読み込み中...富山県(とやまけん、英語表記:Toyama Prefecture)は、日本海に面する日本の県の一つ。令制国の越中国に相当する。
北を日本海(富山湾)に、南を飛騨の山々に、東を親不知(飛騨山脈)に、西を倶利伽羅峠に挟まれた県である。
山間には、富山県から岐阜県に跨がる世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」や、山岳信仰で有名な立山連峰がある。
2008年4月現在「近世高岡の文化遺産群」と「立山・黒部 〜防災大国日本のモデルー信仰・砂防・発電ー〜」を世界文化遺産に登録申請中。登録されると1つの県に3つの世界文化遺産を保有する県となる。
五箇山地方では楽器ささらを使ったこきりこ節が生まれた。方言で「新鮮」を意味する「きときと」と呼ぶ魚介類に加え、名水百選・平成の名水百選にそれぞれ4ヶ所選ばれるなど名水の産地として知名度が高い。魚津市をはじめ富山湾では蜃気楼が見える。富山弁は、日本で最も古い言葉が、残されたものとされている。先出の「きときと」をはじめ『広辞苑』に収められてる方言もある。
松尾芭蕉は、富山県を「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」と詠んでいる通り、古来より稲作が盛んな地方である。反面、日本海側有数の工業立県でもある。全体的に、石川県、岐阜県飛騨地方、新潟県上越地方の、三方との交流が多い。
保守的な気風が強い。貯蓄率は高く、「越中の一つ残し」と言われるほどである。また家を基準とした家長制度を非常に重んじ、男性は庭付きの一戸建てをもってようやく一人前として扱われる。そのため持ち家率や延べ床面積は全国一位。家建設費や教育費を捻出するために共働き率が高く、大家族傾向があるため世帯収入が一位。生活保護率は全国最低。
県の中部には、概ね複数の河川が形作った沖積平野の富山平野があり、山麓部には複数の川の扇状地が重なり合ってできた「複合扇状地」が見られる。
富山県は、日本海側最大の工業集積地であり、北陸工業地域の中核である。
立山の豊富な水資源と水力発電を利用して産業が発達している。特に電気料金は北陸電力が日本で最も安い電気料金を実現しており電気料金(一般電気事業者間比較)電気事業便覧多量の電気を必要とするアルミ精錬とその関連産業が栄えてきた。臨海部を中心として石油精製、重化学工業、各種電気製造が発達している。また、特定重要港湾伏木富山港により対岸貿易や、原材料輸入における大型の貨物の輸送が容易となっている。主に工業地は富山市から高岡市にかけて連続している。
医薬品の製造・販売(いわゆる置き薬)も歴史が長い。伝統的に富山平野の中央部にある呉羽丘陵を境に東を呉東(ごとう)、西を呉西(ごせい)と呼んでいた。現在では市町村界によって区切った県東部・県西部という名称も使われている。おおむね呉東・呉西に一致するが、富山市呉羽地区は呉西でありながら県東部に属する。また、富山市婦負地区(旧婦負郡)は、気象庁の地方区分では県西部(西部婦負)に属しているが、行政区分との統一を図るため2006年3月1日より同市他地区と同じ県東部(東部南)へ管轄変更となる。
さらに、県東部を富山地区・新川地区、県西部を高岡地区・砺波地区に細分することがある。