読み込み中...石勝線(せきしょうせん)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営する鉄道路線(幹線)。北海道千歳市から夕張市を経て上川郡新得町を結ぶ本線(南千歳駅 - 新得駅)と夕張市内の新夕張から分岐する支線(新夕張駅 - 夕張駅)からなる。
路線名は、本路線が接続する地域の旧称石狩国・十勝国から採られている。なお、石勝線として編入される以前の追分駅 - 夕張駅間は夕張線(ゆうばりせん)と称していた。現在でも新夕張 - 夕張間の通称として用いられている。
歴史的に北海道炭礦鉄道により運炭路線として建設され、鉄道国有法により買収・国有化された旧夕張線区間(追分 - 新夕張 - 夕張間)と、同線を延伸し、札幌と十勝地方を短絡する幹線として、日本鉄道建設公団により建設された新線区間(南千歳 - 追分、新夕張 - 上落合信号場間)とに分かれる。
新線区間のうち、南千歳 - 追分間は、改正鉄道敷設法第137号に規定する「石狩國白石ヨリ胆振國廣島ヲ經テ追分ニ至ル鐵道(以下略)」の一部(追分線)、新夕張 - 占冠間は、同第134号「胆振國鵡川ヨリ石狩國金山ニ至ル鐵道及「ペンケオロロツプナイ」付近ヨリ分岐シテ石狩國登川ニ至ル鐵道」の一部(紅葉山線)、占冠 - 上落合信号場間は同第142号の2「十勝國御影付近ヨリ日高國右左府ヲ經テ胆振國邊富内ニ至ル鐵道」の一部(狩勝線)である。なお、上落合信号場 - 新得間は、根室本線落合 - 新得間(狩勝峠)の勾配緩和新線(同第142号の4)の一部として1966年9月30日に開業しており、根室本線と線路を共用している。
新線区間の開通以前は、札幌から道東(十勝・釧路・根室方面)へ向かうには旭川や滝川を経由していたが、石勝線の開通によってこれら方面への所要時間が短縮された。同時に、根室本線の滝川 - 新得間は定期優等列車がほとんど運行されないローカル線になった。
新夕張以東の沿線は、占冠、トマム駅周辺を除いてほとんどが非居住地帯で、本線においては駅の数より信号場の数の方が多い特徴を持つ。信号場の多くは、計画当初は駅にする予定だったが、沿線の入植者の離農が進んで非居住地帯となりその必要が無くなった経緯がある。
「北海道の屋根」と呼ばれる日高山脈を貫くため、長さ5,825mの新登川トンネルをはじめ、5,790mの新狩勝トンネル、5,700mの登川トンネル、4,225mの第二串内トンネル、3,765mの鬼峠トンネルなどの長大トンネルが連続する。
また、旧夕張線区間は、後年の復活運転を除くと、日本で最後まで蒸気機関車が牽引する貨物列車が運転されていたことや、蒸気機関車が追分で入換作業に最後まで従事していたことでも知られる。蒸気機関車は1975年12月24日最終運転。
同線は幹線だが、もし新夕張 - 新得が開通せず夕張線のままだったとしても幹線になったと言われている。これは美祢線と同様の事情で、1977年 - 1979年の石炭の貨物輸送が好調だったことによる。
一方、函館本線野幌駅 - 夕張本町駅間に路線を有していた夕張鉄道では国鉄のZ形の運行経路に対抗し、野幌 - 夕張本町間の急行列車を1961年に運行を開始した。野幌(北海鋼機前) - 札幌大通間を自社バスで連絡し札幌への利用も可能だった。直通バス路線(札幌急行線)の拡充などにより1967年に廃止した。
千歳駅 - 南千歳駅 - 追分駅 - 新夕張駅 - 夕張駅間では、キハ40系気動車により普通列車がワンマン運転されており、2 - 4時間に1本程度である(千歳駅 - 南千歳駅間は千歳線乗り入れ)。また1日1便だけ「苫小牧駅→(室蘭本線)→追分駅→夕張駅」という系統がある。追分駅 - 新夕張駅間において、東追分駅と十三里駅については、一部の列車が通過する。
新夕張駅 - 新得駅間に運転される普通列車は開業時から設定されておらず、特急列車のみが運転されている。そのため、新夕張駅 - 新得駅間の各駅相互で特急列車の自由席を利用する場合は、特急料金が不要となる特例が設けられている。
| 駅番号 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|---|
| H14 | 南千歳駅 | - | 0.0 | 北海道旅客鉄道:千歳線(本線・新千歳空港支線) | 千歳市 |
| 駒里信号場 | - | (5.4) | |||
| 西早来信号場 | - | (11.7) | 勇払郡安平町 | ||
| K15 | 追分駅 | 17.6 | 17.6 | 北海道旅客鉄道:室蘭本線 | |
| K16 | 東追分駅▽ | 4.0 | 21.6 | ||
| K17 | 川端駅 | 5.4 | 27.0 | 夕張郡由仁町 | |
| 滝ノ下信号場 | - | (30.3) | 夕張郡栗山町 | ||
| K18 | 滝ノ上駅 | 8.8 | 35.8 | 夕張市 | |
| K19 | 十三里駅▽ | 4.4 | 40.2 | ||
| K20 | 新夕張駅 | 2.8 | 43.0 | 北海道旅客鉄道:石勝線(夕張支線) | |
| 楓信号場 | - | (48.7) | |||
| オサワ信号場 | - | (55.7) | 勇払郡むかわ町 | ||
| 東オサワ信号場 | - | (59.6) | |||
| 清風山信号場 | - | (67.3) | 勇払郡占冠村 | ||
| - | (72.5) | ||||
| K21 | 占冠駅 | 34.3 | 77.3 | ||
| 東占冠信号場 | - | (81.3) | |||
| 滝ノ沢信号場 | - | (85.7) | |||
| ホロカ信号場 | - | (92.6) | |||
| K22 | トマム駅 | 21.3 | 98.6 | ||
| 串内信号場 | - | (104.2) | 空知郡南富良野町 | ||
| 上落合信号場 | - | (108.3) | 根室本線との路線上の接続点 | ||
| 新狩勝信号場 | - | (113.9) | 上川郡新得町 | ||
| 広内信号場 | - | (120.1) | |||
| 西新得信号場 | - | (125.6) | |||
| K23 | 新得駅 | 33.8 | 132.4 | 北海道旅客鉄道:根室本線(営業上の接続点) |
※上落合信号場 - 新得駅間は根室本線と重複。
| 駅番号 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 |
|---|---|---|---|---|
| K20 | 新夕張駅 | - | 0.0 | 北海道旅客鉄道:石勝線(本線) |
| Y21 | 沼ノ沢駅 | 2.7 | 2.7 | |
| Y22 | 南清水沢駅 | 4.0 | 6.7 | |
| Y23 | 清水沢駅 | 1.5 | 8.2 | |
| Y24 | 鹿ノ谷駅 | 6.6 | 14.8 | |
| Y25 | 夕張駅 | 1.3 | 16.1 |
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