読み込み中...メールアドレス (mail address) は電子メールにおける送信先や発信元を表す。誤解の恐れのないときは単にアドレスとも呼ばれる。他に略称としてメルアド、メアドがある。
foo@example.com)
ローカル部の構成はメールサーバの仕様によるが、ユーザ名であることが多い。ドメインはホスト名(ホストに割り当てられるドメイン名)であり、メールサーバを特定する。この例では、「“example.com”で特定されるメールサーバに登録されている“foo”というユーザ」として扱われる。
メールアドレスのフォーマットを規定する文書として、RFCのRFC 2821 (Simple Mail Transfer Protocol) およびRFC 2822 (Internet Message Format) が存在し、メールアドレスに使用できる文字が定義されている。
! # [[$]] % & ' * + - / = ? ^ _ ` { } ~(実際には、プロバイダサイドで利用可能な記号文字を一部のみに制限している場合が多い)
#* .(先頭と末尾以外で使用可能。2個以上連続してはならない。)
# さらに、“" "”でくくられたquoted-stringの形式であれば、加えて次のASCII文字を使用できるRFC 2821 4.1.2節“Command Argument Syntax”によれば、quoted-string形式が要求されるメールボックスを定義することは相互運用性を妨げるため、避けるべきである。。
#* ( ) < > [ ' target='_blank'> : ; @ ,
#* .(quoted-string中では制限はない)
#さらにquoted-string中では、“”を前につけたquoted-pairの形式であれば、加えて次のASCII文字を使用できる。
#* スペース
#* \ "
たとえば、以下は有効なメールアドレスである。(実際には、プロバイダサイドでローカル部に利用可能な文字(特に記号文字)を制限している場合が多いため、アドレスとして登録できない場合もある)
Abc@example.com (dot-atom)
Abc.123@example.com (dot-atom)
user+mailbox/department=shipping@example.com (dot-atom)
!#$%&'*+-/=?^_`.{|}~@example.com (dot-atom)
"Abc@def"@example.com (quoted-string)
"Fred\ Bloggs"@example.com(quoted-pairを含んだquoted-string)
"Joe.\\Blow"@example.com(quoted-pairを含んだquoted-string)
以下は無効なメールアドレスである。
Abc.@example.com(“.”をローカル部の末尾に使用している)
Abc..123@example.com(“.”が連続している)
ローカル部の長さの最大値は64文字であるRFC 2821 4.5.3.1節“Size limits and minimums”。
-”(先頭はラテン文字または数字)から成るサブドメインを“.”でつないだ形式で、A RRもしくはMX RR(またはそれらに名前解決されるCNAME RR)に名前解決される完全修飾ドメイン名 (FQDN)RFC 2821 3.6節“Domains”。
IPアドレス(例:' target='_blank'>[123.255.37.2)。
ドメインの長さの最大値は255文字、メールアドレス全体の長さの最大値は256文字である。
.”を先頭と末尾で使用することや2個以上連続して使用することはできない。
しかし、一部の実装(実例:携帯電話のメール)はこの仕様を逸脱しており、規定外の特殊な文字が使用可能な場合もある「みんなで渡れば怖くない」、Web屋のネタ帳、2006年6月2日。。
Postfixは、配送する電子メールのエンベロープやヘッダに仕様を逸脱したローカル部を持つアドレスが存在すると、ローカル部を“" "”でくくった形に変形する。エンベロープ中のアドレスについてはこの機能を無効に設定できる“smtp_quote_rfc821_envelope”パラメータを“no”に設定する(参照)。が、ヘッダ中のアドレスについては無効化できない。
メールアドレスは電子メールの中のいくつかの箇所で使用され、使用される箇所により決まった形式で現れる。
| 形式 | RFC 2821での呼称 | 使用箇所(エンベロープ) | RFC 2822での呼称 | 使用箇所(ヘッダ) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
foo@example.com |
Mailbox | - | address | mailbox | addr-spec | From Sender Reply-To To Cc Bcc |
<foo@example.com> |
- | - | name-addr | |||
foo <foo@example.com> |
||||||
foobar: |
- | - | group | Reply-To To Cc Bcc | ||
<foo@example.com> |
Path | reverse-path forward-path | path | Return-Path | ||
@ドメイン」の形式(例: foo@example.com)を、RFC 2821ではメールボックス (Mailbox) と呼び、 RFC 2822ではaddr-specと呼ぶ。
< >”でくくったり、さらに前に表示名を挿入したりしたname-addr(例: <foo@example.com>、foo <foo@example.com>)が使用できる。RFC 2822では、addr-specとname-addrをあわせてメールボックス (mailbox) と呼ぶ。
,”で区切ったメールボックスのリストを用いて複数の著者を記入できる。このとき、1つの送信者のメールボックスを記入したSenderフィールドが必須である。
,”で区切り、前に表示名と“:”、後ろに“;”を挿入したグループ (group)(例: foobar:foo <foo@example.com>,bar <bar@example.com>;)も使用でき、RFC 2822ではメールボックスとグループをあわせてアドレス (address) と呼ぶ。Reply-To、To、Cc、Bccフィールドには、アドレスを“,”で区切ったアドレスのリストを用いて複数記入できる(メールボックスもアドレスであるから、メールボックスのリストも使用できる)。
< >”でくくったパス (Path)(例: <foo@example.com>)を用いる。Return-Pathフィールドも同様である。
Postmaster@ドメイン」、またはドメインのない“Postmaster”が指定された電子メールを受け取らなければならない。どちらも“Postmaster”の文字は大文字小文字を区別しない。
<>”が使用される。
MAILER-DAEMON”を使用したメールアドレスを使用する。
そのほか、RFC 2142 (Mailbox Names for Common Services, Roles and Functions) によく使われるメールアドレスが定義されている。