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ヨウシュヤマゴボウ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡、学名:Phytolacca americana )は、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属多年草。別名、アメリカヤマゴボウ。別名の通り北米原産の帰化植物で、明治時代初期以降、日本各地で雑草化している。

形態・生態

ヨウシュヤマゴボウのは無毛で赤く、は太く長い。は大きく、になると紅葉する。花は小さく、薄紅色で、夏の時期に扁平なをつけ、秋の初旬に黒く熟す。熟した実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が出る。この果汁は強い染料で、服や人体に付くとなかなか落ちない。この特性のため、アメリカではインクベリー(Inkberry)とも呼ばれている。アメリカでは、かつて着色料としてワインなどに用いられたが、毒性があるため現在は使用されていない。また、若い茎と葉を茹でて食用にしていた時期もある。

毒性

ヨウシュヤマゴボウは毒草で、全体にわたってがある。毒成分は、フィトラッカトキシン(phytolaccatoxin)とフィトラッキゲニン(phytolaccigenin)である。誤食すると、嘔吐下痢が起こり、さらに中枢神経麻痺から痙攣意識障害が生じ、最悪の場合呼吸障害心臓麻痺によりに至る。

食用の「山ごぼう」との違い

味噌漬けなどに加工して売られている山菜の「山ごぼう」は、本種または近縁の在来種ヤマゴボウとは全く異なる、アザミの一種モリアザミまたは野菜ゴボウの根であり、いずれもキク科であり、類縁関係は遠い。

参考文献

  • 日本の野生植物 草本II 離弁花類 出版:平凡社 著者:籾山泰一 他 ISBN 4-582-53502-X

外部リンク

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