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高橋英樹 (俳優)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

高橋 英樹(たかはし ひでき、1944年2月10日 - )は、千葉県木更津市出身の俳優タレント。本名は同じ。二宮小私立市川高校日本大学藝術学部演劇学科卒業。

来歴・人物

日活時代まで

父親が中学校長という家庭で育てられたが、小さい頃から映画や小説が好きで役者に憧れていた高橋は厳しい親の反対を押し切り、日活のオーディションに受かり役者を志す。オーデションには「落ちるに決まってるから現実を見させろ。」という

実父の意向で応募させられたという。

1961年、日活から映画デビュー、石原裕次郎小林旭の実測身長よりはるかに高い長身と圧倒的な美男ぶりで人気を呼ぶ。大部屋を経験せずいきなり役つきで出演するという当時の新人俳優としては異例のデビューであった。だが、股下が短かったため本人談。アクションや青春ものでは主役がなかなか回ってこなかった。1963年、『伊豆の踊子』では当時最大のアイドルスター吉永小百合の相手役を務める。同年以降、10代にして貫禄充分の英樹は、着流しを着ての任侠はどうだということで『男の紋章』シリーズを初めとする任侠映画の主演スターとして活躍するようになる。1966年には鈴木清順監督の青春映画『けんかえれじい』の主役南部麒六を好演。現在も映画と共に高い評価を得ている。しかし当時日本の映画産業は衰退期に入り、日活も客が入らず、1971年、ポルノ映画会社に変わってしまい、これを機にテレビに活躍の場を移す。

時代劇の大スター

日活で量産される仁侠映画の主演スターとして多忙な中、合間を縫って1968年、NHK大河ドラマ司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』で土佐勤王党の盟主・武市半平太役を演じる。これが初の時代劇出演となり、以後高橋は大河ドラマには欠かせないキャストとなる。特に司馬原作の作品では重要な役柄を続けて演じており、1973年の『国盗り物語』では共同主役で織田信長『国盗り物語』の前半の主役が平幹二朗演じる斎藤道三、後半の主役が高橋演じる信長だった。を演じ、その若々しく、しかも安定感のある演技力で絶大な人気を得る。続く1977年の『花神』では司馬の肝煎りで準主役級の河井継之助を演じ、この幕末期の越後長岡藩家老の名を全国のお茶の間に浸透させることに一躍買った。1990年の『翔ぶが如く』では一転して憎まれ役の幕末薩摩藩国主・島津久光を好演して芸域を広げており、2008年の『篤姫』ではさらに一転して久光の兄で薩摩藩主島津斉彬を演じることになり注目されている。

映画では1973年、松竹大作「宮本武蔵」に主演。1976年以降は映画を離れる。

この間民放でも数々の時代劇シリーズに主演、1970年代から1990年代前半にかけて時代劇を代表する大スターとしての地位を確立する。『桃太郎侍』では主役を務めるも、放映当初の視聴率は芳しくなかったが、主題歌を歌っていた三波春夫から「お地味ですねえ。もっと時代劇はすっきりしないと」と言われたことをきっかけに、高橋の提案でそれまで原作どおりみねうちだったものを派手な殺陣に変え、黒だった服を三波ばりの白に柄の入った派手なものにし、般若の面をかぶって「ひとつ、…」などとセリフを言いながら登場するように変えたところ、人気が急上昇し、『遠山の金さん』と並び高橋の代表作となった。

既存の時代劇に批判的な一面もあり、『ぶらり信兵衛 道場破り』のような軽妙で意欲的な作品・役を演じてみたり、「それなりのキャリアを積んだからといって “黄門様” になろうとは思わない」と発言したりもしている。現代劇作品も多く、近年は2時間サスペンスの主演でもおなじみ。陽気さ、快活さが魅力だが、近年は年齢もあって滋味を滲ませた演技も披露している。またバラエティ番組でも巧みなトークで活躍。殺陣の上手さは、スピードや気迫、その綺麗さから存命の時代劇俳優の中で一番とも称される。2007年3月4日に高橋が『いつみても波瀾万丈』に出演した際、最近は殺陣をやってないことについて、「本当は殺陣やりたいんですよ。自信あるんです!」とアピールしていた。

バラエティーの常連

バラエティに出るようになったのは『ドキド欽ちゃんスピリッツ!!』(TBS)にレギュラー出演した事から始まり、現在もバラエティ番組にレギュラー・ゲスト出演している。

また、「パパは何でSMAPといっしょに出ないの?」という娘・真麻の発言があったからだという。2007年3月4日に高橋が『いつみても波瀾万丈』に出演した際、番組から「こんな理想的なパパはいないと思う」といった真麻の手紙を紹介され、うっすら涙を浮かべた。

デビュー当時に共演した浅丘ルリ子には公私にわたって指導を受けており、今でも頭が上がらないとのこと。

プライベートの横顔

恵美子夫人は、元女優の小林亜紀子で、テレビ時代劇『おらんだ左近事件帖』で知り合った。長女は現在フジテレビアナウンサーでもあるマーサこと、高橋真麻。真麻が生まれるまでに高橋夫婦は3度の流産を経験しており、念願の子供であった。

因みに高橋英樹本人の血液型はB型ではあるものの、娘の真麻がO型である為、厳密に言えばBO型である(BB型ではない。)。

主な出演作品

映画

  • 『激流に生きる男』(1962年、日活、野村孝 監督) 黒須竜太郎 役
  • 『若くて悪くて凄いこいつら』(1962年、日活、中平康 監督) 納屋浩 役
  • 伊豆の踊子』(1963年、日活、西河克己 監督)「私」役
  • 青い山脈』(1963年、日活、西河克己 監督) 富永安吉 役
  • 『男の紋章』シリーズ(1963〜66年日活、松尾昭典・滝沢英輔・井田探 監督) 大島竜次・村瀬政吉 役
  • 『狼の王子』(1963年、日活、舛田利雄 監督) 日下武二 役
  • 『刺青一代』(1965年、日活、鈴木清順 監督) 村上鉄太郎 役
  • けんかえれじい』(1966年、日活、鈴木清順 監督) 南部麒六 役
  • 『代紋 地獄の盃』(1969年、日活、松尾昭典 監督) 野中鉄五郎 役
  • 戦争と人間』三部作(1970〜73年、日活、山本薩夫 監督) 柘植進太郎 役
  • 『男の代紋』(1972年、東映、山下耕作 監督) 栄井政治 役
  • 人生劇場』青春篇・愛欲篇・残侠篇(1972年、松竹、加藤泰 監督) 飛車角 役
  • 宮本武蔵』(1973年、松竹、加藤泰 監督) 宮本武蔵
  • 『狼よ落日を斬れ』風雲篇・激情篇・怒濤篇(1974年、松竹、三隅研次 監督) 杉虎之助 役
  • 『昭和枯れすすき』(1975年、松竹、野村芳太郎 監督) 原田刑事 役

大河ドラマ

時代劇

ドラマ

  • 非情のライセンス 第2シリーズ 第85話「兇悪の刑事」(1976年、NET) - 広瀬警部 役
  • 判決』(1978年〜1980年、テレビ朝日) - 酒井田牧人 役

バラエティー

教養番組

音楽

  • 紫陽の花
  • ライラライ
  • おくれ咲き
  • 浮雲
  • ウエディンググラス
  • 青い山脈の歌
  • エデンの海
  • 男の紋章
  • 夕焼け山脈

注釈

外部リンク

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