読み込み中...1976年、一橋大学在学中、国家上級甲種経済職試験に合格。通商産業省(当時)に入省する。同期には岡田克也、岡田秀一(商務情報政策局長、小泉内閣総理大臣秘書官)、勝野龍平(地域経済産業審議官、近畿経産局長)、西村英俊(日中経済協会専務理事)、中井毅(ジェトロパリセンター所長)など。1985年には大西洋国際問題研究所(在パリ)研究員に。中小企業庁課長、同省課長、2001年〜2002年に経済産業省北海道経済産業局長、2002年〜2003年に経済産業研修所長を経て、2003年に退官。
通産省での先輩にあたる町村信孝の誘いで、2003年4月の統一地方選挙に自民党・保守新党推薦公明党支持で立候補し民主党・自由党・社民党推薦の鉢呂吉雄や完全無所属の伊東秀子を破り当選、6代目の北海道知事に就任した。
2004年11月に胃がん手術の為入院したが、2006年11月28日に再選を目指し立候補することを表明。2007年4月8日に行われた知事選挙に自民党・公明党推薦で立候補し民主党・社民党・新党大地推薦の知事候補である荒井聡を大差で破り再選された。
全国市民オンブズマン連絡会議による2005年度の道が発注する公共事業の平均落札率(入札予定価格に対する落札額の比率)は94.7%(2003年は97%、2004年は96.7%)で宮崎県、熊本県に次いで全国ワースト3位の位置付けとなっている。また、同調査での談合疑惑度を示す落札率分布(2005年)では、"落札率95%以上"の割合がワースト2位の鹿児島県の76.3%を大幅に上回り、84.3%で北海道がワースト1位となっており、高橋知事の道政下で談合が広く行われていることを強く示唆している。また、この調査では談合により失われたと推定される道予算は全国二位の東京都(179億)を圧倒的に上回る全国ワースト1位の約300億円と推定されている。
2006年の長野県知事選では脱「脱ダム」を唱え、穴あきダムなど大型公共事業を推進する村井仁(現・長野県知事)を選挙応援した。
2007年1月24日付読売新聞での『建設業界などからの選挙支援について、資金面のほか、運動員や事務所の提供、推薦状を受けた経験』を尋ねるアンケートでは回答を拒否している。
元・道警職員が2005年7月に道監査の対象となった四費目以外でも裏金があったことをうかがわせる「裏帳簿」を道に提出していた問題では、2005年8月5日の記者会見で「資料は十五年前のものであり、公的文書で確認することは不可能だ」とコメント。元・道警職員による資料提出について「私的流用があるというのは口頭の話であって、裏付ける証拠はお持ちでなかった。書類が残っている期間でないと何もできない」とコメントし、調査に消極的な姿勢を示した。 この知事の姿勢に対して、「裏付け資料の有る無しにかかわらず、疑わしきものがある以上、知事は再調査をすべきだ」と厳しい批判の声もあった。
その後、北海道議会において民主党や共産党は道警不正問題に関する百条委員会の設置を6回提案したが、その提案は知事の与党である自民党と公明党、フロンティア会派の「これ以上の解明は不可能」とする反対で全て否決されており、裏金調査の追求は挫折した。
この経緯は、道警裏金問題を告発した元・弟子屈署幹部からも「自分は命懸けで内部告発をした。真相を知りたいと言いながら、使途不明金を追及しない高橋はるみ知事のあいまいな姿勢が残念だ」と批判された。
2004年、重度障害者(障害手帳1、2級を有する者)が医療機関を利用した際に本人に代わり、医療費を自治体が負担するという従来の医療助成制度を見直し、毎月1万2,000円を上限に医療費の1割を負担させる医療助成費削減案を導入。これは、新幹線建設費用を確保するためである。
DPI(障害者世界会議)事務局をはじめ169もの障害者団体が反対運動に立ち上がり、「障害者は健常者と比べ病気にかかったり怪我をする率が高く、所得の水準は健常者の水準の3分の1から4分の1が大半で、1万2,000円の負担増は大きく家計を圧迫するものである。」として、市民への署名活動や道議会への請願運動などを展開した。
2008年に日本で開かれる第34回主要国首脳会議(サミット)の北海道誘致を巡り、2007年2月20日に洞爺湖周辺を念頭に誘致したいとの立場を表明。2005年の道の試算では警備費だけで約30億、全体では約70〜80億円とされ、夕張問題を抱える財政難の中では巨額の負担が道にかかる見通しとなっている。そのため、以前は「世論を見極めたい」として慎重姿勢を見せていたものの、知事に強い影響力を持つ中川昭一・自民党政調会長(当時)が2006年末からサミット誘致を持論としていた上に、また民党道連も統一地方選挙の公約に掲げる方針を固めたことにより、サミット誘致に踏み切ったとされる。誘致は人件費と医療費の削減により実現した。
2007年2月22日、自民党の道内選出国会議員らでつくる道代議士会が「誘致推進」の方針を表明。
その後、道庁は夕張市に対し市が約20年間の再建期間中に返済する赤字額360億円の融資を決定している。赤字額は現在、金融機関からの一時借入金で補われており、夕張市は道庁からの融資で一括返済する。
鉄道院時代から100年近い歴史を持つ第三セクター鉄道の北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の存続問題について「財政難の道に多額の赤字を埋める余力はない」として、「廃止は地元の経済基盤の崩壊に繋がる」と主張する陸別町議会や路線沿線の地元市町村民の反対運動もあったが、路線廃止を決定した。北海道新幹線建設費用の捻出のためだとも言われている。
北海道財政は過去の景気浮揚策のために投じた公共事業への起債償還に追われ、平成19年度で約100億円、20年度から400億円強の返済に窮する状況が5年以上続く見込みである。聖域のない歳出カットを毎年実施し、知事のリーダーシップによる様々な財政運営施策を講じてきたが本州の景気回復等の効果が北海道には及ばず、知事自身も「ここまで悪化しているとは思っていなかった。」といった趣旨の発言をしている。
そして2007年11月5日に、2008年度から4年間全職員の給料を一律9%カットする方針を表明した。だが、すでに2年間の約束で10%カットしており、職員らは「公約違反だ」と反発している。道側と職員組合の間で「2年限り」と申し合わせ、知事も2007年4月の知事選で「約束は守る」と公言していた。だが、危機的な財政状況で、ほごにせざるを得なくなった。この人件費削減の直接の原因は新幹線建設費用である。
2008年6月27日の道議会において「北海道総合振興局設置条例」を可決採択。これにより現行の道内の14支庁を廃止し9箇所の総合振興局と5箇所の地域振興局を設置する事となった。
しかし、振興局に降格される支庁の町村など、地方の反発が大きいなどの理由により、与党が再編実施に必要な公職選挙法の改正は見送ったため、2009年4月実施が不可能となり、当分の間凍結されることとなった。
| 現行支庁名 | 条例施行後 | 局所配置 | 総合振興局 |
|---|---|---|---|
| 空知支庁 | 道央総合振興局 | 岩見沢市 | ○ |
| 石狩支庁 | 石狩振興局 | 札幌市 | (道央総合振興局) |
| 後志支庁 | 後志総合振興局 | 倶知安町 | ○ |
| 胆振支庁 | 日胆総合振興局 | 室蘭市 | ○ |
| 日高支庁 | 日高振興局 | 浦河町 | (日高総合振興局) |
| 渡島支庁 | 道南総合振興局 | 函館市 | ○ |
| 檜山支庁 | 檜山振興局 | 江差町 | (道南総合振興局) |
| 上川支庁 | 道北総合振興局 | 旭川市 | ○ |
| 留萌支庁 | 留萌振興局 | 留萌市 | (道北総合振興局) |
| 宗谷支庁 | 宗谷総合振興局 | 稚内市 | ○ |
| 網走支庁 | オホーツク総合振興局 | 網走市 | ○ |
| 十勝支庁 | 十勝総合振興局 | 帯広市 | ○ |
| 釧路支庁 | 道東総合振興局 | 釧路市 | ○ |
| 根室支庁 | 根室振興局 | 根室市 | (道東総合振興局) |