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三菱電機

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
三菱電機株式会社(みつびしでんきかぶしきがいしゃ)は日本総合電機メーカーである。三菱財閥の流れを汲む三菱グループに属する。ロゴマークは三菱グループ共通の赤いスリーダイヤだが、最近のCMなどでは使われておらず、水色の"MITSUBISHI"ロゴが使用されている(但し、海外でのロゴマークや提供クレジットでは使用されるほか、製品カタログの最終ページなどに使用されている)。 「コーポレートステートメント」は"Changes for the Better"(より良きものへの変革)である。

本社は東京都千代田区丸の内二丁目7番3号(〒100-8310)(東京ビル)。

1921年1月15日三菱造船(後の三菱重工業)より分離独立する形で設立し、現在の企業統治機構は委員会設置会社になっている。

概要

沿革

主な製品

  • エア・コンディショナー -静岡製作所(大型は旧和歌山製作所):先に書かれている通り、霧ヶ峰という名で販売している。萩本欽一小泉今日子西田ひかるなどの有名タレントがCM出演していたことから、知名度は低くなかったが、ムーブ・アイなどが搭載されCMには宮里藍が出演して一層知名度が上がった。霧ヶ峰は実在の地名(長野県)であるが、知らない人も多く、広告に一役買ったということで諏訪市から三菱電機に感謝状が送られている。
  • 換気扇 -中津川製作所:国内最大シェア。小口径パイプファンから大規模施設用までをラインアップしている。
  • *ロスナイ - 三菱電機が開発した熱交換型換気扇。室内の空気と新鮮な外気との熱交換をするフィルターを使うことで、換気のみならず、空調されている室内の温度変化を抑える仕様となっている。家庭用から大規模ビル施設までをラインアップしている。
  • *ジェットタオル -風の三菱電機と言われている中津川工場の他社を圧倒する製品。従来の温風に代わり小型のシロッコファンを超高速で回転させ圧縮空気並の風で水を飛ばすタオルである。短時間で確実に乾かすことが出来る。
  • 冷蔵庫-静岡製作所:400リットル以上の大容量ゾーンでトップシェア。ビタミンを増やす野菜室や、切れちゃう冷凍などの独自機能がある。また家庭用としては世界初の瞬間冷凍機能を搭載した冷蔵庫も売り出している。
  • 炊飯器- 2006年に発売された「本炭釜」という炊飯器は、内釜に炭素素材を採用したものでり、炊飯器としてはかなり高額な商品であるにもかかわらず、団塊の世代の支持も得て爆発的にヒットした。
  • エレベーター -稲沢製作所:三菱電機は、エレベーター事業で世界シェア2位、国内シェア1位を誇っており、当時世界最高速のエレベーターを連続で作った(現在の世界新記録は東芝エレベータ)。また世界第2位の速度を誇る横浜ランドマークタワーに設置されているものは10円玉を立てても倒れない。稲沢製作所内には世界最大のエレベーター実験塔を建設し分速1200m級のエレベーターを開発する。
Image:Mitsubishi Elevator of SOLAE 01.JPG|実験塔「ソラエ」
  • オーロラビジョン - 東京ドームスタジオアルタなどに設置されている超大型ディスプレイ。ジャンボジェットの幅に相当する長さの物もある。三菱電機は独自の技術で他社を圧倒している。2006年8月に、東京競馬場に設置したオーロラビジョン、「ターフビジョン」は、東西2箇所設置されているが、その中でも西側のターフビジョンは縦11.2m×幅66.4m、面積743.68もあり、ギネス・ワールド・レコーズに世界最大の映像スクリーンとして認定されている。
  • GPS - 三菱電機の高度GPS測位システム(通称PAS)の誤差はわずか数センチ。その技術は埋め立てや湾岸工事における海中でのくい打ち作業に使われている。
  • DVDレコーダー - 船井電機と提携、楽レコという名で販売している。以前は楽レコのブランドを使わない高級レコーダーを販売していた。ビデオデッキは現在は単体機で生産完了となったが自社開発の画像処理機能や高画質技術などを搭載し、映像などにこだわった高級機「DVR-DS10000」が発売されマニアから名機と呼ばれる機種が多い。
  • 2006年11月には、地上デジタル&BS・110°CSデジタルチューナーとVHSビデオを搭載した新しい機種「DVR-DV635」を発売する。三菱電機のDVDレコーダーとしては初めて、HDMI端子を搭載した。搭載しているVHSビデオはS-VHSではないものの、HDMI端子で接続すれば、テープの映像をS-VHSに迫る鮮明な映像で楽しめるという。S端子を使った映像の入出力にも対応している。ただし、DVDに関しては、従来機種と同様、DVD-RAMは再生のみの対応で、録画には対応しないという。
  • なお、2008年春モデル以降は液晶テレビ・BDレコーダーと合わせてブランド名が「REAL」に統一される。
  • BDレコーダー - 2008年5月より発売される。東芝VARDIA」同様、、リモコンが2種類同梱されているのが特徴だが、ボタンを極力減らしてシンプルにした「グット楽リモコン」にはタッチパネルが採用されている。
  • 液晶テレビ - リアルというブランド名で販売。
なおブラウン管テレビを主力としていた時期には自社開発の様々な画像処理機能や基板が網羅された特筆すべき画質・性能を誇った製品が多く、同様に高級ビデオデッキと併せ、映像にこだわった多くの製品が発売されており、マニアからは名機と呼ばれる機種も少なくない。そしてスピーカーはダイヤトーンブランドのスピーカーを搭載。液晶テレビを主力とする現在も、処理エンジンは自社製のものを採用している。また、リモコン操作で画面が左右に回転する「オートターン機能」が人気である。また、40型以上の大画面では、縁が薄いことで独自性を出している。ブラウン管テレビは生産を終了し、同時に地デジ非対応テレビもラインアップから消えた。 2008年春モデル以降のフルHD液晶テレビ・BDレコーダーは、京都府長岡京市にある京都製作所で製造されていることから「京都 FULL HD 1080」というキャッチフレーズが付けられている。 また2008年にはレーザーテレビを北米で発売すると発表している。レーザーテレビのブランド名は「Laser vue」である
  • パソコン - 現在は家庭用から撤退し、事業者用PC「アプリコット」を発売しているが、かつては「マルチ8」、「マルチ16」などと言った製品を発売し、CMには林葉直子を起用した。また同社提供の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』でも使われた。ただし、パソコン用ディスプレイの分野では国内最大級のシェアを持っている。
  • 鉄道関連 - 鉄道車両の分野ではJR貨物EF210形電気機関車の電気系統を手がけ、それ以外でもVVVF制御装置、モーターなどを手がけている。また、E231系500番代(JR東日本)や321系(JR西日本)などの客室案内用モニター装置も製造した。(これには同車両が走るJR京都神戸宝塚線沿線に三菱電機の製造拠点が多い〈特に神戸市は発祥の地〉ことも挙げられる。また関西の私鉄でも三菱電機のモーター、制御機器等を長年使用している事業者は多い)。車両換気装置のラインデリアファンデリアは三菱電機の特許である。また、資本参加している神奈川県の湘南モノレールの車両を三菱重工業と共同企業体を組んで製作に関与している(三菱懸垂型モノレール)ほか、事業運営でも協力している。
Image:WestJapanRailwayCompanyType321-1.jpg|西日本旅客鉄道321系 Image:Shonan monorail type 500.JPG|湘南モノレール500形 Image:Hanshin-1000.jpg|阪神電気鉄道1000系(三菱製VVVF装置が使用されている) Image:Model_4000-First_of_Odakyu_Electric_Railway_2.JPG|小田急電鉄 4000形(三菱製のVVVF装置とモーターが使用されている) 画像:Kintetsu5820Series01.jpg|近畿日本鉄道5820系(三菱製VVVF装置が使用されている(一部は日立製作所製)) 画像:Shintetsu5000Series01.jpg|神戸電鉄5000系 画像:Shinkeisei-8800-EMU.jpg|新京成電鉄8800形 画像:Yokohama subway 3000.JPG|横浜市交通局3000形 NTT DoCoMo向けに発売された携帯電話「Music PORTER」はポータブルMDプレーヤーのような形でFMラジオが聞けるなど音楽機能に特化している。D901iから、90Xシリーズと70Xシリーズの一部ではスライド式の形状を採用した。また、この機種から富士通との協業に関係して同じ基本ソフトウェアSymbian OSを採用している。D503i以前のモデルは独特のフリップ式だった。なお前述(項目4)のとおり、機種のメーカー名をあらわす文字が三菱電機の頭文字である「M」ではなく「D」であるのは、スリーダイヤ(三菱の英訳・三菱グループの紋)の「ダイヤモンド」の頭文字からである。(「M」の頭文字はNTTドコモ向けに初期より共に端末を提供しているモトローラが使用している。名称がかぶるため三菱電機側が区別化をはかったかどうかは定かではない。このため当初は三菱電機製ではなくドコモ製の端末だと勘違いしていた人も少なくはないが(ほとんどがNTTドコモ向けの端末のため)、これは間違いである。) しかし、携帯電話産業の競争激化を理由とし、2008年3月3日同事業からの完全撤退を発表した同時期に同じ理由で三洋電機も携帯電話事業を京セラに譲渡し、ソニーエリクソンもドコモへの端末提供を中止する事を検討している事を発表した。撤退によりD705iμD705iが最後の機種となった。

携帯電話の機種

NTTドコモ
J-フォン
ボーダフォン
ツーカー
画像:DP-222.jpg|三菱の携帯端末の特徴の一つ・フリップ式『DP-222』 1997年 image:DoCoMo D903i Open.jpg|NTT DoCoMo FOMA D903i 画像:D905i01.jpg|NTT DoCoMo FOMA D905i image:D702i.JPG|NTT DoCoMo FOMA D702i

産学官連携

主な工場・研究所

発祥地が兵庫県神戸市の為、近畿地方に多くの生産拠点がある。
  • 神戸製作所神戸市兵庫区
  • * 三菱電機誕生の地。旧三菱造船電機製作所。
  • * 電力システム、公共プラントシステム、防災システム、通信ネットワークシステムのソリューション供給。
  • 電力システム製作所(神戸市)
  • * タービン発電機、加速器応用システム
  • 伊丹製作所尼崎市
  • * 交通システム、車両用機器、運行管理システム、電力管理システムの供給。
  • 静岡製作所(静岡市
  • * ルームエアコン「霧ヶ峰」、業務用エアコン(6馬力まで)、冷蔵庫、空調機用圧縮機
  • 京都製作所(長岡京市
  • * 液晶テレビ・ブルーレイレコーダー「REAL」、HDDレコーダー「楽レコ」、プロジェクター、昇華型プリンター
  • 姫路製作所(姫路市千代田町・土山及び広畑区富士町)
  • * 自動車電装品事業。電動パワーステアリングオルタネータースターターETC
  • 広畑工場など4つの工場、敷地合計約15.2万平米を有する。オルタネーター、スターターは世界シェア15%超。
  • 1943年12月に神戸製作所の分工場として発足、工場の前身は、大和紡績の工場である。1944年1月には軍需工場に指定され「神武千代田工場」(千代田は工場所在地の地名)と称された。戦後に千代田町の西隣の土山へ工場を拡張した。
  • *2004年に広畑工場(千代田町・土山から直線距離で約8km)が竣工。2009年度までに、敷地を合計20万平米超に拡張し、旺盛な需要に対応する。
  • コミュニケーション・ネットワーク製作所(尼崎市郡山市
  • * 通信キャリア向けネットワークインフラ、監視システム(CCTV)
  • 系統変電システム製作所(尼崎市赤穂市
  • * 変電機器、電力系統保護システム
  • **GIS(ガス絶縁開閉装置)は国内トップシェア。世界3強の一角を占める。
  • 受配電システム製作所(丸亀市)
  • * 遮断器、スイッチギア
  • 群馬製作所(太田市
  • * 過去ファンヒーターを製造していたが、現在は事業から撤退。
  • * 電気給湯機「エコキュート」。国内シェア50%以上
  • 高周波光デバイス製作所(伊丹市)
  • * 半導体レーザー。70%のシェア。
  • パワーデバイス製作所(福岡市)
  • 福山製作所(福山市
  • * 世界3大ブレーカーメーカの一つ。
  • 中津川製作所(中津川市
  • * 換気扇、ロスナイ、ジェットタオル、太陽光発電システム
  • 日本建鉄株式会社 三菱電機ショーケース事業部/ランドリー事業部(船橋市
  • *冷蔵ショーケースや洗濯機を製造

関連会社

関係上場子会社

情報通信サービス会社

エンジニアリング・サービス会社

製造会社

販売会社他

過去にあったもの

その他

  • 公式ウェブサイトドメイン名が「www.melco.co.jp」(Mitsubishi ELectric COrporation)であったため、PC周辺機器メーカーの(旧)メルコ(現バッファロー)と混同されることがあった。現在は、「www.MitsubishiElectric.co.jp」に変更されている(すべて小文字で入力してもアクセスできる)が、社内のメールアドレスは「melco.co.jp」と「MitsubishiElectric.co.jp」が混在している(現在統一作業中)。
また、三菱電機グループ内に「メルコ」を冠した子会社も存在する。メルコホールディングスグループとの直接の関係は従来からない。
  • 2007年12月のウェブサイトリニューアルに伴いRSS配信が行われるようになった。
  • 高度成長期(昭和30〜40年代)、三菱電機の系列家電チェーン店には「メル子」という、女の子をかたどった人形(髪には三菱マーク型のリボンをつける)がいた。この「メル子」の名は、上述の英名社名の略称を当時なりに利用したものらしい。
  • 石油ファンヒーターは三菱電機が生みの親であったが、2003年に製造を打ち切り、市場から撤退している。なお、強制給排気型(FF型、商品名「クリーンヒーター」)は北海道などで需要が多いため、現在も製造されている。
  • 現在の「MITSUBISHI」ロゴは1985年より使用を開始したが、それ以降に製造された製品(主に民生品以外)でも一部に旧ロゴ「MITSUBISHI ELECTRIC」(1968年制定)を使用したものがごくまれに見られる(東京地下鉄10000系電車の運転台コンソールなど)。
  • 2008年10月洗濯機の製造を打ち切り、市場から撤退している。

歴代コーポレートステートメント

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