読み込み中...日本語では、「仮想現実」、「人工現実感」、「疑似体験」等と訳されることもある。
バーチャルリアリティは、コンピュータなどによって作り出された世界(サイバースペース)をユーザに提示するものと、現実の世界を何らかの方法で取得し、これをオフラインで記録するか、オンラインでユーザに提示するものとに大別される。 前者は、コンピュータグラフィックスの技術と深く関係している。また、現実と区別できないほど進化した状態を表す概念として、シミュレーテッドリアリティ (Simulated reality) があるが、これはSFや文学などの中で用いられる用語である。一方、後者の技術としては、とくにユーザが提示対象に対して遠隔地にいる場合、バーチャルリアリティを用いた空間共有が必要となり、テレイグジスタンス、テレプレゼンス(:en:Telepresence)、テレイマージョン(:en:Teleimmersion)と呼ばれる。また、ユーザが直接知覚できる対象物に対して、コンピュータがさらに情報を付加・提示するような場合には、拡張現実や複合現実(:en:Mixed reality)と呼ばれる。
Surround-Screen. In Proceedings of SIGGRAPH '93 Computer Graphics Conference, ACM SIGGRAPH, August 1993, pp. 135-142
(:en:Cave Automatic Virtual Environment、没入型の投影ディスプレイ) が有名である。バーチャルリアリティの技術を構成する要素には、コンピュータ科学、ロボティクス、通信、計測工学と制御工学、芸術や認知科学などが含まれる。また、その応用は、科学技術における情報の可視化(:en:Scientific visualization)、ソフトウェアの構築、セキュリティ、訓練、医療、芸術などと幅広い。例えば、VRに関するIEEEやACMの国際会議などでは次のようなセッションが準備されている。
Virtualとは「実質的な」という意味であり、バーチャルリアリティという語には「現実世界の実質的で本質的な部分をユーザに提示する技術」という意味がこめられている。そのような意味で仮想現実という訳は本来不適切といえる。またバーチャルリアリティの訳語として「仮想現実」という言葉が一般に普及したことから、文脈を無視して「バーチャル」の語を、「仮想」(または、擬似)という意味で和製英語的に使われることが多いが、これはさらなる混乱をもたらす場合がある。
例えば "Virtual Money" とは電子マネーのことであり、決して偽金のことを指すわけではない。また、よく引合に出される例として「仮想敵国」という言葉があるが、決して Virtual Enemy ではないので注意が必要である。
国立国語研究所「外来語」委員会の言い換え提案でも、英語 virtual は「表面上は違うが実質そのものである様子で、実質上と訳される」のに対し、外来語「バーチャル」は、「現実そっくりだが仮想の世界である様子」として用いられ、英語と意味が大きくずれていることが認められている。
東京大学の舘教授は、2005年の日本バーチャルリアリティ学会第10回大会において、バーチャルリアリティの訳語として、「24px現実」という語を提案した。24pxはこのために提案された国字で、立心偏に實(実の正字体)と書き、「ジツ」または「ばーちゃる」と読む舘 暲: 第10回日本バーチャルリアリティ学会記念大会 大会報告 −第10回を記念する新字(ばーちゃる)の提案, 日本バーチャルリアリティ学会誌, Vol.10, No.4, pp.18-19 (2005.12)日本バーチャルリアリティ学会第11回大会 2007年11月24日閲覧。
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