読み込み中...仙丈ヶ岳、あるいは仙丈岳(せんじょうがたけ・せんじょうだけ)は、赤石山脈(南アルプス)の北部にある標高3,033mの山である。
北東に小仙丈岳(2,855m)・南西に大仙丈岳(2,975m)の小ピークを従え、さらに大仙丈岳の南側には、南アルプス中部の塩見岳に至る長大な仙塩尾根が連なっている。また、尾根の間には、東側に小仙丈カール・北側に藪沢カール・南東側に大仙丈カールと三つのカール(圏谷)を擁し、山容は比較的穏やかであるが、西面は急峻で岳沢が沢登りや冬季の氷瀑登攀の対象となっている。高山植物の非常に豊富な山として知られている。日本百名山の一つ。
1980年代に南アルプススーパー林道が開通するまでは、南アルプス中でももっとも奥地の山であったが、現在はふもとの北沢峠(標高2,032m)まで、山梨側からは広河原より南アルプス市営、長野側からは長谷より伊那市(旧長谷村)営のバスが運行しており、東京方面からは1泊2日でも登頂可能である。日本の3,000m峰の中でも容易に登れる山となった。
登山道は北沢峠との間に尾根筋(小仙丈尾根)と谷筋(藪沢)の二本あるが、途中尾根筋から谷筋にトラバースする道がある。谷筋道はトラバースする道との合流点から一旦尾根に上り(馬の背)しばらく尾根を縦走してから再び藪沢の最上流(仙丈カール)に下るが道としてはなだらかな上りとなっている。そこから再び尾根に上り返すが登りきった所から程なく頂上となる。トラバースの道より上部は尾根筋道が小仙丈岳がある分少々のアップダウンがあるが、森林限界を抜けてハイマツ帯に入ったときに一気に眺望が開け、南アルプスの山並みが広がる。一方、谷筋道はほぼ一定の上りの勾配になっているので登りやすくかつ時間も短くて済み、上部の3軒の山小屋もこちらの道筋にある。さらに、戸台からのコースとを結ぶ丹渓新道、南方の大仙丈岳を経て塩見岳に至る仙塩尾根の縦走路があり、そこから分岐する登山道から両俣小屋・間ノ岳に至ることもできる。
山頂の北側、北沢峠との間の登山道で、尾根筋道から谷筋道にトラバースする道上に藪沢小屋、トラバースする道と谷筋道の合流点から少し登った所に馬の背ヒュッテがあり、谷筋道の頂上直下には仙丈小屋がある。仙丈小屋は基本的には無人小屋であるが、夏のシーズン中は一部期間有人小屋になる場合がある。また、ふもとの北沢峠付近にも長衛荘・北沢駒仙小屋・大平山荘と3軒の山小屋がある。また、以前は現在の仙丈小屋の周辺がキャンプ指定地だったが、現在は北沢峠のキャンプ指定地を除き、全山幕営禁止となっている。
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