村八分(むらはちぶ)は、日本のロックバンドである。
HMVによるTop 100 Japanese pops ArtistsのNo.33に選ばれている。
概要
日本のロックにおいて「伝説」「まぼろし」とされたバンドである。
日本的な風情をもった攻撃的な楽曲を展開。ドラムスがズレようとおかまいなしに突き進み、時には客とケンカし、音源の発表よりもライブにこだわりつづけた。
ボーカルのチャー坊のステージ上でのダンス、挑発的ながらユーモラスなMC、美声とは程遠いがなり声、「めくら」「びっこ」など現在では差別用語と言われるような過激な表現の歌詞など、アンダーグラウンドな雰囲気が漂うバンドである。
また、山口冨士夫の中性的なメイクはグラムロックのそれを先取りしていたともいえよう。
今もインディーズ好きや、サブカルチャーに興味を持った若い世代のファンも獲得している。現在のミュージシャンでも影響がうかがえるものも少なくない。
メンバー
初期メンバー
-
柴田和志 (1950年 - 1994年4月25日)
-
ボーカル担当。通称チャー坊。
-
山口冨士夫
-
ギター担当。元ダイナマイツ。
-
浅田哲
-
ギター担当。1973年2月頃脱退。
-
青木真一
-
ベース担当。1971年脱退。
-
1976年にSPEED(後年のアイドルグループとは無関係)を結成、1980年代後半まで活動。
-
恒田義見
-
ドラムス担当。
途中加入メンバー
-
上原裕
-
ドラムス担当(2代目)。1972年脱退。後に沢田研二のエキゾチックス、忌野清志郎のラフィータフィーなどで活躍。
-
渡辺作郎
-
ドラムス担当(3代目)。通称カント。
-
加藤義明
-
ベース担当(2代目)。1972年8月加入。
-
エーイチ
-
ギター担当(2代目)。
-
村瀬シゲト
-
ドラムス担当(4代目)。
歴史
エピソード
-
唯一の公式アルバム『ライブ』であるが、レコード会社「エレック」の倒産や歌詞の問題もあり、長らく廃盤になっていた。最近になって再発された「完全盤」でも「あッ!!」はあまりにも歌詞が過激と言う事で収録されなかった。ようやく『ライブ+1』というアルバムで日の目を見た。
-
ローリング・ストーンズのライブアルバム「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト」のミッドナイトランブラーの中で「カッチョイイ〜」と言う日本語らしき声が聞こえるが、これは柴田の声であるという噂がある。
-
ギタリストのCharがセックス・ピストルズを聴いて「これ村八分と一緒じゃん」と発言したのは有名な話である(ちなみにピストルズは1976年デビュー)。
-
『ライブ』の「のうみそ半分」はインストゥルメンタルで歌がないが、これは単に柴田が急に歌わなかったためで実際には歌詞があるという。このように他のライブでも歌わなかったり歌詞を突然変えることは日常茶飯事であった。
-
大半の曲がギターから始まる。これは結成当初、山口以外の他のメンバーがプロとしての活動経験が殆どなかったため、安定したリズムで演奏するための措置である。ただし山口と柴田はあえてプロではなくアマチュアのミュージシャンを加入させたという。
ディスコグラフィー
シングル
-
Recorded Live '73 (2000年10月18日)
-
# 鼻からちょうちん
-
# にげろ
アルバム
-
ライヴ(1973年)
-
* Disk-1
-
*# あッ!!
-
*# 夢うつつ
-
*# どうしようかな
-
*# あくびして
-
*# 鼻からちょうちん
-
*# 水たまり
-
*# のうみそ半分
-
*# 馬の骨
-
* Disk-2
-
*# ねたのよい
-
*# ぐにゃぐにゃ
-
*# のびてぶぎー
-
*# んッ!!
-
*# どこへ行く
-
*# にげろ
-
*# どうしようかな
-
*# 序曲
-
*# ゴミ箱のふた
-
Live'72 -三田祭- (2000年10月24日)
-
UNDERGROUND TAPES〜1972KBS京都スタジオ・ライブ (2003年1月25日)
-
UNDERGROUND TAPES〜1973京都大学西部講堂 (2003年1月25日)
-
UNDERGROUND TAPES〜1979京都大学西部講堂 (2003年1月25日)
-
村八分BOX(2005年11月21日)
-
くたびれて(2007年6月27日)