読み込み中...名刺(めいし。中国語名片。英語米Calling Card、英Visiting Card Business Cardの表記も)とは、1枚の硬い紙に所持者の社名、社名ロゴ、所属部署、氏名、肩書、郵便番号、住所、連絡先電話番号、URL、QRコードなどの情報が印字・印刷されているもの。環境に配慮した紙を使用した名刺の場合、エコマーク、間伐材マーク、FSC森林認証マークなどを印刷することもある。
欧米では、2000年当時でも名刺交換の習慣は皆無であった。しかし、ごくごく近年では、東アジアの慣習に習い、また、メールアドレスの交換の必要から、名刺の使用は珍しくない光景になりつつある。
名刺のサイズはいわゆる黄金比である。 日本の標準サイズは91ミリ×55ミリ。 欧米の標準サイズは3.5インチ×2インチ(51ミリ×89ミリ)。 他に3号サイズ(49ミリ×85ミリ)や小型4号サイズ(70ミリ×39ミリ)もある。
そもそも仕事上の道具であるため、白地に縦書きの名刺を用いる例が大多数であった。しかし、1980年代のバブル経済の頃から、デザイナーやディレクターなどのカタカナ職業を中心に、横書き、カラー刷り、イラスト入りなどが増え始め、現在では「白地に縦書き」でなくとも「マナー違反」を咎められることはない。営業マンなどは、取引先に覚えてもらうために顔写真入りの名刺を使うこともある。また、ホステスなどの接客業の女性も、初対面の客に名刺を渡すのが一般的であり、この場合、小型で角のないデザインになっている例が多い。また、点字を付した点字名刺というものもある。
1990年代後半から2000年代前半にかけて、プリント倶楽部の関連商品として「ネーム倶楽部」という名刺作成機がゲームセンターに置かれていることもあった。ビジネス用ではなく個人用として、キャラクターのイラストや柄の入った名刺が作成できた。
「名刺」はその性質上「名紙」と書き間違われそうであるが、「名刺」が正しい。
発祥は古代中国の後漢頃に遡る。士大夫階級が、誰かの邸を訪問する際に、門前の箱に「刺」と呼ばれる、姓名と身分を書いた札を投じて、取次ぎを要請した習慣がそれとされる。
三国時代の呉の武将朱然(182年−248年)の墓が1984年に発見され、発掘された結果、副葬品に彼の「名刺」が発見された。これが現存する最古の名刺とされる。