読み込み中...六花亭製菓株式会社(ろっかていせいか)は、北海道帯広市に本工場を構える菓子メーカーである。
現在、帯広地区に13店舗、札幌地区に35店舗、釧路地区に8店舗、函館地区に4店舗を有し、北海道内の広い範囲に出店している。そのほか、インターネット通販も行っている。
坂本直行による草花の絵をモチーフにした包装紙が有名。またマルセイバターサンドは北海道銘菓として人気が高い。
当初は、北海道内に数店舗あった千秋庵という和菓子店の1つで、札幌千秋庵からの暖簾分けという形で店員の岡部勇吉が独立し、1933年、帯広千秋庵として開業した。岡部は4年で勇退し、札幌千秋庵店員で岡部の甥である、小田豊四郎が引き継いだ。当時の帯広は人口が約3万人しかおらず、菓子があまり売れず苦心したという。帯広を含む十勝平野は大正期から日本一の豆生産地であり、元来はこれら豆類とテンサイ糖を利用した和菓子が主力商品であった。
戦後、小田がヨーロッパを旅行した際にスイスでホワイトチョコレートを食べ感激、これと同じものが作れないかと工夫を重ねた上で自社生産を開始した(当時、ホワイトチョコレートを製造販売する業者は日本国内にはほとんど存在していなかった)。1972年頃から「帯広には白いチョコレートがある」という話題がカニ族の若者を通じて全国に広まり著名になった。
その後、多店舗展開するようになるが、札幌には既に同系列店の札幌千秋庵があり、そのままの屋号では進出できなかったことと、ホワイトチョコレートの製造方法で発生した札幌千秋庵との考えの相違から、1977年に千秋庵ののれんを返上、六花亭に屋号を変更した。「六花」は、六角形の花、すなわち雪を意味する。
同社の新聞広告の中で、小田が北海道産の小麦を否定したと誤解されかねない発言をして波紋を呼んでいる。
問題の広告は2007年5月16日付け北海道新聞夕刊に「社長の思い」と題して掲載されたもので、「今のところ私どものお菓子に道産(北海道産)小麦の出番はない」、「地産地消にこだわりすぎて、製品のおいしさをないがしろにしては本末転倒」と記している。
北海道産の小麦はうどんなどの製麺用の品種が大半で菓子向け品種は少ない。広告によると同社を代表する菓子「マルセイバターサンド」には北米産の小麦が使われているという。
これに対し、北海道で牧場も経営するタレントの田中義剛が5月23日付け北海道新聞夕刊のコラムなどで「どんな食べ物にも作った人の思いがある。それをメディアで否定的に紹介したら、作った人は傷つくだろう」と反論。生産者の間でもショックを受けた者は少なくないという。
六花亭では「道産小麦や農家を批判している訳ではない」と説明しているが、賛否両論の意見が同社に寄せられているという。
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