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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
(ひかり)は、電磁波の一種。おもに可視光線のことだが、赤外線紫外線を含めていうことも多い。 光は波動粒子二重性をもち、波動であることを強調する場合は光波粒子であることを強調する場合は光子と呼ばれる。

光源観測者の速度にかかわらず「相対速度が変化しない」という特徴を持つ。

光の波動性

波動としての光を光波と呼び、反射屈折回折などの現象を起こす。ヤングの干渉実験により光の波動説として証明され、その後マクスウェルらにより光は電磁波であることが示された。厳密にはマクスウェルの方程式で記述されるベクトル波であり偏光を持つが、波動光学では簡略化のためにスカラー波として扱うことが多い。

(光のエネルギーは電場振幅の2乗に比例する) (光の運動量はポインティング・ベクトルに比例する)

光の粒子性

粒子(量子)としての光を光子(光量子)という。光子は電磁場量子化によって現れる量子の1つで、電磁相互作用を媒介する。ニュートンの光の粒子説によって唱えられた。現在の光子の概念はアインシュタインによって提唱された。

E = h \nu (光のエネルギーは振動数\nuに比例する)
E = p c (光のエネルギーは運動量p に比例する)

粒子説と波動説

「光は粒子か波か?」

この問題は、かつてよく議論された。何故なら、光が波でなければ説明がつかない現象(たとえば光の干渉分光など)と、光が粒子でなければ説明のつかない現象(光電効果など)が、どちらも明確に確認できたからである。

この問題は、20世紀前半から後半にかけて「量子力学」という学問分野が確立していく中で、「光は粒子でもありでもある。粒子と波の両方の性質を併せ持つ、量子というものである」という事が確かめられ、決着がついた。この量子の持つ特異な性質のことを指して、「光は〈粒子性〉と〈波動性〉を併せ持つ」と表現することがある(量子の詳しい性質については記事:量子を参照)。

現在では呼び方として、光の粒子性に重点を置く場合は「光子」、波動性に重点を置く場合には「光波」、光が粒子と波の二面性を持った量子である、という点に重点をおく場合は光量子と言う。

光の性質

性質としては上記の通り粒子性と波動性があり屈折・(全)反射・干渉(ホログラフィ)・回折・偏光 (LPL・CPL) などの
  • 光は、通常、直進する。(エウクレイデスの光の直進の法則)
  • 凸凹の無い平面鏡に当たった光は、鏡に当たったときと同じ角度で反射する。 (エウクレイデスの光の反射の法則)
  • 屈折率の異なる物質の境界面で光の速度が変化する。その結果、境界面への入射角が直角でない場合には、光の進路が変化する。(屈折
  • 光の屈折の際は、スネルの法則が成立する。
  • 光の強さは、光源からの距離に逆2乗する。 (ケプラーの光の逆2乗の法則

主な物質との関係ではフォトニクスと呼ばれ大別してPhoto光化学光物理などの分子場理論)とOpto光学などの放射場理論)と呼び方が異なり、光物理機能としては励起エネルギー移動や化学発光、電界発光 (EL) 等、光化学機能としてはフォトレジストや光触媒、光エネルギー変換等、光波機能としては、光ファイバーや近接場光学、コヒーレント分光などがある。

光の種類

光の理論のタイム・テーブル

紀元前4世紀 エウクレイデス(ユークリッド)、光の直進の法則、光の反射の法則を発見。
1611年 ヨハネス・ケプラー、光の逆2乗の法則を発見。
1637年 デカルトが『屈折光学』で光の屈折反射を論じる。
ニュートンによる光の分散の実験1704年『光学』出版
1690年 ホイヘンス『光についての論考』−ホイヘンスの原理
レーマーによる光速度の測定
1800年頃、トーマス・ヤングの干渉実験
1847年 マイケル・ファラデーによる偏光の実験
1850年頃、レオン・フーコーアルマン・フィゾーの光速度の測定
ウェーバによる電磁波の速度の測定
マクスウェルの方程式
1881年 マイケルソン・モーリーの実験
1905年 アインシュタインの「特殊相対性理論」光量子説
1958年 チャールズ・タウンズによるレーザーの発明

関連項目

外部リンク

gan:光 yo:Imole
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