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マリオシリーズ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

マリオシリーズ (SUPER MARIO) は、任天堂から発売されている、同社のキャラクターマリオ」およびその仲間が登場するコンピュータゲームシリーズである。その中でスーパーマリオブラザーズを源流としたアクションゲームシリーズを特にスーパーマリオシリーズという。

世界累計で2億4000万本以上を販売しており、2位であるポケットモンスターシリーズの1億6000万本以上を大きく引き離し、世界で最も成功したキャラクターフランチャイズとなっている。

また、これらのゲーム以外にも、「(SUPER MARIO FLASH)スーパーマリオフラッシュ」などの非公式ゲームなどがネットで発表されている。

概要

任天堂はもとより、TVゲームを代表するアクションゲームである。また、これらに登場するキャラクターを使用した派生作品が多くあり、スポーツゲーム、ボードゲーム、RPGなど幅広いジャンルのゲームが出ている。

シリーズ第一作は、1981年アーケードゲームとして発売されたドンキーコングである。この後、同作品の主人公マリオが活躍するゲームが多く発売されてゆく。中でも、1985年に発売されたスーパーマリオシリーズの第一作であるスーパーマリオブラザーズは社会現象を巻き起こすとともに、これ以降主流になる横スクロールアクションゲームの基礎を築き、これ以降発売されるゲームに多大な影響を与えた。1996年に発売されたスーパーマリオ64は3Dアクションゲームの基礎を築き、これもまた発売以後多くの3Dアクションゲームに多大な影響を与えた。

制作者によると、「(ゼルダの伝説シリーズは)『マリオシリーズ』と本質は同一のものだと個人的には思っている」と度々語っており、アクション要素が強いのがマリオシリーズで、反対に謎解き要素が強いのがゼルダシリーズと、どちらに重きを置いているかで両シリーズのカラーが打ち出されている。非常に王道的なゲームである。

またゼルダシリーズ同様、王道のアクションゲームにおいては、入念に作り込まれるため、なかなか続編が出ることはない。基本的には、ローンチタイトルとして本シリーズの王道のアクションゲームが出ることが多かったが、ゲームキューブWiiではローンチタイトルとして出ていない。ゲームキューブでは、王道のアクションゲームの代わりに、『ルイージマンション』が発売されている。

マリオシリーズのアクションゲームとは別のジャンル作品も、マリオシリーズを語る上で外せない。特にマリオカートシリーズは、レースゲームに新しい風を吹き込んだ。

認知と評価

ゲームキャラクターとしてのマリオの認知度が世界的にかなり高いだけあって、マリオシリーズ自体の認知度もかなり高いと言っても過言では無い。特に、発売から20年以上たった『スーパーマリオブラザーズシリーズ』をプレーした経験のあるユーザーは数知れない。

近年でも『New スーパーマリオブラザーズ』が爆発的な売上を記録し、その他の一部のシリーズ作品もミリオンヒットを果たすなど、現在でもその人気は衰えていない。2007年末、米国IGNで、初代「スーパーマリオブラザーズ」が史上最も影響力があったゲーム100選の中で1位に選出された(2位はテトリス)。

売上の面に関しては、手軽なコンピュータRPGWii Sportsなどが高い売り上げを誇る日本特有のライトユーザーが多く、簡単なゲームが日本国内では好まれる傾向がある。そのため複雑な3Dのアクションゲームよりも従来の2Dアクションの横スクロールゲームの方が好まれる傾向がある。3Dアクションの『スーパーマリオギャラクシー』よりも、2Dアクションの『New スーパーマリオブラザーズ』の方が著しく高い売上を記録している事がその証拠である。

音楽界への影響

マリオシリーズは音楽界でもヒットを記録した。1992年にはゲームボーイ版の『スーパーマリオランド』のBGMをサンプリングしたアンバサダーズ・オブ・ファンク・フィーチャリング・MCマリオ (Ambassadors Of Funk featuring M.C. Mario) の『スーパーマリオランド (Super Mario Land) 』が全英シングルチャートでトップ10入りのヒット。2005年には『スーパーマリオブラザーズ』のBGMをサンプリングしたトンガリキッズの『B-DASH』がオリコンシングルチャートで最高4位を記録。『スーパーマリオブラザーズのテーマ』はビルボード着信メロディチャート (Hot Ringtone) で2005年度の年間5位、2007年度の年間1位を記録。

主な登場キャラクター

主要キャラクター

マリオ
多くのゲームにおいてお馴染みの主人公。しかし、過去には悪役や攫われ役なども担当している。
ルイージ
マリオの。ファンからは「永遠の2番手」、「日陰者」とも呼ばれるが、過去に数回であるものの主役を経験済み。
ピーチ姫
キノコ王国の姫。クッパ等に攫われた回数は数回に及ぶが『スーパープリンセスピーチ』では主役を務める。
キノピオ
キノコ城でピーチに仕えている従者。しかし気が弱く、頼りない一面もある。
クッパ
クッパ軍団の首領で、マリオの宿敵。基本的にほとんどのゲームで悪事を働いている。

独立した派生シリーズを持つキャラクター

ヨッシー
ヨースター島(ヨッシーアイランド)に住む恐竜。マリオ達とは基本的に友好関係にあり、協力し合う事が多い。基本的には緑色だが、他にも様々な色の種が存在する。
ワリオ
マリオに敵対心を燃やす、マリオのライバルトレジャーハンターとして冒険をする傍ら、自社・ワリオカンパニーを経営しており、ゲーム製作等で金儲けをもくろんでいる。
ドンキーコング
初代ドンキーコングにあたるクランキーコングの孫。実際はドンキーコングシリーズの主人公であるものの、パーティゲームシリーズでは毎回必ず出演している。ただし、マリオパーティシリーズのみはプレイヤーとしては4作目までであり、5作目以降はドンキーマスを設けた為、おたすけキャラとして登場している。

その他のキャラクター(パーティ系が主体)

ワルイージ
ワリオの良きパートナーで、ルイージをライバル視する長身の男。基本的にパーティ系の作品に登場する。
デイジー姫
サラサ・ランドの姫。明るく活発な性格。基本的にパーティ系の作品に登場する。
キノピコ
キノピオの彼女で頼れる存在。パーティゲームシリーズでは、プレイヤーキャラとして登場する事もある。『マリオストーリー』に登場したキノピコとは、恐らく別人である。
キノじい
キノコ城でピーチに仕える執事マリオパーティ7では、司会およびゲームの進行役を担当する。
キャサリン
口から卵を発射する恐竜。自分を女の子と思い込んでいる。最近では、ヨッシーとコンビを組む事が多い。
ディディーコング
ドンキーコングの相棒。最近ではドンキーに誘われ、様々なパーティゲームシリーズに出演している。
ディクシーコング
ディディーコングのガールフレンド。ドンキー、ディディーと共に稀にパーティゲームに出演している。
ミニクッパ
クッパの生み出した分身。主にクッパの手伝いをしたり、パーティゲームシリーズではマリオ達の邪魔をする。
クッパJr.
クッパ自身の息子。父親のクッパと共に様々な悪事を働く。
コクッパ七人衆
ラリーモートンウェンディイギーロイレミールドウィッグの7人を指す。クッパの七人の子ども。『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場、『スーパーマリオワールド』でも登場するが、最近は出番が少なくなり、『マリオ&ルイージRPG』が今のところ最後の出演作品である。

シリーズ紹介

以下のゲームタイトル、プラットフォーム、発売日などはすべて日本におけるものである。

※略号 AC:アーケード、FC:ファミリーコンピュータ(ロムカセット)、FC-D:ファミリーコンピュータ ディスクシステム、SFC:スーパーファミコン、N64:NINTENDO64、DD:64DD、GC:ニンテンドーゲームキューブ、Wii:Wii(ウィー)、GB:ゲームボーイ、GBC:ゲームボーイカラー、GBA:ゲームボーイアドバンス、DS:ニンテンドーDS、VB:バーチャルボーイ

アクションゲーム

マリオシリーズ

メインシリーズ
タイトル 発売日 ハード 2D/3D
ドンキーコング 1981年 アーケードゲーム 2D
マリオブラザーズ 1983年 アーケードゲーム 2D
スーパーマリオブラザーズ 1985年9月13日 ファミリーコンピュータ 2D
スーパーマリオブラザーズ2 1986年6月3日 ファミリーコンピュータ ディスクシステム 2D
スーパーマリオブラザーズ3 1988年10月23日 ファミリーコンピュータ 2D
スーパーマリオワールド 1990年11月21日 スーパーファミコン 2D
スーパーマリオUSA 1992年9月14日 ファミリーコンピュータ 2D
スーパーマリオ ヨッシーアイランド 1995年8月5日 スーパーファミコン 2D
スーパーマリオ64 1996年6月23日 ニンテンドー64 3D
スーパーマリオサンシャイン 2002年7月19日 ゲームキューブ 3D
New スーパーマリオブラザーズ 2006年5月25日 ニンテンドーDS 2D
スーパーマリオギャラクシー 2007年11月1日 Wii 3D
スーパーマリオランドシリーズ
タイトル 発売日 ハード
スーパーマリオランド 1989年4月21日 ゲームボーイ
スーパーマリオランド2 6つの金貨 1992年10月21日 ゲームボーイ
スーパーマリオランド3 ワリオランド 1994年1月21日 ゲームボーイ
リメイク作品
タイトル 発売日 ハード 備考
スーパーマリオコレクション 1993年7月14日 スーパーファミコン SMB1〜3、USAのリメイク
スーパーマリオブラザーズデラックス 2000年3月1日 ゲームボーイカラー
ニンテンドーパワー専用)
『スーパーマリオブラザーズ』のリメイク
スーパーマリオアドバンス 2001年3月21日 ゲームボーイアドバンス 『スーパーマリオUSA』のリメイク
スーパーマリオアドバンス2 2001年12月14日 ゲームボーイアドバンス 『スーパーマリオワールド』のリメイク
スーパーマリオアドバンス3 2002年9月20日 ゲームボーイアドバンス 『ヨッシーアイランド』のリメイク
スーパーマリオアドバンス4 2003年7月11日 ゲームボーイアドバンス 『スーパーマリオブラザーズ3』のリメイク
スーパーマリオ64DS 2004年12月2日 ニンテンドーDS 『スーパーマリオ64』のリメイク
その他
タイトル 発売日 ハード
マリオクラッシュ 1995年9月28日 バーチャルボーイ
スーパーペーパーマリオ 2007年4月7日 Wii

スピンオフ

タイトル 発売日 ハード 備考
ドンキーコングJr. 1982年 アーケードゲーム 後年、ドンキーコングを主役に据えた『スーパードンキーコング』が登場
スーパーマリオ ヨッシーアイランド 1995年8月5日 スーパーファミコン 本作以降、ヨッシーを主役に据えた同様の世界観を持つゲームが多数登場
スーパーマリオランド3 ワリオランド 1994年1月21日 ゲームボーイ 本作を一作目としたワリオランドシリーズなどのアクションゲーム、『メイド イン ワリオ』シリーズが登場
ルイージマンション 2001年9月14日 ゲームキューブ
スーパープリンセスピーチ 2005年10月20日 ニンテンドーDS
ヨッシーのアクションゲーム
タイトル 発売日 ハード
スーパーマリオ ヨッシーアイランド 1995年8月5日 スーパーファミコン
ヨッシーストーリー 1997年12月21日 ニンテンドウ64
ヨッシーの万有引力 2004年12月9日 ゲームボーイアドバンス
キャッチ!タッチ!ヨッシー! 2005年1月27日 ニンテンドーDS
ヨッシーアイランドDS 2007年3月8日 ニンテンドーDS
ワリオのアクションゲーム
タイトル 発売日 ハード
スーパーマリオランド3 ワリオランド 1994年1月21日 ゲームボーイ
バーチャルボーイワリオランド アワゾンの秘宝 1995年12月1日 バーチャルボーイ
ワリオランド2 盗まれた財宝 1998年10月21日 ゲームボーイ
ワリオランド3 不思議なオルゴール 2000年3月21日 ゲームボーイカラー
ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝 2001年8月21日 ゲームボーイカラー
ワリオワールド 2004年5月27日 ゲームキューブ
怪盗ワリオ・ザ・セブン 2007年1月18日 ニンテンドーDS

パズルアクション

マリオvs. ドンキーコング
タイトル 発売日 ハード
ドンキーコング 1994年6月14日 ゲームボーイ
マリオvs.ドンキーコング 2004年6月10日 ゲームボーイアドバンス
マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進! 2007年4月12日 ニンテンドーDS
レッキングクルー
タイトル 発売日 ハード
レッキングクルー 1985年6月18日 ファミリーコンピュータ
レッキングクルー'98 1998年1月1日 スーパーファミコン
その他

パーティーゲーム

ロールプレイングゲーム

パズルゲーム

 タイピングソフト 

  • マリオおしえてタイピング(MS-DOS、1992年発売。日本未発売。windows版とmac版も存在する。名前は原題の「Mario Teaches Typing」を日本語に翻訳したもの。)
  • マリオおしえてタイピング2(WINDOWS、1997年発売。日本未発売。WINDOWS3.x版も存在する。名前は原題の「Mario Teaches Typing 2」を日本語に翻訳したもの。)

スポーツゲーム

 アドベンチャー 

レースゲーム

その他

世界観

マリオシリーズは、その世界観がつながっていると明確にされることが少ないため、いくつかは、パラレルワールドの可能性がある。スーパーマリオブラザーズスーパーマリオブラザーズ2など。そして、スーパーマリオRPGスーパーマリオ64以降の作品はパラレルワールドの可能性もあるが、任天堂がそこまで細かくストーリーを考えて創っているとは考えづらく(任天堂は設定に因る制約を防ぐため大まかな制作スタイルとして、必要に求められなければ厳密な設定を重要視しない)、基本的に世界観がつながっていると考えられる。

ちなみに、スマッシュブラザーズシリーズのマリオは、マリオの人形が動き出したものであり、シリーズ毎に出てくるいわゆるマリオではないという設定である。同シリーズにおける他の各ゲーム出身のキャラクターもそうであるが、キャラクターの体格差や各ゲームごとの世界観の矛盾を避けるために行った設定との事。

同一世界と設定されている作品

厳密に考えた結果

矛盾している作品

厳密に考えるならば

ドンキーコングシリーズの敵であった初代ドンキーコングが、スーパードンキーコングシリーズでは引退しクランキーコングと名を変え、孫(2代目ドンキーコング)までもうけているのに対し、マリオは全く歳をとってなく、マリオvs.ドンキーコングでは2代目ドンキーコングと共演している。「ドンキーコングの一族はゴリラなので、成長が速く老いるのも速かったのではないか。」や「初代ドンキーコングはドンキーコングの時点ですでに壮年期だったのではないか」との見解を示すファンもいる。

映像作品

映画

スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦1986年、日本、アニメ)
キャスト - マリオ:古谷徹、ルイージ:水島裕、ピーチ姫:山瀬まみ、クッパ:和田アキ子
スーパーマリオ 魔界帝国の女神(原題 Super Mario Bros)(1993年、アメリカ、実写)
キャスト - マリオ:ボブ・ホスキンス、ルイージ:ジョン・レグイザモ、クッパ:デニス・ホッパーデイジー姫:サマンサ・マティス
ゲームとの関連性はほとんど無い。グンバと呼ばれるトカゲのモンスターも出現する。クッパはグンバたちを使って世界征服を企んでいる。

ビデオ

アマダアニメシリーズスーパーマリオ(1989年、日本、OVA
キャスト - マリオ:古谷徹、ルイージ・ガボン・おじいさん・コクッパ・マリオのパパ:龍田直樹、ピーチ姫:遠藤みやこ、クッパ:佐藤正治、ナレーション:沢田敏子

関連項目

脚注

外部リンク

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