読み込み中...白馬岳(しろうまだけ)は標高2,932mの北アルプス北部の山。日本人登山家の初登攀は1898年(明治31年)、河野齢蔵、岡田邦松ら。日本百名山の一つ。
南に続く後立山連峰とともに、南北に伸びる稜線の両側の傾斜が著しく異なる非対称山稜が発達している特徴的な山容を持つ。
東側の谷筋には冬季の膨大な積雪と周囲の山塊からの雪崩が集積した日本最大の雪渓である白馬大雪渓がある。雪渓の上部は夏期には日本有数のお花畑が広がる。高山植物の固有種や希少種も多く、高山植物群落の規模も大きいため、日本を代表する高山植物帯・特殊岩石地(蛇紋岩、石灰岩)植物群落として、1952年3月29日に長野県側の国有林を中心に、富山県・新潟県を含む広大な地域が特別天然記念物「白馬連山高山植物帯」に指定されている。
また鑓ヶ岳中腹の標高2100メートル地点には、日本有数の高所にある温泉である白馬鑓温泉があり、白馬大池の北麓には蓮華温泉がある。
雪渓、お花畑、岩場、山の温泉とさまざまに楽しめる要素があり、交通の便も比較的良いことから、夏季にはたくさんの登山者が訪れて混雑する。なお、山頂直下に位置する白馬山荘は日本最大の収容人員を誇る山小屋である。夏期の登山者の大半は大雪渓を経由して登るため、夏休みの時期には大雪渓上は長蛇の列となることが多い。しかし、雪渓上は数年ごとに落石事故によって死傷者が出ているので、注意が必要である(最近では、2005年8月11日に大規模な土砂崩れによって死者が出ている)。
もともと白馬岳を中心とする山は「蓮華岳(山)」と呼ばれていた。今でも北に連なり新潟県の最高峰である小蓮華山や蓮華温泉にその名残が見られる。白馬岳の名前の由来は春になると雪解けで岩が露出し黒い「代掻き馬」の雪形が現れることから、「代掻き馬」→「代馬」→「しろうま」となったものである。
「白馬」は当て字であるから「はくば」と読むのは本来は誤りだが、現在では白馬村・白馬駅・白馬山荘・村営白馬岳頂上宿舎等は「はくば」と読むのが正式名称とされており、この山を「はくば」と呼ぶことは、一部の登山者やスキーヤーにもいる。
地元で「白馬」を「はくば」と読むことは古くから行われていたようで、白馬山荘をはじめとする白馬連峰一帯の山小屋を経営している株式会社白馬館は、1890年に現在の白馬駅前にあたる場所に登山者向けの旅館「山木旅館」を建設し、1916年には「白馬館」と改名した。また、1906年には現在の白馬山荘の位置に山小屋「頂上小屋」を設置し、1915年には「白馬山頂小屋」と改名している。また、1908年には白馬尻小屋を設置しているが、これらは「白馬」を称した当初からすでに「はくば」と読ませていた。
白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳を「白馬三山」という。
2大チェーンによる大規模な山小屋経営が行われていることが特徴である。
株式会社 白馬館系 村営系 その他