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講談社

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(大日本雄辯會講談社(東京都文京区にある)。左が旧社屋、右の高層ビルが新社屋)
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株式会社講談社(こうだんしゃ)は日本出版社である。傘下にキングレコード光文社日刊現代などを持ち、いわゆる「音羽グループ」を形成している。

概要

創業者の野間清治により、1909年に「大日本雄辯會」(だいにっぽんゆうべんかい)として設立される。当初は弁論雑誌である「雄辯」を出版していた。「講談社」の名称はその名の通り「講談」に由来するもので、「講談倶楽部」を創刊した1911年より、大日本雄辯會と併せて使用している。戦前の評論家の徳富蘇峰は、戦前の少年や青年たちに大きな影響を与えた講談社を私設文部省と評した。

1938年野間恒が2代目社長に就任、続いて野間佐衛が3代目社長に就任。1945年野間省一が4代目社長に就任し1958年が「株式会社 講談社」と命名。その後、1981年野間惟道が5代目社長に就任して、1987年野間佐和子が6代目社長に就任し現在に至る。

「面白くて為になる」をモットーに、戦前から大衆雑誌キング』、『少年倶楽部』などの様々な雑誌や書籍を出版。『吉川英治全集』『日本語大辞典』などを出版する傍ら、多数の文学賞を主宰した。

2008年4月現在、国内出版業界で最大手であり、一時は年間売上高が2,000億円を超えていたこともあった。しかし近年はいわゆる「出版不況」により売上が減少、2002年度には戦後初の赤字決算となった。また、最盛期には業界2位の小学館一ツ橋グループの筆頭会社)に約500億円の差を付けていたが、近年は売上高の差も接近し続け、2006年度は講談社は1456億円にまで売り上げが落ち込み、1470億円を売り上げた小学館に業界最大手の座を譲る結果となった。だが2007年度の決算では講談社は売上高1443億100万円、小学館は売上高1413億4400万円となり業界最大手の座を奪還した。

2002年、2006年のサッカーFIFAワールドカップの際にはそれぞれFIFAオフィシャルブックとして、2002年『公式ガイドブック』『公式プログラム』『公式写真集』(総集編)、2006年『公式ガイドブック』『公式総集編』を刊行している。

ディズニー』キャラクターを使用した書籍の出版権を持っており、東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーでもある。

小学館とは子供向けのキャラクタービジネスで常に競い合っており、1990年代中盤までは『ガンダム』や『セーラームーン』のヒットなどで小学館をリードしていた。しかし近年は子供向けのキャラクタービジネスが不調である。幼児向けコンテンツではNHKの『いないいないばあっ!』や『おかあさんといっしょ』、女児向けコンテンツではテレビ朝日系日曜朝8:30枠関連(=現在の『プリキュアシリーズ』)の人気があるものの、幼児向けの『ディズニー』雑誌の展開を縮小させたり、2007年には『ガンダム』人気を築いた『コミックボンボン』の休刊を決定するなど、ファミリー向けや男児向けのキャラクターコンテンツが大きく足を引っ張っており、その部門で『ドラえもん』や『名探偵コナン』など国民的人気を誇る作品を多数擁する小学館に大差を付けられている。

一方で、小学館が苦手とする、高校生から20代の若者やオタクを対象とした漫画ビジネスは比較的堅調である。男性向けは『はじめの一歩』・『魔法先生ネギま!』など、女性向けでは『のだめカンタービレ』・『ライフ』など、のヒット作品を輩出している。

事業

出版物

辞典

  • 講談社国語辞典 第三版
  • 講談社カラー版 日本語大辞典 第二版
  • 学術文庫 国語辞典 改訂新版
  • 日本語の正しい表記と用語の辞典 第二版

雑誌

かつて発行・発売していた雑誌

シリーズ

漫画単行本

講談社の漫画レーベル参照。

  • 講談社学習コミック

インターネット

モバイル

  • i講談社(公式無料)
  • i-FRIDAY(公式有料)
  • モバイル現代(一般無料)
  • ゲキサカ(一般無料)

ゲームソフト

放送業界との関係

同社が発行する『週刊現代』や『フライデー』によってNHKや各民放局、その他マスコミマスメディア)などをバッシングするケースがよくあるが、同社が発行する雑誌・刊行物に掲載される小説や漫画などの作品自体との関係に関して言えば関係は悪くない。結局のところ、講談社は規模が大きく、部門間(小説や漫画作品のコンテンツ発掘・〔著作権〕管理部門や、〔『週刊現代』、『フライデー』などの〕報道部門など)の横のつながりが希薄なために論調が統一されにくいのが理由だと考えられる。

なお講談社は各放送局と手を組んでの人気作品の映像化にかなり積極的でもある(ライバルの小学館集英社も同様)。

NHK

教育テレビの乳幼児向け番組『おかあさんといっしょ』(『NHKのおかあさんといっしょ』)や『いないいないばあっ!』(『はじめてのテレビえほん いないいないばあっ!』)に関する雑誌の発行、総合テレビの情報教養番組『探検ロマン世界遺産』のDVD制作販売のほか、『ちょっとキザですが』(磯村尚徳)『気くばりのすすめ』(鈴木健二)など、過去には当時のNHKのアナウンサー・キャスターによるエッセイ本など、多数刊行している。『スタジオ102のドラマ』 (高梨英一)、『NHKを10倍楽しむ法』(宮崎緑)など、番組自体に触れた(番組収録中の写真等を含む)書籍もある。

一方で、受信料流用問題のほか、『週刊現代』によるためしてガッテン実験データ捏造疑惑が報じられたことがある(2007年、詳しくは当該項目を参考のこと)。また、『NHKスペシャル』の「奇跡の詩人」とのタイアップ疑惑も生じている。

TBS

2000年から、講談社が発行する『週刊少年マガジン』『週刊ヤングマガジン』の両編集部と共同で『ミスマガジン』を毎年共同で開催している。2005年には、講談社系列のレコード会社キングレコードにも出資、業務提携をしている。2006年4月からは、講談社とTBSは「ドラマ原作大賞」を共同で創設し、新たなドラマと作家の発掘を行っているTBS・講談社

テレビ朝日

講談社は、朝日新聞社東映大日本印刷九州朝日放送などに次いで、テレ朝の第6位の株主であり、なおかつ、講談社の野間佐和子社長はテレビ朝日の非常勤取締役監査役を務めている(2007年6月現在)。

フジテレビ

文学作品賞の江戸川乱歩賞について、両社は共に後援企業として名を連ねている江戸川乱歩賞の広告ライブドアとフジテレビとのニッポン放送株買収合戦に当たっては、講談社はフジテレビを支持し、株式公開買い付け(TOB)でニッポン放送株をフジテレビに売却した。

講談社が発行する各種雑誌(『週刊少年マガジン』や『モーニング』など)で連載されているコミックが、フジテレビでテレビドラマ、またはテレビアニメ化されるケースが多い。これまでに『夏子の酒』や『Ns'あおい』(以上は『週刊モーニング』での連載)、『GTO』(『週刊少年マガジン』での連載)、『のだめカンタービレ』(『Kiss』での連載)、『ライフ』(『別冊フレンド』での連載)がフジテレビでテレビドラマ化され、『頭文字D』(『ヤングマガジン』での連載)や『働きマン』(『モーニング』での連載)が同じくフジテレビでテレビアニメ化された。詳細は各作品の項目を参照のこと。

文化放送

関連会社の光文社と共に出資している。また同社3代目社長の友田信は講談社の出身であった。

テレビ東京

かみちゃまかりん』など、ここでも講談社の漫画作品がテレビアニメ化されており、なおかつ系列会社キングレコード(スターチャイルド)がサントラ等で制作に関わることが多い。

どりこの

第二次世界大戦以前は、出版事業の他に食品事業を行っており、食品事業で、栄養飲料「どりこの」を発売していたことがあったが、戦時中の砂糖不足により、1944年に発売を中止、食品事業から撤退した。

色はヤクルトの色に近く、カルピスの様に濃縮液の状態で店頭に売られていた。病人や肉体疲労時の健常者、受験生への需要を狙った広告まんが(のらくろが登場)などが宣伝に用いられた。過去にダイドードリンコが自販機で販売中の「復刻堂」シリーズのレパートリー追加希望アンケート(すでに製造されていない他社の製品など)を慕った際、ネット上や文献でどりこのの存在を知っていて興味を持っていた消費者より投票が相次ぎ、上位を占めたことがある。

疑義が持たれた報道、不祥事等

  • 月刊誌『VoCE』 執事喫茶Swallowtail盗撮問題
  • 月刊誌『VoCE』 KAT-TUN盗撮問題
※詳細は VoCE を参考のこと
※講談社社員が、「市場研究を行っている大学生慶應義塾大学総合政策学部)」と身分を詐称し、インターネットブログ運営者らに対し、漫画についてのアンケート調査を実施していたことが判明した。発覚後、講談社より被害者(アンケートの送付先)と慶應義塾大学に対して謝罪が行われたが、アンケート送付先に送られたメールの中に「(今回のアンケートについて)ご許可がいただければ、弊社の今後の販売・宣伝施策に活かさせていただきますが、」との記述があった。これにより、「ここで『はい』なんて言うか」と、余計に怒りを買う事となった講談社社員が「大学生」と偽りメールでアンケート調査講談社社員が慶應大生を名乗りアンケートを漫画ブログ運営者に送付http://logipara.com/daytalk/200711c.html#2007.11.30

系列企業(講談社グループ)

系列企業(音羽グループ)

脚注

関連項目

著名なOB・OG

外部リンク

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