読み込み中...

鳳凰星座の一輝

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

鳳凰星座の一輝(フェニックスのイッキ)は車田正美漫画聖闘士星矢』及び、それを原作とするアニメに登場する架空のキャラクター。

プロフィール

来歴

グラード財団総帥の城戸光政の非嫡子として産まれる。聖闘士への修行に際して俗世間からの情を断ち切るため、光政からは認知されていなかった。とは父母を同じくする実兄であり、幼い頃から2人きりの兄弟として育つ。幼少時に瞬のことをハーデスの肉体として狙ったパンドラと遭遇しており、この際にパンドラから痛めつけられながらも、小宇宙を発揮してなんとか瞬を守り抜いている。そしてその出来事については、パンドラによって記憶を薄れさせられていた単行本25巻、47-55頁。

瞬と共にグラード財団による聖闘士養成の道を余儀なくされる。修行地を選択するくじ引きの際、赤道直下の南太平洋に位置し灼熱地獄と呼ばれるデスクィーン島を引き当てた瞬に替り、自らがその修行地を選ぶ。瞬が代わりに引き当てたアンドロメダ島が、デスクィーン島と変わらない地獄であると知ったとき、瞬をいま一度救わんと孤児院を脱走しようとして失敗する。その際に1万ボルトの高圧電流を浴びても死ななかったことから、既に不死身の片鱗が見えていた単行本5巻、62-73頁。。デスクィーン島で暗黒聖闘士を封印していた仮面の聖闘士ギルティーに師事し、憎悪によって小宇宙を燃やす独特の教えを受ける。

自らの拳でギルティーを倒した後、ギルティーによって自分に過酷な運命を負わせた城戸光政こそが自分の父と知らされ、憎悪が爆発。城戸光政の血を引く者、息のかかった者全てを滅ぼすことを決意する。鳳凰星座の聖闘士の称号を得ると同時に、エスメラルダの死の哀しみを押し殺し、暗黒聖闘士の長に着くこととなる。沙織とグラード財団、星矢たち異母兄弟、さらには大事に思っていた弟・瞬ですらも敵対したが、死力を尽くしてぶつかり合った末に改心し、本来の弟想いな性格を取り戻し、以後は強力な味方となる。なおアニメでは星矢たちと城戸光政との間に血縁関係はないという設定から、一輝はアーレスに洗脳されたギルティーにより悪の聖闘士に仕立て上げられ、アーレスの刺客として星矢たちの抹殺を企んだとされている週刊少年ジャンプ特別編集 『聖闘士星矢 アニメ・スペシャル』 集英社、1988年。110-111頁。

ハーデス編にて、瞬がハーデスに憑依された時は、葛藤に悩まされる描写もあった。

人物像

聖闘士として初めて現れた際には、ギルティーから植えつけられた、城戸光政の血に対する憎悪を全身から憎悪をみなぎらせており、皆を恐れさせた。彼の眼には憎しみしか映っておらず、暗黒聖闘士にすらそれほどの眼を持った者はいないとブラックアンドロメダは驚いていた単行本4巻、20頁。。しかしそれは、実際には一輝が無理をして偽悪的に醸し出していたものであり、その眼についてもシャカは一点の濁りすらないと言っている。実際、ギルティーから憎しみを持つよう仕込まれた6年間も、彼は憎しみを身につけることはまるでできておらず、ギルティーから罵られていた。一輝の憎しみは、エスメラルダを失ったショックと自分の出生に対するショックを同時に味わったことから、無理に急いて作り上げた憎しみでしかなかった。

馴れ合いを嫌って普段は単独行動をとっているが単行本7巻、26頁。、聖闘士としての使命感は固く、仲間の危機には駆けつける『聖闘士星矢大全』 53-55頁。。実弟の瞬のことは、一度は拳を向けたことがあるものの誰よりも大事に思っており、星矢達と和解してからは瞬がピンチの時は必ず駆けつける聖闘士星矢

星矢たちと異なり憩いの場所と呼べるものはないのは弟の瞬同様で、闘いのない時にどこで何をしているのかは原作ではまったく描かれていない。デスクィーン島で自分を気遣ってくれた瞬と酷似した少女エスメラルダは、瞬と同様に大切な相手であり、アニメのみ、エスメラルダの想い出のある場所として一輝がデスクィーン島を訪れる描写があるテレビアニメ第32話。。偽者だと分かってさえいれば、瞬の姿をしたリュムナデスを躊躇なく貫くことができる容赦なさを見せたが、それがもしエスメラルダの姿であったならば自分は殺されていたと述べている。

青銅聖闘士最強の実力者であり、その強さは青銅聖闘士を超越し、格上のはずの白銀聖闘士御者座のカペラを一撃で葬っている。「恐ろしく攻撃的な小宇宙」と称される強い小宇宙を持ち単行本6巻、167頁。、当たる相手も乙女座のシャカ双子座のサガカノンなど、敵の最強クラスであることが多い。その守護星座である鳳凰(フェニックス)の如く、強力な敵との戦いにおいて消滅したと思われても必ず蘇り、仲間の危機にはさらに強大な小宇宙を発しながら現れる。

聖衣

鳳凰星座の聖衣
師ギルティーを倒したのち、デスクイーン島を席巻していた暗黒聖闘士の長・ジャンゴを倒し手に入れた聖衣単行本5巻、29-30頁。。最強の青銅聖衣とされるこの聖衣は、聖衣の力を引き出すだけの小宇宙の持ち主でなければ纏うことはできず、それだけに鳳凰星座の聖闘士は未来永劫現れないとまでいわれていたが、聖闘士の歴史上、一輝がが初めて鳳凰星座の聖闘士の称号を手にした週刊少年ジャンプ特別編集 『聖闘士星矢コスモスペシャル』 集英社、1988年、54頁。。原作では不死鳥の「炎」をイメージしたオレンジ色の彩色で描かれているが、アニメ版では白と青を基調にした配色となっている。
全聖衣の中で唯一、他の聖衣とは異なり強い自己修復機能を持っており、破壊されても一握りの灰さえあれば完全に甦る。この機能はシャカも「黄金聖衣にもないもの」と驚嘆した単行本10巻、59頁。。アニメでは十二宮戦の直後の修復前にシャカの血を受けたことがある。尾の部分は、牽制攻撃として手裏剣のように使用することもできる。初登場時にはマスクと共に遮光ゴーグルが装備されていた
さらに自己進化能力もあり、サガとの戦いに挑んだ際や、冥界に赴いた際には形状までもが変化した。鳳凰の翼は装着時には収納されているが、パンドラの首鐶を受け取りエリシオンに向かう際には翼が展開した。エリシオンの最終決戦においてはアテナの血を受け、他の青銅聖衣と共に神聖衣へと進化を遂げた

必殺技

鳳翼天翔
小宇宙を最大限に高めた拳により、鳳凰の羽ばたきのような強力な烈風を放って相手を吹き飛ばす技『聖闘士星矢コスモスペシャル』 216-217頁。
一輝の唯一の打撃技だが、威力は高い。しかし、シャカやサガには涼風の如く何度もあしらわれており、一方で(その後の一輝の成長もあるとはいえ)彼らよりはるか強大なタナトスに対してはマスクを真っ二つにするなど、相性の問題なのか相手によって効果の差が激しい。
鳳凰幻魔拳
相手の心の中に潜んでいる恐怖心を増大させることで、相手の神経にダメージを与え、幻覚や悪夢を見せて精神を破壊する技。この技で精神をズタズタにされた相手の体には、力はほとんど残らない。
威力を調節することで、相手を操ったり、自白させたりすることも可能単行本18巻、14頁。

脚注

参考文献

外部リンク

 読み込み中...

ブログレシピコミュニティお小遣いふくびき壁紙写真

Copyright(C)2008 GMO Media, Inc. All Rights Reserved.