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ハングオン (ゲーム)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ハングオン』(HANG-ON)は1985年セガが発売したアーケードゲーム。ゲームデザインは鈴木裕。同社体感ゲームの第1弾。

解説

GP500をモチーフにした、バイクレースゲーム。敵車(バイク)をかわしながら、アルプス/グランドキャニオン/都会の夜/シーサイド/サーキットの全5ステージのコースを進むレースゲーム。いかに速くステージをクリアするか、もしくは高スコアを残すかがゲームの目的であり、敵車はランダムにまとまってコースに出現するが、順位という概念はない。

ギアやシフトといったものは存在せず、アクセルとブレーキのみでスピードを制御する。ゲームの視点は、自車(バイク)からの後方ビューであり、ポリゴンを使用しないスプライトを使った疑似3Dである。

当時のレースゲームは敵車に接触すると爆発するものが主流だったのに対し、本作では敵車に接触してもバランスを崩し減速するのみで爆発はしない。コース外の看板や植木等の障害物に接触するとクラッシュするが、即爆発ではなく「障害物に接触する」→「ライダーが飛ばされる」→「バイクの爆発」という、ゲームには直接関係のない演出がある。ライダーのリアクションも、膝立ちになり哀れむ、四つん這いになり地面を叩いて悔しがる等、当時としては非常に凝ったものだった。

ハングオンのタイトル音楽とメインテーマの音楽は、セガ社員である“Hiro”(Hiro師匠)のデビュー曲である。鈴木裕からの作曲依頼の理由は「バンドをやっているから」だった。

筐体

本タイトルは、ライドオンタイプとシットダウンタイプの2種類の筐体で発売されている。共に全5ステージだが、コースのレイアウトが異なる。

ライドオンタイプは、15インチのブラウン管がプレイヤーの眼前に設置されているので、筐体を傾けると、かなりの慣性重量が発生する。そのため、急コーナーやS字コーナーが少なく設定されている。

逆に、シットダウンタイプは、ハンドルを左右に振るだけで容易にコーナリングできるので、ライドオンタイプよりも多くの急コーナーやS字コーナーが設定されている。

ただし、両方のタイプ共に、ブレーキを一切使わず、アクセルを戻すエンジンブレーキのみで全てのコーナーをクリアする事が可能である。

ライドオンタイプ

実際の車体を小さくしたバイク型の筐体で、ハンドル部分にモニタが設置してある。筐体にまたがり車体を傾けることによって、ゲーム画面上の自バイクが左右に移動する。右ハンドルにブレーキとスロットルが備え付けられている。

筐体の足を乗せるステップ部分にセンサーがあり、ステップに足を乗せていないと、ゲーム内でのバイクのグリップが低下するようになっている。しかし、ステップに足を乗せたまま車体を傾けたり、筐体を立て直すのは筐体の重量からみても難しく、特に筐体のバネ部が疲労している場合は困難だったため、多くのプレイヤーはステップではなく、床に足を付けてプレイしていた。

シットダウンタイプ

アップライトの画面に専用のハンドルとシートが固定された筐体である。

余談

  • 4面の「HANG−ON」の看板の特定の文字にぶつかると、残りタイムが20秒増える。ライドオンタイプは「H」、シットダウンタイプは「G」の文字。
  • セガ体感ゲームの第1弾として発表されたが、当時は「体感ゲーム」という呼称自体が一般的ではなく、よく「体験ゲーム」などと間違えられていた。

移植作品

その他、海外のパーソナルコンピュータやゲーム機にも移植されている。

続編

関連作

  • タイトルの曲はアフターバーナーIIのタイトル曲でリメイクされている。
  • 同社のアーケードゲームであるパワードリフトに隠しキャラクターとして登場する。
  • 同社のアーケードゲームデイトナUSAでネームエントリー時に「H.O」と入力するとハングオンの曲が流れる。
  • 関口宏の東京フレンドパークIIのアトラクションであるデリソバグランプリ(現・デリソバゴールド)は、スーパーハングオン(X68000版)をモデファイしたものである。
  • 同作の派生作品に、モトクロスを舞台にしたエンデューロレーサーがある。

外部リンク

  • SYSTEM16 THE ARECADE MUSEUM / SPACE
  • The アーケード版のチラシをみることができる。
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