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軌間可変車軸

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
軌間可変車軸(きかんかへんしゃじく、Variable gauge axles、Variable width axles、gauge changeable wheelsets、variable gauge wheelsets、等)とは、一つの軌間から、もう一つの異なる軌間まで鉄道車両を対応させる車軸である。

背景

19世紀に鉄道が出来て以来、さまざまな軌間の線路が引かれたが、鉄道車両は軌間の異なる線路には直通運転が出来なかった。

対処法としては、乗客の乗換、貨物の積み換え、車輪車軸の交換、台車ごとの交換等があった。

軌間可変車軸は、線増して三線軌条にすることなしに、軌間の差break of gauge)問題を解決するために開発された。

軌間可変車軸システム

軌間可変可能な車軸と、車軸をスライドさせるための軌間変換装置からなるシステムであり、世界ではいくつか開発されている。

タルゴ

BRAVA

ドイツ

  • DBAG/RafilInternational Railway Journal, July, 1999 Variable-Gauge
  • *貨物輸送用のDBAG/Rafil TypeVは1995年より開発され、2006年年末には完了する見込みである。Gauge

ポーランドSUW2000

  • ポーランドPKPは2000年にSUW2000システムを開発、実用化した。
  • *ポーランド南部の大都市クラクフウクライナの首都キエフの間を、ポーランドPKP Intercityとウクライナ国鉄UZ-Ukrzaliznytsiaが、SUW2000を使った軌間可変車両による夜行列車や貨物列車を直通運行している。ウクライナリヴィウ州の国境の駅であるMostiska II駅に軌間変換装置がある。
  • *ポーランドの首都ワルシャワリトアニアの首都ビリニュス間を、PKP IntercityがSUW2000を使った軌間可変車両により直通運転している。リトアニア西部の国境の駅であるMockava駅に軌間変換装置が設置されている。
  • *SUW2000システムは軌間変換に30秒かかる。

日本

その他・採用例、試験例

ロシア・北欧

ロシアフィンランドの1520mm・1524mmとスウェーデンの1435mmとの間で軌間変換をするために、タルゴのシステムでスウェーデンのハパランダに軌間変換装置を備えて試験を行ったことがある。また、モスクワのロシア連邦鉄道省(当時)の施設でも試験が行われた。

カザフスタン・中国

カザフスタンの1520mmと中国の1435mmとの間で軌間変換をするために、カザフスタン鉄道Kazakhstan Temir Zholy (KTZ)はタルゴの軌間可変車両を導入した。

しかしながら、カザフスタンでは2006年より標準軌への改軌や新線建設の計画が進み、4年ほどで建設が終わるとされている。

モンゴル・中国

モンゴルの1524mmと中国の1435mmとの間で直通列車運行を可能にするために使われている。

脚注

関連項目

外部リンク

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