読み込み中...また、地蔵ヶ岳の西の高嶺(2,779m)は、地蔵ヶ岳より高く、三角点もある。
実際には、赤石山脈の本流(県境)からは外れており、その支脈は、甲斐駒ヶ岳の南の駒津峰から始まり、仙水峠、アサヨ峰、高嶺と続くが、甲府盆地前面に張り出しているため、白峰三山、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、秩父山地、甲府盆地などの眺めがよく、日本百名山に数えられている。
茶色っぽい山が多い南アルプスの中で、甲斐駒ヶ岳とともに例外的に花崗岩の白い山肌となっている。また、南アルプスの中では比較的高山植物の乏しい山である点も甲斐駒ヶ岳と共通している。地蔵ヶ岳の山頂部は地蔵仏(地蔵ヶ岳オベリスク)と呼ばれる巨大な尖塔があり、甲府市内からその姿を見る事が出来る。この山域の象徴的存在である。1904年(明治37年)、この岩峰に初めて登ったのはウォルター・ウェストンである。
以前は、御座石鉱泉からの尾根道、青木鉱泉からドンドコ沢を遡る沢道が一般であったが、長丁場であるため、夜叉神峠を経由する南アルプススーパー林道が開通してからは、夜叉神峠(夜叉神トンネル入口)からの登山道が一般となり、前者の道は下降ルートとして使用される場合が多くなった。また、賽の河原付近から高嶺への尾根筋を進み白鳳峠から広河原に降りるルートも距離が短い事からよく利用される。ドンドコ沢のルートは、五色の滝、白糸の滝、鳳凰の滝、南精進の滝などの名瀑があるが、沢沿いの道であるため、台風などで荒廃する事が多い。夜叉神峠からの尾根筋の縦走路は、3つの山を結び、さらに早川尾根を経て駒津峰に至る。
山小屋は薬師岳山頂直下に薬師岳小屋、そこから夜叉神峠方向にかなり下った場所に南御室小屋がある。鳳凰小屋は地蔵岳または観音岳より下った樹林帯に位置している。南御室小屋と鳳凰小屋は幕営可能であるが、薬師岳小屋は幕営禁止となる。また、夜叉神峠・広河原・青木鉱泉・御座石鉱泉の各登山口にも宿泊施設がある。
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