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住友金属工業

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

住友金属工業株式会社(すみともきんぞくこうぎょう、英文社名 Sumitomo Metal Industries, Ltd.)は、日本の大手鉄鋼鉄道部品メーカーである。

住友グループの要であり、三井住友銀行住友化学と共に「住友グループ御三家」と称される。大阪市住友村)と東京都トリトンスクエア)に本社を構える。

概要

主たる事業は鉄鋼業で、鋼管薄板厚板建材鉄道車両品、チタン、条鋼などを生産する(粗鋼生産量は年間1000万トン)。この中でも「パイプの住金」と言われるように、シームレスパイプと呼ばれる原油発掘用の鋼管は世界的にも上位の地位を確保している。ただ、シームレスパイプの価格は原油価格とリンクするため、1990年代の原油価格低迷期にはシームレスパイプも赤字部門として住金の経営の足を引っ張っていたが、2000年以降の原油価格の高騰で収益改善している。

主力の製鉄所は鹿島製鉄所和歌山製鉄所である。鹿島製鉄所は日本国内では比較的新しい製鉄所で生産効率が優れている。さらに2004年には鹿島製鉄所内に大型の新高炉を建設して、さらに費用削減を進めている。和歌山は古い製鉄所のため生産効率が劣っていた。そのため、熱間圧延ミルラインの休止および上工程(製銑・製鋼ライン)の台湾・中国鋼鐵との合弁会社への分離など大リストラ策が実施された。今日では、シームレスパイプの生産拠点として重要な役割を果たしており、海南市の海南鋼管所を含め、新たに設備投資が行われた。

また、1970年新日本製鐵誕生から、鉄鋼業界は長らく大手5社体制で安定していたが、2002年に日本鋼管と川崎製鉄が経営統合して、JFEグループが誕生。これに危機感を抱いた、新日鐵・住金と神戸製鋼所も同年、包括的な提携を結びJFEへの対抗姿勢を示した。

ほかの鉄鋼会社と同様に事業の多角化の一環で、半導体用シリコンウエハーの生産も手掛けていたが、収益が悪化して、三菱マテリアルとの合弁会社(現在のSUMCO)に移管。橋梁エネルギー分野、環境関連エンジニアリングの分野でも事業を展開している。

かつては「柔らか頭してますか、住友金属」というフレーズのコマーシャルを流していた。

太平洋戦争中、帝国海軍零式艦上戦闘機などに使用された新素材、超々ジュラルミンを開発したのもこの住友金属である。

主要事業所

本社・支社

製造拠点

鹿島製鉄所・和歌山製鉄所の2か所が銑鋼一貫製鉄所である。鹿島製鉄所は鉄鋼・建材カンパニーに属す住金最大の拠点で、各種薄板厚板、溶接鋼管形鋼などを製造している。和歌山製鉄所は鋼管カンパニーに属し、各種薄板、継目無鋼管(シームレス鋼管)などを製造している。継目無鋼管は、同じく鋼管カンパニーに属す特殊管事業所でも製造している。

交通産機品カンパニーに属するのは製鋼所。ここでは、同カンパニーの鉄道車両用品、鋳鍛鋼品製品を製造している。

研究所

  • 総合技術研究所
  • * 尼崎地区 - 兵庫県尼崎市扶桑町1番8号
  • * 波崎地区 - 茨城県神栖市砂山16番地1

社内カンパニー・主要製品

沿革

前史

  • 1897年明治30年)4月1日 - 住友伸銅場が創業。
  • 1901年(明治34年) - 住友鋳鋼場が創業。
  • 1913年大正2年)6月 - 住友伸銅場が住友伸銅所に改称。
  • 1921年(大正10年)2月 - 住友合資会社伸銅所が発足。
  • 1926年(大正15年)7月 - 住友合資会社伸銅所が住友伸銅鋼管株式会社に改組。
  • 1935年昭和10年)9月 - 住友伸銅鋼管と住友製鋼所(旧・住友鋳鋼場)が合併し、住友金属工業株式会社として発足。
  • 1945年(昭和20年) - 扶桑金属工業株式会社に商号を変更。

住金発足後

関係会社

鋼板・建材カンパニー関連

鋼管カンパニー関連

交通産機品カンパニー関連

エンジニアリングカンパニー関連

エレクトロニクス関連

その他

かつてのグループ企業

※住友金属工業が吸収合併した企業を除く

スポーツ

提供番組

環境保全

  • 鹿島製鉄所では、製鉄所周辺や市内の海岸などでの清掃活動の実施などを行っている。

関連項目

外部リンク

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