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長さ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

長さ(ながさ)とは、2点間の空間的な隔たりの大きさを示す物理量であり、SI基本量のひとつである。この2点がひとつの物体の両端のときの長さ、つまりある物体のひとつの軸に沿った端から端までの隔たりの大きさのことを、「物体の長さ」または単に「長さ」という。「物体の長さ」が特にはっきりと定義されるのは、ひもや棒のようなひとつの軸に沿った長さが飛び抜けて長い形の物体においてである。一方、この2点が互いに離れた2地点のときは、「長さ」よりも距離という語が主に使われる。距離という語は「物体の長さ」の意味で使われることはない。

距離という語はまた、「恒星までの距離の大きさ」「アメリカまでの距離は遠い」「東京大阪間の距離は短い」というようにも使われる。これらの表現では、距離という語は2点間の空間的隔たりそのものを指すとも考えられる。

「長さ」という語は時間的な隔たりについても用いられる。ある現象が続く期間の長さを、その現象の長さという。例えば、の長さ、の長さ、寿命の長さ、歴史の長さ、などである。音符の長さといえば、その音符が示す音の長さをいう。

空間的、時間的、どちらの場合についても、長さが大きいことには「長い」、小さいことには「短い」という形容詞が用いられる。時間的な隔りについて言う時には、「永さ」「永い」という字が使われることがある。

長さのうち、以下のものは特別の名称で呼ばれる。
  • 高さ(たかさ) -- 垂直方向(重力の働く方向)の長さで、地面・水面よりも上のもの。身長、標高など。この長さが長いことを「高い」、短いことを「低い」といい、低いことを強調したい場合に「低さ」という表現が用いられる。
  • 深さ(ふかさ) -- 垂直方向の長さで、地面・水面より下のもの。水深など。また、容器状のもの口から底までの長さ。この長さが長いことを「深い」、短いことを「浅い」といい、浅いことを強調したい場合に「浅さ」という表現が用いられる。
  • 厚さ(あつさ) -- 膜状・面状のものの、面に垂直な方向の長さ。この長さが長いことを「厚い」、短いことを「薄い」といい、薄いことを強調したい場合に「薄さ」という表現が用いられる。
  • 幅(はば) -- ある物体または図形について、水平方向の2つの長さのうち短い方の長さ。道幅など。

単位

長さの単位も参照のこと。

SI単位

長さのSI単位メートルである。接頭辞をつけた以下のような単位もよく用いられる。

その他の単位

尺貫法においては、以下のような単位が用いられる。 ヤード・ポンド法においては、以下のような単位が用いられる。 天文学においては、以下のような単位が用いられる。

関連項目

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