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ニ長調
特徴
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明るく華やかである。
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バロック時代から初期ロマン派時代にかけて、弦楽器の響きが最も良く、トランペットとティンパニが使える調として重要視され、祝典的行事のために盛んに書かれた。
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ヴァイオリンの弦の音をすべて含んでいるため、ヴァイオリンに演奏しやすく機能和声上の主音、属音、下属音の五度が開放弦のため倍音の響きが豊かな調であり古くから華麗で明るい響きが得られる調とされている。従って、ヴァイオリンが重要な役割を果たす曲にはこの調の曲が多い。ヴァイオリン協奏曲の代表作であるベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーのものがそれぞれニ長調であることはよく知られている。
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ダブルベースは19世紀初期まではヴァイオリンの響きの良いニ長調に合わせるために上からA-F#-D-AA-FF(曲によってEE,EbEb,DD)に調弦された。これをウィーン式調弦ともいう。
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トランペットは現在ではB♭管が主流となっているが、初期ロマン派時代までは管弦楽の主役を担ったヴァイオリンに合わせてD管が多く使用された。D管はB♭管よりも管が短いために抵抗が小さく、このため明るく軽い音色が出しやすいとされる。また、D管に限らずとも、多くの金管楽器の基礎となっているB♭管でも、管を開放した状態での比較的低い倍音(第5倍音)にDの音を含んでいるため、やはり明るい音が出しやすい。
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18世紀中期から19世紀初期までのティンパニは皮の締め具合いでニ調・ハ調・変ホ調の三種類に調律された。二調の時は主音のニ音と属音である四度下のイ音の二つのティンパニがセットで使われた。
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したがってトランペットとティンパニに相応しい曲が目立つ。
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フルートは現在ではC管が主流であるが、初期ロマン派時代まではトランペット同様、管弦楽の主役を担ったヴァイオリンに合わせてD管が使用されていた。
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このように管弦楽では、明るい響きの得られる調であり、初期ロマン派まではオペラやオラトリオの序曲、交響曲その他弦楽四重奏曲や軍楽曲等などでさかんに用いられた。
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中でも、モーツァルトは、この調を好み、多数の曲をこの調で書いた。
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シャルパンティエはこの調について「喜びと勇壮さを表す」と述べている。
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マッテゾンはこの調について「幾分鋭く、頑固な性質を持っている。騒ぎや楽しげなもの、好戦的なもの、鼓舞するようなものに最も適している。」と述べている。
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"D"という文字が神(deus)を連想させるため、崇高な精神を表現したいときに好まれる。
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教会旋法の一つである5度上に移調したミクソリディア旋法から発達した調性である。
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代表的な鍵盤楽器の古典調律の一つである中全音律ではこの調のVIの和音がピカルディの三度に変化した時、濁った響きのロ長調の主和音になるため、響きの美しさを重んじた17世紀初期までの教会音楽や鍵盤曲では受け入れられなかった。
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ギターでは、ニ調の曲を演奏する際には6弦の調弦を通常のEからDに落として(ドロップDチューニング)演奏することが多い。これにより、主要三和音の根音がすべて開放弦で鳴らせるようになり、演奏がしやすくなる。
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ショパンが滅多に利用しない調。
ニ長調の有名な曲
隣の調
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嬰ハ長調・変ニ長調 - ニ長調 - 変ホ長調
関連項目
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