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名刺

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

名刺(めいし。中国語名片英語Calling Card、英Visiting Card Business Cardの表記も)とは、1枚の硬いに所持者の社名、社名ロゴ、所属部署、氏名、肩書、郵便番号、住所、連絡先電話番号、URLQRコードなどの情報が印字・印刷されているもの。環境に配慮した紙を使用した名刺の場合、エコマーク、間伐材マーク、FSC森林認証マークなどを印刷することもある。

概要

日本韓国台湾中国などの東アジアでは、仕事上の初対面の挨拶として最初に名刺を交換するのが慣習化しており、東南アジア諸国でも一般的である。また、警察関係者が、情報提供をもとめて聞き込み相手に渡す例もある。

欧米では、2000年当時でも名刺交換の習慣は皆無であった。しかし、ごくごく近年では、東アジアの慣習に習い、また、メールアドレスの交換の必要から、名刺の使用は珍しくない光景になりつつある。

名刺のサイズはいわゆる黄金比である。 日本の標準サイズは91ミリ×55ミリ。 欧米の標準サイズは3.5インチ×2インチ(51ミリ×89ミリ)。 他に3号サイズ(49ミリ×85ミリ)や

小型4号サイズ(70ミリ×39ミリ)もある。

そもそも仕事上の道具であるため、白地に縦書きの名刺を用いる例が大多数であった。しかし、1980年代のバブル経済の頃から、デザイナーやディレクターなどのカタカナ職業を中心に、横書き、カラー刷り、イラスト入りなどが増え始め、現在では「白地に縦書き」でなくとも「マナー違反」を咎められることはない。営業マンなどは、取引先に覚えてもらうために顔写真入りの名刺を使うこともある。また、ホステスなどの接客業の女性も、初対面の客に名刺を渡すのが一般的であり、この場合、小型で角のないデザインになっている例が多い。また、点字を付した点字名刺というものもある。

1990年代後半から2000年代前半にかけて、プリント倶楽部の関連商品として「ネーム倶楽部」という名刺作成機がゲームセンターに置かれていることもあった。ビジネス用ではなく個人用として、キャラクターのイラストや柄の入った名刺が作成できた。

東洋での名刺

「名刺」はその性質上「名紙」と書き間違われそうであるが、「名刺」が正しい。

発祥は古代中国の後漢頃に遡る。士大夫階級が、誰かの邸を訪問する際に、門前の箱に「刺」と呼ばれる、姓名と身分を書いた札を投じて、取次ぎを要請した習慣がそれとされる。

三国時代の武将朱然(182年−248年)の墓が1984年に発見され、発掘された結果、副葬品に彼の「名刺」が発見された。これが現存する最古の名刺とされる。

名刺の記載項目例

TEL: 電話番号 FAX: ファックス用の電話番号 EXT: (本人の机にある電話の)内線番号 E-mail メールアドレス ※○パソコン ×携帯電話 URL: ホームページアドレス H.P: 携帯電話番号

関連項目

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