『
西遊記』(さいゆうき)は、
フジテレビ系で
2006年1月9日から
3月20日(3月27日は総集編を放送)まで毎週月曜日21:00~21:54(初回・最終回は30分拡大)に
放送された
月9ドラマ。1話完結形式、全11話。ハイビジョン制作。
2007年1月2日・3日にわたってフジテレビ他で再放送がされた。
※テレビ宮崎では1週遅れの土曜16:30〜17:24、テレビ大分では1週遅れの月曜16:55〜17:49、青森テレビでは1週遅れの土曜13:00〜13:54に放送。
連続ドラマ化されたのは、1978年〜1980年堺正章主演『西遊記・西遊記II』(日本テレビ)、1994年の唐沢寿明主演『新・西遊記』(日本テレビ)に続いて3作目。単発の1993年の本木雅弘主演も含めると4作目のドラマ化である。
2007年7月14日にこのドラマの劇場版が公開された。詳しくは西遊記 (2007年の映画)を参照。
内容
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中国の古典小説『西遊記』をモチーフにしながらも、登場人物の設定を変更したりオリジナルキャラクターが登場する等大幅に改編している。
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孫悟空の筋斗雲は雲ではなく、通常は小さな羽根の形をしており使用する際に懐から取り出すアイテムとして描写されている。また三蔵法師の愛馬玉龍(初代西遊記シリーズでは普段は馬だが人間の姿にもなる玉龍)は今作では登場せず、四人全員徒歩で旅をする。これは最終話において権力の座をむさぼる老僧に対し、自らの足で困難な旅を続けた三蔵法師のような人物こそが立派なのだと孫悟空たちが啖呵を切るクライマックスへの伏線となっていた。
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三蔵法師役を女優(深津絵里)が演じる点は、日本テレビで1978年に放送された初代西遊記シリーズで故・夏目雅子が演じて以来続く流れを踏まえている
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原作とも今までのドラマ版と違い、一番〜三番弟子という概念は薄く三弟子は対等の仲間として扱われている。一番目に弟子になったのは沙悟浄で孫悟空は最後に仲間に加わったという設定。
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主要ロケ地は東郷湖畔にある日本最大の中国庭園「燕趙園」。
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当初は鳥取砂丘で砂漠のシーンを撮る予定だったが、国立公園である鳥取砂丘の管轄役所である環境省からの撮影許可回答が時間がかかり過ぎた為オーストラリアで、砂漠を含めた大自然シーンの一部の撮影が行われた。
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最終回には初代西遊記で孫悟空を演じた堺正章が釈迦役でゲスト出演し、新旧の主人公が本編で共演した。
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最終回の翌週の3月27日に放送された総集編を含んだ特別番組「西遊記ウッキー祭り」で、映画化および続編製作が決定したことが公表された。
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香取慎吾出演のバラエティ「スマステ」で日テレ版「西遊記」で猪八戒を演じた西田敏行がゲストとして出演した際、番組中で本作で猪八戒を演じていた伊藤淳史へのアドバイスとも言うべきメッセージを送っていた。
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2006年5月19日、カンヌ国際映画祭にて映画製作発表が行われた。(会場には孫悟空役の香取が衣装で登場)
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* 2007年7月14日公開
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* 制作費10億円
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* 中国ロケ敢行予定
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* キャストはドラマ版と同じ。内容は<原作の中で最大の敵が出てくる傑作エピソードを使う>との事。敵役に金角(鹿賀丈史)・銀角(岸谷五朗)が登場する。
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* 「ドラマではやりきれなかったアクションをしっかりしたい(香取)」「ドラマよりもう少し大人のテイストを出したい(フジテレビドラマ製作センター室長)」「アジアのハリーポッターにしたい(映画事業局長)」とのコメントも。
評価
1978年の『西遊記(堺正章主演)』(日本テレビ製作)をリアルタイムで視聴していた、あるいは再放送を幼少時に見ていた社会人層からの評価は、概して低い。単純なのにテンポの悪いストーリー展開、フィルム撮影ではないためセット全般や衣装が安っぽく映像にもスケール感が出ないことから、不満が回を追うごとに増えていった。
視聴率はスタッフの予想を大きく上回り、初回視聴率29%超、月曜日9時枠では久々の全話20%越えをするドラマとなった(2006年放映の連続ドラマの中で平均視聴率が一番高い)。これはキッズ層の視聴率が常に30%前後を維持していたことが大きく、最終回や特別編のCMでアニメDVDや子供向けソフトなど、通常の月9ドラマ枠では見られないCMがオンエアされた。
主人公の決め台詞「天国に行きたいか、地獄に行きたいか!?」(天国という言葉はキリスト教の用語であり、仏教においてなら「極楽浄土」である)には、制作者の原作における仏教観に対する理解のなさを指摘する声や制作者が過去作すらまともに観たこともないのでは?と推測させるような、まるでパロディ同然のような設定、世界観の著しい誤認、改変は激しい批判の的となった。
このような問題点は映画版でも改善どころかさらに間違いが推し進められており、テレビドラマ版のファンの人々すら批判をせざるを得ないようなものになってしまっていた。その結果、つまらなかった邦画をランキングする文春きいちご賞の2007年度第7位を受賞した。
登場人物・キャスト
メイン
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孫悟空(そんごくう)(香取慎吾)
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石から生まれた石猿で高度な戦闘能力を有するが、五百年間、釈迦に封印されていた(しかし、最終回までは釈迦の顔を知らなかったので、矛盾が生じている)。三蔵に解放されて以降、天竺までの旅のお供をすることになる。聞き分けのない幼い子供のように荒っぽい性格だが、本来はどんなに裏切られても人を信じ続ける純粋な心の持ち主で、凶悪な妖怪に対しては誰よりも強い正義感を見せる。人間になるのが夢。戦う時に妖怪に対して決め台詞を言うのが、毎回のお約束。
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前項でも述べた通り、本作では原作と過去に映像化されたテレビドラマ版とは異なり、三蔵の一番弟子ではなく三番目の弟子という設定。筋斗雲も雲ではなく羽根の形をしている(名称も若干変わり、筋斗羽(きんとう)となっている)。孫悟空の武器の一つである。27時間テレビではなぜか筋斗雲になっている。
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72変化の術や分身の術、巨大化、変身といった術はなく、本作では如意棒や筋斗羽、第1話での敵である牛魔王と虫に変身する力以外の術は披露していない。また石猿という設定ではあるが、火や打撃に極端に弱く、天界最強の孫悟空だがお釈迦様には勝てないというキャラクターではなく、香取慎吾が演じる孫悟空としてのイメージの方が強い。
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悟空は「仲間」のことを「なまか」と言う癖があるが、これは、昭和の名コメディアン、東八郎(Take2・東貴博の父)が「赤胴鈴之助」の主題歌を歌う際に使っていたギャグである(僕らの仲間→僕らのなまか)。ドラマノベライズ・劇場版ノベライズではカタカナで「ナマカ」と表記されている。
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沙悟浄(さごじょう)(演:内村光良)
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本作では三蔵の一番弟子という設定(本来は三番弟子)。クールでキザで頭は良いが、かなりの女好き(女好きというのは本来猪八戒の設定)。頭の皿を見せるのが恥ずかしいため、いつも頭を布で隠しているというシャイな一面を持つ。しかし、面倒見は良く、弟子たちのまとめ役といった感じだが、毒舌なために周りから顰蹙を買うこともある。元は混世魔王の配下で多くの人間を手にかけてきたという暗い過去を持ち、天竺へ行く目的はその罪を償うためだという。金魚とは混世魔王の配下の頃の知り合いで、彼女からは「ごっちん」と呼ばれていた。戦闘能力は悟空に次いで高く、キレの良いアクションを披露している。
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猪八戒(ちょはっかい)(演:伊藤淳史)
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三蔵の二番目の弟子(従来と同じ)。食いしん坊で泣き虫で損な役回りが多いが、本来は純粋で誰にも負けない勇気の持ち主で我慢強い。猪の一族の子供だったが、豚として生まれたためにいつも皆からいじめられていた。しかし、一族が存亡の危機にあるため、一族を代表して三蔵の弟子となり、天竺を目指す。戦闘能力は他の弟子程ではないが、かなり嗅覚が良い。
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『妖怪の国』の回で、食べると妊娠する不思議な魔力を持った木の実を食べてしまい、男性だが子豚(後に八恵と名付けられる)を出産。
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三蔵法師(さんぞうほうし)(演:深津絵里)
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殺伐とした世を救うため、天竺まで三人の弟子を従えて取経の旅に出る。高貴で頑固な人物であるが、周りから何かを責められるとすぐに泣き出してしまい、妖怪の前でも立ちすくんでしまう。また、弟子たちに説教するよりも説教されることの方が多く、頼りなく思われている。その反面、弟子たちに対して常に大らかな心で接するため、絶大な信頼を得ている。弟子たちの悪口に対してはどんな状況にあっても怒りを露わにする。母親を混世魔王に殺された過去を持つ。幼名はショウイ。
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凛凛(りんりん)(演:水川あさみ)
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原作にはないオリジナルキャラクター。三蔵一行の旅先に現われては盗みを働いている。悟空からは「泥棒女」とも呼ばれている。悟空にちょっかいを出したり、悪戯好きといったお転婆で子供っぽいところも。素直ではないため、悟空とは顔を合わせては喧嘩ばかりするが、悟空に対して密かに想いを寄せている一面もあり、本気で結婚を考えたこともあり、悟空を殺し滅法国の王となろうとした犬魔将軍に対し、命を張って悟空を守ろうとした。実は滅法国の女王・羅刹女の娘でお姫様。母が人間で、父(他界した)が妖怪の王子なので、妖怪と人間の混血児。犬嫌いで、犬の妖怪である犬魔将軍を嫌う。
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老子(ろうし)(演:大倉孝二)
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原作における天界神太上老君(というより過去作品に度々登場していた土地の神様や天上界の役人といった要素の方が濃い)に相当する。天上界の役人で悟空たちが退治した妖怪を連行するのが役目の老人。それなりの地位を持った人物であるが、スケベで軽い性格の上に臆病なので三蔵の弟子たちからはほとんど尊敬されておらず、悟空からクソジジイと呼ばれる始末。しかしながら、三蔵たちが牢獄で囚われの身となっている時には助け出したりする等、三蔵たちのことを陰ながら見守っている心の暖かい人物でもある。
ゲスト出演者
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第一巻
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第二巻
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第三巻
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第四巻
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第五巻
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第六巻
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修周(しゅうしゅう):成宮寛貴=鶏肖魔人(けいしょうまじん)
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冥蘭(めいらん):釈由美子
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第七巻
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第八巻
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第九巻
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第十巻
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第十一巻(最終回)
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春休み突入祭り
スタッフ
テーマ曲
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主題歌
# 『
Around The World』/
MONKEY MAJIK
# 『
旅人』/
高杉さと美
#*
2007年6月〜7月に一部地域で放映(開始日はバラバラ)された再放送では、
映画とタイアップしてこの曲が流れた。2008年10月13日のテレビ放送時はエンディングがテレビ版になっていた
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挿入歌
サブタイトル・放送日・視聴率
| 各話 |
放送日 |
サブタイトル |
視聴率 |
| 第一巻 |
2006年1月9日 |
天竺へ!! 悟空と仲間たちの旅が始まる!!・火の国 |
29.2% |
| 第二巻 |
2006年1月16日 |
美人姉妹と豚の恋!?・温泉の国 |
24.8% |
| 第三巻 |
2006年1月23日 |
再会、母よ! 夢かなう寺の怪・夢の国 |
23.8% |
| 第四巻 |
2006年1月30日 |
激辛!! 砂の国の腕ずもう大会・砂の国 |
22.5% |
| 第五巻 |
2006年2月6日 |
悟空がパパになる!?・子供の国 |
22.1% |
| 第六巻 |
2006年2月13日 |
武勇伝!!新しい仲間・森の国 |
20.6% |
| 第七巻 |
2006年2月20日 |
熟女になった悟空!?・幽霊の国 |
21.2% |
| 第八巻 |
2006年2月27日 |
タイムスリップ!!過去への旅・時の国 |
20.9% |
| 第九巻 |
2006年3月6日 |
最強妖怪の罠・花の国 |
20.7% |
| 第十巻 |
2006年3月13日 |
妖怪の国凛凛の意外な正体!!・滅法国 |
20.5% |
| 最終巻(第十一巻) |
2006年3月20日 |
天竺!愛と勇気と感動の最終回!!未来へ・天竺 |
24.7% |
| レギュラー放送平均視聴率22.8%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
| スペシャル |
2006年3月27日 |
春休み突入スペシャル!!西遊記ウッキー祭り! 悟空も悟浄も八戒も三蔵も!みんなで一緒にGO!WEST |
|20.2% |
CD
書籍
DVD
発売日:2006年12月15日/予定価格:22.800円(税抜き)
※初回(予約)限定:オリジナルピンズセット / 共通:豪華版飛び出す絵本仕様
※特典映像(予定)
・番宣番組「チビカツはじめてのひとり旅」(2006年1月9日放送)・CGメイキング
・猪八戒の「西遊記」万歳!(『
めざましテレビ』内の番宣コーナー)
・西遊記 〜THE MOVIE〜
発売日:VOL.1:2007年5月25日・VOL.2〜VOL.6:2007年6月8日/予定価格:各3.800円(税抜き)
関連項目
外部リンク