上の注意をスタッフから受けると往復10kmの小さな旅が始まる。終点には小さな転車台があり、スタッフが待機しており、指導を受けながら自ら方向転換を行い、往復する。単線であるため、対面通行はできない。トロッコにはJRが線路の点検など保線作業用に実際に使用していた軌道自動自転車が転用されている。推定最高速度は約30km/h位だが、走行中の足元が見えるのとジョイント音のためかなりのスピード感とスリルがあり、また鉄道車両を自分で運転している感覚が楽しめる。沿線は主に白樺の林となっており、時折清流が現れる大変牧歌的なもので美しい北海道の自然を満喫できる。
豪雪地帯であるため、冬季の運行は休止されるが、夏休みシーズンや大型連休時には長い待ち時間ができる程の人々が訪れ、賑わいを見せている。
また、廃線を利用したこのユニークな試みは全国的に注目を集め、各地から多くの視察が訪れている。
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