臭気判定士(しゅうきはんていし)とは、悪臭防止法に基づき創設された国家資格。
社団法人におい・かおり環境協会が実施する臭気判定士試験に合格した後や試験前に、各検査機関で実施する嗅覚検査に合格すれば免状が交付される。
職務
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1996年(平成8年)の悪臭防止法の改正により臭気測定法による臭気指数規制が導入され、 測定値(臭気指数)により、悪臭の発生源である事業者に対し、市町村が改善勧告・改善命令を行うことができ、測定値は、罰則適用にも結びつくようになった。臭気判定士は、この測定法による測定を管理・統括する責任者で、臭気の濃さの正しい測定、評価により、環境保全に貢献する臭気環境分野で初めての国家資格である。
次のような仕事も行っている。
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1.パネルの選定
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*嗅覚検査を行い、嗅覚に異常がない人をパネル(嗅覚を用いて臭気の有無を判定する者)として選定する。
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2.試料(サンプル)の採取
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*現場で試料(サンプル)を採取し、室内で臭気指数を測定
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3.判定試験の実施
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*各パネルに試料の入った袋1つと無臭の袋2つをセットにして渡し、臭いの感じる袋を選んでもらう。袋に無臭空気を導入してにおいを徐々に薄めていき、試料の入った袋を当てることができなくなるまで、試験を続ける。
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4.結果のまとめ
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*試験の結果を法に定める方法に従って計算し、測定値を導き出す。
臭気指数
においの付いた空気や水をにおいが感じなくなるまで、薄め(無臭空気、無臭水)、その希釈倍率(臭気濃度)を求める。その常用対数値を10乗した値。以下のような式になる。
臭気指数=10×Log(臭気濃度)
21まで認められている。
敷地境界線上においては次の通り。
臭気指数=10×Log{M×10exp(r1−0.58/r1−r0)}
Mは当初希釈倍数、r1は当初希釈倍数における平均正解率、r0は当初希釈倍数を10倍したときの平均正解率。
気体排出口及び排出水においては次の通り。
臭気指数=10X
Xはパネル全体の閾値(パネルの最大値と最小値それぞれ1つずつ除き,その他のパネルの平均値)、
Xi=(LogM1i+LogM0i)/2
Xiはパネルiの閾値(常用対数表示)、M1iはパネルiの回答が正解である最大の希釈倍数、M0iはパネルiの回答が不正解又は不明である希釈倍数
試験
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臭気判定士試験は、受験資格18歳以上の者(試験日において)なら誰でも受けられる。試験日は例年11月中旬に1日に全国3箇所(東京、大阪、名古屋)で行われる。合格したら嗅覚検査を受ける。
試験科目
#嗅覚概論
#悪臭防止行政
#悪臭測定概論
#分析統計概論
#臭気指数等の測定実務
更新
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免状は有効期間が5年となっているので、更新をする際には改めて嗅覚検査を受けることになる。
嗅覚検査
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嗅覚検査は、臭気指数等の測定に係わる嗅覚の適格性について行うもので、所要時間は10から15分位である。受験時期は、臭気判定士試験の前でも後でも構わない。全国各地の委託検査機関で受験できる。嗅覚検査では、特別鼻が利く必要はなく、ほとんどの人が合格している。
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検査方法は以下のとおり
#5本の
におい紙を1セットとして検査員から渡される。
#におい紙を1本ずつ鼻に近づけ臭いを嗅ぐ。
#においが付いていた思う「におい紙」の番号を、回答用紙に記入し、検査員に渡す。(5本の「におい紙」のうち、基準臭液によりにおいのついた2本の「におい紙」を嗅ぎ当てる。)
#基準臭毎に上記の操作を繰り返す。(5種類の基準臭のにおいが判るかどうか検査する)
※「におい紙」は、紙の繊維のにおいすら残らないように精製された特殊なろ紙のこと
関連項目
外部リンク
資格取得者のHP