深作 欣二(ふかさく きんじ、1930年7月3日-2003年1月12日)は日本の映画監督。茨城県水戸市出身。妻は女優の中原早苗。映画監督の深作健太は実子。仲間からの愛称は「サクさん」。
略歴
『
ガンマー第3号 宇宙大作戦』はMGM配給で、『
宇宙からのメッセージ』はユナイト映画配給でそれぞれ米国で公開された。また、『
バトル・ロワイアル』はフランスやイギリスなど海外でも注目をひき、香港では興行成績1位を記録した。
アクション映画の監督と見られがちであるが、
小松左京原作の『
復活の日』、
檀一雄原作の『
火宅の人』を映像化するなど、取り上げるテーマは幅広い。
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1997年、紫綬褒章受章。
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2002年中はカプコンのPS2ゲーム『クロックタワー3』のイベントCGムービーの監督として撮影(モーションキャプチャー収録)、これを撮り終えた(撮り終えたという意味ではこちらが遺作である)。
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2003年1月12日、前立腺癌のため死去、。後に勲四等旭日小綬章を贈られた。
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*深作は抗癌剤の投与を拒んだ。副作用による男性機能の低下を懸念したためである。
また、未完だった遺作『バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】』の監督は、プロデューサーを務めていた息子の深作健太に引き継がれた。
作風
暴力的な作品を撮る映画監督というイメージが強いが、本人が戦争という巨大な暴力を体験したことをきっかけに、暴力を描くことで暴力を否定しようという考えが根底にあり、決して暴力を肯定していたわけではない。だからこそ、様々な批判を受けても、最後まで作風を変えなかったと思われる。また、『柳生一族の陰謀』や『魔界転生』といった時代劇、『おもちゃ』のような文芸作品からSFまで、幅広い作品を残している。これらの作品は国内のみならず、海外からも好評であり、クエンティン・タランティーノやジョン・ウーなどの著名な監督らが、彼を崇拝していることを明言している。なお、全フィルモグラフィーのうち、『おもちゃ』以外の全ての作品で人が死ぬシーンがあり、死について生涯こだわり続けたことがうかがえる。
人物
映画作りに関しては相当にエネルギッシュな人物で、『
仁義なき戦い』での演出は、ほとんど「行けー!!」「やれー!!」「死ねー!!」などの言葉で済ましていたそうである。深夜まで撮影が長引いたにもかかわらず、俳優達を引き連れて飲みに行き、翌朝からまた撮影に入るという生活を何ヶ月も続けたという伝説を残している。
菅原文太のように、酒が強くタフな俳優ならともかく、そうではない多くの俳優は付き合うのが大変であったという。ろくに寝られなかった俳優達は、脹れた顔を元に戻すために冷たいタオルをあてたり、腫れた瞼が目立たないようサングラスをかけるなどして、撮影に臨んだという。
朝に弱く、夜になると調子が出てきて、撮影が毎日深夜まで続くため、「深作組=深夜作業組の略」とも言われた。干されていた室田日出男、大部屋でくすぶっていた川谷拓三、志賀勝らを抜擢し、「ピラニア軍団」として知らしめたことも有名である。
死去前後の出来事
監督作品リスト
映画
テレビドラマ
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キイハンター
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ザ・ガードマン 第326話「年上の妻の華麗な犯罪」(TBS・大映テレビ室)
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必殺仕掛人 - 第1話「仕掛けて仕損じなし」、第2話「暗闘仕掛人殺し」、第24話「士農工商大仕掛け」
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傷だらけの天使 - 第1話「宝石泥棒に子守唄を」、第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」
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Gメン'75 - 第85話「'77元旦 デカ部屋ぶっ飛ぶ!」
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影同心 - 第18話「濡れた女の殺し節」
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ダブル・パニック'90 ロス警察大捜査線(1990年・テレビ朝日・東映)
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阿部一族(1995年・フジテレビ・松竹京都)
参考文献
関連項目
外部リンク