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赤石岳

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(南アルプスと写真左下に赤石岳(2006年11月撮影))

赤石岳(あかいしだけ)は赤石山脈(南アルプス)の山である。標高3,120mの主峰と、その北約1km弱の地点に標高3,081mの小赤石岳がある。日本百名山のひとつ。

概要

山名は山体の一部を構成する赤色のラジオリヤチャート岩盤に由来する。赤石山脈の名はこの山から転用されたものであり、その意味では赤石山脈全体の主峰とも言える。ただし、高さでは北岳間ノ岳悪沢岳に次いで、南アルプスで4番目である。山頂には一等三角点が設置されており、一等三角点としては最高所のものとなっている。

稜線の東側斜面にはいくつかのカール(圏谷)が見られ、これは日本国内では最南端の氷河の痕跡である。(もちろん、世界に目を向ければアフリカや南米には赤道直下にも氷河が現存するが)また、小赤石岳から赤石岳山頂にかけては高山植物のお花畑が広がっている。

登山道

登山道荒川岳方面から聖岳方面に至る南アルプスの主縦走路が山頂を通っている他、東斜面(静岡県側)の椹島(さわらじま)と結ぶ登山道と、西斜面(長野県側)と結ぶ小渋川沿いの登山道がある。

山小屋

山小屋は、荒川岳との鞍部に荒川小屋、椹島と結ぶ登山道の上部に赤石小屋、聖岳方面に下った地点に百間洞山の家、登山口の椹島に椹島ロッジがあるほか、山頂に赤石岳避難小屋があり、夏期には管理人が常駐して寝具と簡単な食糧の提供がある。荒川岳と同じく、この一帯の大部分は東海パルプの所有地となっており、上記の山小屋はすべて東海パルプの子会社東海フォレストの経営となっている。

逸話

東海パルプの前身、東海紙業の創業者で大倉財閥の大倉喜八郎は、1926年夏、88才の時に「自分の所有地の一番高いところに登りたい」と、約200人の人足を引き連れ、駕籠に担がれて、大名登山のごとく赤石岳に登頂した逸話は有名である。

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